忙しいというか・・・集中できないんですよね。
気が散るとなかなか筆がすすまず。
学校では「年度」が終わろうとしています。
先日、年度末の学代の集まりがありまして。
まあ、今年一年ご苦労様でしたーーとか、そんな話をされて。
一人一言みたいなムードになって。
誰かが「常置委員というのはやってみるまでそのよさはわからない。
やってみれば何となく身になったと思うけど。
でも、6年間に1度は必ずやって下さいといいつつ、一度もやらない人が
います。その点はどうするのですか」
という質問があり。
毎年4月に繰り返される光景が目に浮かびました。
簡単な委員は競争率が高く、学代と広報は誰も希望者がいず
「一度もやった事ない人」で指名しても「仕事をしてますから」と言われて
もめる。
去年の4月。バザー長を決める時に、全員出席しておらず
「いる人だけで決めてという事ですから」と言ったら
「そんなの不公平だ」と騒ぎだし、結果的に運動会の朝に決めた・・・という
ような事があり。
つまり「平等って言ってる以上、平等にやってよ」と思う人あり、
「仕事している人に真昼間の常置委員をやらせるのは無理」と思う人あり。
PTAではいわゆる「履歴」を作って、一度も常置をやった事ない人にさせようと
した事があるのですが。
「6年生の親だった人の履歴は消えるのか」
「兄弟でいる場合、どうするのか」
とか、不公平感がいや増して、何の働きもしなくなりました。
私は、
「双子ちゃんの親が増えている事は御存知ですか?」と言いました。
「双子の場合、2人で一人。両方のクラスで常置は負担なので、どちらかが
配慮します。でも頭数が一人減るので・・・
また、「私は心の病なので常置はおろか何もできません。我が家に電話を
してこないでください」という申し出もありました。一人だったので、まあ仕方ないと
思いましたが、こういう方がたくさん出たらどうするのですか?」
と聞きましたら、学代の委員長さん達は驚き過ぎて言葉が出ませんでした。
双子が増えている事。「心の病」といってPTAから離れる人。
「パートのフルタイムでシフト制なので時間がとれません」という人。
今の保護者は環境が様々です。
なので、つい・・・・
「PTAの緩やかな縮小を。特に常置を統合して減らし、活動の縮小と合理化を
はかるべきでは?昭和40年代と同じ事を今もやるというのは負担です。
どうしてもやらせるなら、見返りが必要です。あるいはサークル活動のように
するとか」
と言ってしまいました
ヨンジュナの小学校は市内でもPTA活動が活発な学校で、保護者の関わり方も
濃密、かつボランティアという名の学校教育への関与も多い。
上の子達の世代までは、専業主婦も多かったし、働いている人も有休ある
正社員か公務員、ナース・・・だったので、比較的休みがとりやすかったかも。
でも今は、非正規雇用が多く、1時間休めばその分手取りが減る・・・という人が
多い。専業主婦でも介護や子育てに時間をとられる人も多い。
ライフスタイルが変わっているのだから、PTAや常置も変わるべきではないかと。
そしたら「だって子供の為なのに。学校に来ることが負担だなんて」と
委員長が言い出し、私の方がびっくりしましたよ。
各委員の長、およびPTA運営委員の方々は月に一度、学校に集まって
会議を開き、報告会をします。
そこで1年間の行事がスムーズに行われるように取り仕切るのです。
PTA活動は本当に大変。
これをボランティアでやってる方々を尊敬いたします。
(まるで宝塚のファンクラブの会長さんのようです)
が、そんな方々ですら、
少子化・高齢出産化による負担増
双子の増加による1クラスの世帯数の減少
非正規雇用
という問題をほとんど知らないという現状に驚くばかりです。
多分、テレビのニュースをほとんど見ないか、あるいは見ても
「自分には関係ない」と思っているんでしょうね。
今回、自分でも「やめときゃいいな」と思った事は事実なんですけど。
でも、やっぱり言ってしまったんですね・・・・・
だって、今後はこんな家庭だらけになるんですもの。
みんな「6年間の辛抱。波風を立ててはならない」と思い込んで今に至って
いるんだと思います。
げんに
「そういう話はずっと昔から出ておたけど出来ずに今まできました」と
言われましたし。
それでも言わなければ、何も始まらない。
好奇の目で見られる事は当然ですが、それでも後々の為に言わないと
いけない事はあるんじゃないかと。
大げさですが
誰もが「今さえ辛抱すれば」と思ったら、何も解決しないのです。
もうすぐ4月。
常置・・・どうしようかなあ。
バザーだけはやりたくないので、結局はそっちへ行くんだよね
でも、こんなにも拒否反応を示す常置が多いなら、考えるべきですよね。