朝日の社長の会見は、開いた口がふさがらないというより、より怒りを増幅させるに
十分であった事を一言付け加えさせて頂きます
そして、こんな官僚言葉ではわかりにくいとおもうので、木村氏の気持ちになって
「訳」をつけてみました。
吉田調書について
木村 「朝日新聞は東京電力の事故調査委員会が行った吉田所長への聴取、
いわゆる吉田調書について政府が非公開としていた段階で独自に入手致しまして、
5月20日付で第一報を報じました。その内容は3月15日朝、東電社員の9割にあたる650人社員が、
吉田所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第2原発に撤退をしたというものでした」
「吉田所長の発言を紹介して、過酷な事故の教訓を引き出し、
政府に全文公開を求める内容でした。しかし、その後の社内での精査の結果、
吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、命令違反で撤退という表現を使った結果、
多くの東電社員らがその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事だと判断致しました。
『命令違反で撤退』の表現を取り消すとともに、読者および東電のみなさまに深くおわびを申し上げます」
(朝日新聞は、独自に入手した情報を元に記事を作成したんです。
それによれば3月15日、東電社員の9割が吉田所長の命令に違反して逃げちゃったという内容だった。
だけど、その情報を読み解く過程で間違っただけです。「命令違反で撤退」という言葉を使った
ばっかりに「逃げ出した」ように思われてしまって・・・・ごめんなさい)
「吉田調書は朝日新聞が独自取材に基づいて報道しなければ、
その内容が世に知らされることはなかったかもしれませんでした。
世に問うことの意義を大きく感じていたものであるだけに、
誤った内容の報道になったことは痛恨の極みでございます」
「現時点では、記者の思い込みやチェック不足が原因と考えていますが、
信頼回復と再生のための委員会を早急に立ち上げ、あらゆる観点から問題点をあぶりだし、
読者のみなさまの信頼回復に何が必要か、検討してもらいます」
(だけど うちが独自取材しなかったらこの内容は世間に知られなかったわけで。
そういう意味ではうちはいい仕事をした筈。
たまたま解釈の仕方を間違っただけじゃないか。
責任を取らせるから)
慰安婦問題について
木村 「今日の会見は吉田調書に関してだが、この間ご指摘いただいている慰安婦報道についても
説明させていただきます。
(8月)5、6日に、慰安婦問題の吉田清治氏の証言は虚偽と判断し取り消しました」
「ただ、記事を取り消しながら謝罪がなく批判をいただきました。反省するとしましたが、
事実を旨とする報道であるべきでした。誤った報道と謝罪が遅れたことに
おわび申し上げます」
「PRC(朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」)と別に、
ジャーナリストや歴史学者で第三者委員会を立ち上げ、
特集紙面の妥当性と朝日の慰安婦報道が妥当だったか徹底して検証し、
この結果を紙面でお知らせします」
(慰安婦問題の吉田証言は嘘と判断し取り消しました。「反省してます」って言ったのに
「謝罪なしか」と言われたので、一応、おわびしますね)
結論として
木村 「これに伴い、報道部門の最高責任者であります、杉浦信之編集担当の職を解き、
関係者を厳正に処罰を致します」
「むろん経営トップとして私の責任も逃れません。
報道にとどまらず、朝日新聞に対する読者の信頼を大きく傷つけた危機だと重く受け止めており、
私が先頭に立って、編集部門の抜本改革など、再生に向けておおよその道筋をつけた後、
速やかに進退について決断します。その間は社長報酬を全額返納します」
(報道部門の最高責任者である杉浦信行編集担当に詰め腹を切らせます。
私の責任?それはあるとは思うけど色々仕事が残ってるし、進退についてはその後で。
一応、その間は給料なしで)
これらの言葉のどこに「謝罪」の気持ちがあるのか・・・・・私には読み取れないけど
それは朝日風に言うと「間違った解釈」なんですか?
こまごました応対もめちゃくちゃ頭に来ますけど、記者から「思惑があって書いたんじゃないか」との
質問に対する
杉浦 「そういう意図的な記事を書いたのではないかというお話ですが、
そういうことではありません。
非常に秘匿性の高い資料であったために、この記事の吉田調書を直接目に
触れる記者の数をすごく限定しておりました。
もう一つは、取材にあたった記者たちはいわゆる福島原発事故の取材を長く続けている、
いわば専門的な知識を有する記者でした。その結果、
取材班以外の記者やデスクの目に触れる機会が非常に少なく、
結果としてチェックが働かなかったと判断しています」
(取材した者達はみんな長い人ばかりで信用してたから間違っただけです)
すごい言い訳です。この杉浦という人、一人で責任をかぶるつもりらしいけど
裏でどんな大きな報酬があるんでしょうか?
身辺に気をつけて守ってあげないと・・・・てな状況になるのでは?
池上氏のコラム休載に関して
木 村「いわゆる池上さんの『新聞ななめ読み』というコラムは長い間、朝日新聞の売り物のコラムでした。
私も好んで読ませて頂いております。
今回、池上さんから原稿を頂いた。その内容が朝日新聞にとっても厳しいものであるという話は
編集幹部から聞きました。
私は感想は漏らしましたが、編集担当の判断に委ねてあのような経過をたどったということです」
(私は休載しろと言った覚えはなく、ただ感想を述べただけ。回りが勝手に解釈したんですね)
もうね・・・韓国人も真っ青の言い訳の仕方で。ドラマを見ているみたいです。
そのうち、点滴ぶら下げながら泣くんじゃないの?
慰安婦問題についての謝罪記者会見が遅すぎた件について
木 村 「ご承知の通り、8月5、6日で検証しました。
今でも私ども、この内容については、自信を持っています。
ただし、冒頭の説明でもありましたが、吉田証言を取り消したにもかかわらず
謝罪がなかったということと、それからもう一つ、長きにわたって長きにわたって、
遅きに失したということについては、やっぱり、5日の紙面で訂正しておくべきじゃなかったのかな、
謝罪しておくべきではなかったのかなと思いました」
「ただし、その後、皆さんからご批判を受けた中で、ある機会の中で、
誠意を持ってこの間の足らなかったことに関して謝罪しないといけないという思いに至りました。
それが、たまたまこういうことで、お集まりいただいたが、併せてご説明させていただいたということです」
(今だって間違っているとは思わないけど、みんなが謝れというので、
これは謝った方がいいのかなと思いつつ、さらに新聞社が傾いて来たので、
やっぱり謝っておいた方がいいかなと)
どこぞの東宮妃と同じような言い方をする人なんだなと。
慰安婦問題に関して
杉浦 「強制連行は、そういった事実はないと認めた。
しかし、いわゆる慰安婦、自らの意思に反して軍に性的なものを強いられる。
広い意味での強制性はあったと考えている」
(強制はないと認めますけど、性奴隷はいたと思います。ゆえに広い意味で強制されたとも
いえるんじゃないの?)
マスコミには、この杉浦氏の言葉をもっと大きく取り上げて頂きたいです。
全然、間違いを間違いと認めていないばかりか、言葉遊びをして、イメージを変えようとしている。
これは少なくとも報道に関わる人間がやっていい事なのかどうか。
杉浦という人は悪い意味で頭がいいんでしょう。
テレビをながら見している人や、老人や子供はこのセリフを理解できないでしょうから。
「そういう事実はないと認めた」だけが頭に残る。
だけど、後ろの方で「広い意味での強制性はあったと考えている」とはっきり言っているのです。
これを単に屁理屈と片付けてしまうわけにはいかないのでは?
そして吉田調書に関しても
杉浦 「命令があったことは事実と考えています。
しかし、東京電力の職員が命令を知っていながら、
意図して背いて第2原発に撤退してしまったという事実はなかったということです。つ
まり、命令が行き届かなかったり、混乱のなかでその命令を聞いた人たちまでが
すべて第2に撤退したという印象を与える記事を書いたことが間違いだったと思います」
(命令はあったでしょ。だけど全員が逃げたという事じゃなくて・・・命令が行き届かないとか
色々あったと。その「色々」が全てのように印象づけてしまったって話です)
極め付け
木 村 「慰安婦問題については、冒頭に説明させていただきましたが、
8月5日の検証の中で至らざるところがあったと。遅きに失したということについては遺憾に思っていますし、
おわびさせていただきたい」
「しかし、検証の内容につきましては、全く自信を持ったものですし、
慰安婦問題をこれからも、こうした過去の問題はあったにせよ、
それをきちんとした反省の上で、われわれはこの問題を、大事な問題、アジアとの和解問題、
戦地の中での女性の人権、尊厳の問題として、これからも明確に従来の主張を続けていくことは、
いささかも変わりません」
(検証の中に至らない点があった事は認めます。でも、だからって女性が強制的に性奴隷にされた
という事実があったという事はいささかもゆらいでないです)
はっきり言って「あなたに女性の人権云々を語って欲しくない」と思うけど。
朝日新聞としては中国や韓国のメディアへのアピールをしなくてはならない以上
こういう言い方をしたのでしょう。
つまり、朝日は日本国よりも中国や韓国を主眼においてしゃべる新聞社であるという事。
いくら脳内お花畑の一般庶民も、それをきっちりと頭に入れないといけません。
朝日新聞の勧誘が来たら毅然と対処。
購読を止める時もはっきりといいましょう。
庶民の言葉は実は重いのだという事を思い知らせるしか、「正しい報道」への回帰はありません。
あれほど「戦前の大本営」発表を責めておきながら、同じ・・いえ、それ以上の「悪意」を持って
国民の心を惑わしたこと。絶対に許せません。