今日は「相棒」最終回スペシャルで、ミッチー最後の回になります。
クローンを取り上げるようですが、これって今の流行でしょうか?
WOWOWの長澤まさみ主演「分身」もクローン人間が題材になっていましたし
CSIマイアミでも題材に・・・・
面白いネタだなあとは思いますが、現実味があるかどうかって所かなあ。
さて。
今期のドラマを振り返ってみましょうか。
まだ終わってないのもあるけどね 最終回寸前で脱落したのもあるし。
1位・・・・13歳のハローワーク
2位・・・・ストロベリーナイト
3位・・・・最後から2番目の恋
4位・・・・理想の息子
5位・・・・聖なる怪物たち
「13歳のハローワーク」はよく出来た脚本でした。
人間誰でも「小さい頃からやりなおしたい」と一度は思うもの。
でもそれをドラマにするのは至難の業。それをさらっとやってのけた感じ。
バブル時代の浮かれようと現在を比較し、「なるほど」と思った視聴者も多かった
のではないかと 毎回、何となく納得してみる事が出来ました。
「ストロベリーナイト」は失速気味の「相棒」に変わって刑事ドラマの王道を行く
事になるかもしれません。(映画化も決まったし)
竹内結子の多少固い演技が気になるのはあるけど、役柄的には似合ってるかな?
相棒役の西島秀俊の「王子さま」っぷりが女性から見ると「萌え」かも
高嶋兄とか、武田鉄八とか、脇も充実していますし。
「最後から二番目の恋」これはなんと言っても中井貴一の演技が光る作品。
どうって事ない日常生活の中でアラフィフの男女の「本音」に「そうだよなあ」と
ため息をつきながら見ている自分がいます
一昔前なら45歳の女性が恋をするってあまりドラマにならないような気がしますが
今時の45歳は若いっ 見た目も体も若いんでしょう。
それはいい事なんじゃないかなあ。
「理想息子」は雑誌等でめちゃくちゃ書かれていて「ワースト1」の評価もある
ドラマですが、野島信司のこの作品にかけた思いは、そんな軽いもんじゃないと
思います。母にとって「息子」とは何か。母性とは何か
どこで線引きをするか・・・など、メッセージを究極の「母ちゃんが好きな息子」を
通して語るという斬新なドラマだったと思います。
まあ、ちょっとギャグに走りすぎたかなとも思いますが。
(そういうのはクドカンの得意技だしね)
「聖なる怪物たち」は視聴率の悪さにあえぎ、結果的に打ち切りのような形で
終わってしまいましたが、脚本的には盛り上げ方が上手でミステリーっぽさが
充実していたと思います。
出来れば主人公の司馬先生をもう少し引き立たせてあげれば良かったのに。
ワーストに関していいますと
1位・・・・ダーティ・ママ
2位・・・・ラッキーセブン
3位・・・・最高の人生の終わり方
「ダーティ・ママ」は赤ちゃんを防弾ベビーカーで連れまわす刑事に「ありえなさ」を
感じてしまったのと、部下をベビーシッター代わりに連れ歩く不自然さが目立ちました。
永作演じる刑事のめちゃくちゃぶりは不愉快だったしね。
「ラッキーセブン」はやる気のないスタッフとキャストによる馴れ合い物語のように
見えました。普段は冷めて見える瑛太が熱く見えたんだから相当なもんでしょう。
「最高の・・・」は葬儀屋と刑事物のミックス版として面白く始まったはずなのに
そこに「家族問題」が浮上し、兄が不治の病を告白するあたりから失速。
最終回は見ませんでした
他に「科捜研の女」が非常につまらなくなっている事に驚き
若い職員を代えたことや、風間トオルの投入が裏目に出ちゃったかしら?
朝ドラ「カーネーション」も夏木マリになったら、あまり面白いとはいえず
尾野真千子で終わりまで行ってもよかったんじゃないかなーーって。
ブランドの勉強にはなりましたけど。
「鈴子の恋」ももうすぐ終わりますが、映美くららの演技力が光りますね。
やっぱり元宝塚トップ娘役だけあって、華やかな衣装をきちんと着こなすし
歌える踊れる何でも出来るっぷりが楽しい。
とはいえ、脚本家が3人くらいで回しているのかな?ちょっと矛盾も見えたような?
つじつまを合わせるのって難しいですよね。
「相棒」は全体的に失速。何度も言うようにやっぱり「敵」の存在がなくなった事で
ドラマの要が消えた感じ。
水谷&ミッチーの不協和音の噂が拍車をかけた?
全体的に重い話ではなく、軽くコメディタッチなものが多かったような気がしますが
もう少し右京さんならではの頭のさえを見せてくれると面白いかも。
4月からの春ドラに期待しましょう。