アメリカのドラマに「コールドケース」「HAWAI FIVE-O」というのがあります。
「コールドケース」は過去の未解決事件について捜査する話。
「FIVE-O」はハワイという一種独特な土地で事件を捜査する話。
「コールドケース」の中に日系人の話が出てきます。真面目に働いていた
日系人一家が収容所に入れられ、それでも父は真面目に息子に
「アメリカの為に戦え。そしたらきっと報われる」と教え、息子は日系人部隊に入った。
地雷に身を投じて死んでしまったのです。
「日系人部隊はもっとも勲功をあげた部隊だった」というセリフがあり、その生真面目さが
涙をさそうお話です。
「FIVE-O」の中にも真珠湾攻撃の日の式典に現れた日系人のおじいさんが
冤罪をはらす・・・という話があり。その時出てくる家宝の刀が重要な役割をします。
日頃、日本は悪い、侵略国家だった・・・と言われる日本ですけど、史実をきちんと調べた上で
描くとこうなるんですよね。
その昔、中国は日本を「法匪」と呼んでいたそうです。
どういう意味かというと、あまりにも真面目に法律を守る堅物って事です。
中国も韓国も賄賂が横行。袖の下で融通をきかせるのは当たり前の国です。
だけど日本だけは、馬鹿みたいに国際法を守って事を起こす。
最近の集団的自衛権の話もそう。
存立危機事態と武力行使危機事態の違いを詳しく示せーーどこからどこまでが
どうなんだーと野党はくってかかり、いくら「あらゆる事態を想定している」と答えても
納得しない。
そもそも、いざ戦争が始まったり巻き込まれたりした時に、法にのっとって考えに考えて
いたら手遅れになる事はわかっていても、ついつい「法律には・・・」というのが
日本的な考えなんだろうと。
日本国憲法にいう「永遠に戦争を放棄する」にがんじがらめにされた日本は
どうしてもそこから一歩突き進んで「自存自衛の為に守るべき事」まで考えを
及ばせる事が出来ない。
よそさまにアドバイスされて作った法律をここまできっちり守る国は他にはないでしょう。
その証拠に中国は南シナ海を蹂躙し、それに対してアメリカが忠告すれば
「関連の建設は、完全に中国の主権の範囲内で、道理にかない合理的合法的なもので、
いかなる国もターゲットにしていない」
中国の憲法や法律を拡大解釈し、都合のいいように書き換えている事に日本人は
気づかないのかしら。
そもそもシンガポールやフィリピンやベトナムのような国が、自国の海を奪われたり
勝手に埋立されても文句を言えないのはなぜだと思う?
国力がないからですよ。
軍事力も統率力も経済力も中国には遠く及ばないから。
それは多分70年以上前もそうだったと思います。
今、アメリカや日本などが彼らに代わって「埋立はやめるべき」と忠告しています。
多分、それは70年前とか80年前に日本がヨーロッパやソ連に対して
行った事ですよ。
本当はアメリカだってイギリスだって、東南アジアにはそれほど興味はないと思います。
だけど、もしこれによって中国が強大な軍事力を持ってしまったら困るなと
いう事で控えめに「忠告」しているんです。
それでも中国が属国韓国や北朝鮮を味方につけて、あるいはロシアを味方につけて
一歩も譲ることがなかったらどうでしょうか。
そこはやっぱり「東南アジア圏平和維持」の為に戦争になるかも。
その時、民主党や社民党風に言えば「手を出したら攻撃対象にされるし
自衛隊員が死ぬリスクも増えるから、日本は手も口も出すな」ですみますか?
自分さえよければいいという考えならそれもありですけどね。
真面目に法律を守り続けても「侵略国」と言われるなら、いっそどこに対しても
何もしてやらなきゃいい・・・とも言えますけどね。