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Channel: ふぶきの部屋
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映像で楽しむ宝塚・・・雨に唄えば

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 なかなか生の舞台を見るチャンスがなく

なんていうか・・・・ネットでチケット取れない自分が憎いわっ

という事で。このままでは舞台感想が枯渇してしまうので

「映像で楽しむ宝塚」という事で、スカイステージで放送している・・・っていうか

再放送している舞台の映像にあれこれ言ってみたいと思います

これからDVDを買おうかなーーと思っている人達(超過去のDVDを?)にも

お役に立てれば?

 「雨に唄えば」(2003年 宝塚 星組)

あーー見に行ったなあ。日生劇場に。二度も。

その2度とも傘が壊れて

思えばこの作品で紅ゆずるを発見したんだったわ。何で?

友人が「朝澄けいに似てるの」って教えてくれたんです。当時はそっくりと

思ったけど、よく見ると全然雰囲気が違うよね。

 

この作品はブロードウエイミュージカルで、原作の映画も見ました。

私はあっちのミュージカルが苦手で。

何でってだれるのよーーダンスシーンが長くて。

あのタップダンスはすごかったです。見てて呆然。こんな技術力があるんだーと。

だけど、一方で自己陶酔にも見えるというか、あまり本筋に関わりのないような

ダンスを延々と入れて面白いのか?なんてね。

それは舞台でも同じで。

ところどころだれるのーー ついつい早送りしたくなっちゃう。

最初の藤京子さんの、噛みそうで噛まない・・・途切れそうで途切れないセリフを

はらはらしながら見ていると、「見るのが怖いな」と思っていた真飛聖がドレス姿で登場。

よくよくみると安蘭より背が高いんじゃ

当時は「同期の大和悠河が二番手格で出てて、あまりいい気はしないんじゃ?」なんて

心配したけど、今映像で見ると真飛聖のおかげでどれだけ舞台が救われたかなと。

安蘭けいという人は、何事においても上手なんだけど、はっきりって面白みがないのね。

優等生タイプ。香寿たつき・・・古くは榛名由梨タイプ。

歌わせて安心、躍らせて安心、演技させて安心。だから技術がものをいう

ブロードウエイミュージカルをやらせたんだろうけど。

二番手の大和悠河もワンシーン丸々一人で歌って踊ってというシーンがあり、

それを見る限り、普段の「歌下手」も許せるかなと思う。思うけど、やっぱり

もう一皮むけて欲しかったという事で。

その点、真飛聖は役柄からして女だし、意地悪だし・・・・この際徹底的に役作りをして

やろうという意欲が燃え上がってる感じ?

ヒロインは美しく演技派の陽月華。いい意味で対照的で。

昔の宝塚作品を見るといつも「昔はこんな綺麗な娘役がいたのね」とあらためて

驚き、現状にがっくりするんだけど。

その綺麗な娘役も陽月華で打ち止め・・・・・だったかも。

(遠野あすかは綺麗っていうのとちょっと違うしな)

 

とにかく長いタップや踊りのシーンを飛ばし飛ばし見るのが

時間の節約?

映像シーンは面白いし。

磯野千尋さんが本当に可愛い声で、しかも超可愛らしく演じている。

こんな磯野さんを最近みたな・・・と思ったら「シカゴ」でした。

磯野さんって本当は可愛い路線の男役だったのかーー(いやいや

「国境のない地図」であやかちゃんに「なぜ燃えてくれない」とかいって

ムチを振るってたのもよかったよね)

 

当時はげらげら笑ってみてたけど、思えばリナ・ラモットって可哀想よね。

綺麗なのに声が悪いっていうだけでばかにされて。

好きな男性に愛されないばかりか、避けられているし。

アメリカのこういう所が好きじゃないのよね

 

フィナーレで真飛が白塗りのまま男役の格好で出てきて。

映像で見るとよけい肌の白さが浮き立って、ちょっと違和感(笑)

だけど当時の星組はある意味、人材の宝庫だったなあ。

大和も全然違和感なく星組に入っていたし。

いっそ星のトップになってたらもう少し息が長かったんじゃないか?なんて

今さら言ってもしょうがない。

今や「セレブな元ジェンヌの大和悠河さまの華麗な生活」だもんね。

 

 

 

 

 


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