ロシアが北方領土を自国民に無償で分与するんだって
北方領土の人口を増やすためだって
やる事がみえみえだよね。こうなったら日本は「戦争放棄」しているので
やられるばかり。
せいぜい「遺憾」というだけでしょう?
自国の領土を実効支配されても平気な国民は日本だけじゃない?
なんせ・・・・こんなニュースが出ても全然騒ぎにならないんだから。
そんな事より70年前の「お詫び」が先だって?
「今そこにある危機」なんてどうでもいいのねーー
池上さんの番組でしたっけ?
ちらっと「東京裁判」の様子が出て。
小さい頃から何度も見て来た東條英機の顔。当時は悪人に見えました。
なぜ、そう見えたのかというと、ナレーションのせいだったのかな。
ナレーションがとにかく、A級戦犯の方々に対し、「極悪人」という風に
報道してた。
リアルにその時代を生きてた人も、「そもそも日本が悪かったんだよ」って
しつこく言われたら「そういえばそうかも」って思った筈。
「極東軍事裁判」・・・・別名「東京裁判」
戦争の勝利者が敗者を裁くという、前代未聞の裁判
「いかなる犯罪も、犯罪が犯された後に成立した法律によって
裁く事はゆるされない」
ドイツを裁いたニュルンベルク裁判は、この法の性質を無視して行われた。
平和に対する罪
通例の戦争犯罪
人道に対する罪
罪を犯す為の共同謀議
池上さんの番組では東京裁判でもこの4つについて裁かれたと言ってました。
代表検事・・・キーナン
裁判長・・・ウェップ(オーストラリア)
A級戦犯→28名
大川周明→東條英機の頭を叩いて精神病院行き。→27名
日本人弁護人・・・清瀬一郎
「裁判官の忌避を申し立てる」→日本に対し私怨を持つウェップ裁判長jは不適格。
キーナンに黙殺される。
27人全員が「無罪」の申し立て。
(広田弘毅だけは「自分には戦争の責任がある」とい言張ったが、弁護人に
説得されて無罪を申し立てる)
清瀬一郎 「裁判そのものを否定する動議」
→ ポツダム宣言が発せられた時点での戦争犯罪を裁くならともかく
満州事変やノモンハン事件などを引き合いに出すのはおかしい。
ジョージ・A・ファーネス弁護人
「公正な裁判を行うためには中立国の裁判官を置く事が必要」
ベン・ブレイクニー弁護人
「戦争そのものは犯罪ではない。戦場での殺人は、通常の殺人罪には
当てはまらない」
「真珠湾攻撃での殺人が犯罪だというなら、広島に原爆を落とした
者の名前や命じた者の名前を挙げることができる」
「戦勝国の殺人は合法で、敗戦国の殺人は非合法だという論法は
法の上ではありえない」
→ 全てウェップ裁判長によって黙殺される
起訴事項は55条にわたる。
キーナン 「日本の天皇は、戦争犯罪人として告発しないことが決定している」
検察側の証人・田中隆吉少将
「満州事変の首謀者は、参謀本部の建川美次、橋下欣五郎、長勇。
関東軍の板垣征四郎、石原莞爾、大川周明」
「河北5省の独立問題の首謀者は、南次郎、土肥原賢二、梅津美治郎」
信憑性に乏しい記憶による証言。
キーナンの庇護を受け、自己保身の為に証言。
満州国皇帝・溥儀
「満州国の皇帝の座についたのは、関東軍の参謀、板垣征四郎から
拒絶すれば断固たる処置を取ると脅迫された」
のちに全てうその証言だった事を暴露。
言語がいくつもあり、同時通訳がうまくいかない事もあった。
南京事件を立証するにいたらず
ノモンハン事件はすでに解決しているにも関わらず、大正7年の
シベリア出兵にさかのぼってまで訴追。
昭和15年の対ソ襲撃計画について
検察 「天皇は計画を可決しましたか」
富永恭次中将「ご裁可あらせられました」
→ 危うく天皇訴追になるところ、キーナンの「天皇は訴追しない。これは
マッカーサーの意志」と言い切って決着。
真珠湾攻撃・・・ヒギンス検事
「日本側からの宣戦布告の文書は真珠湾攻撃より45分も遅れた。
ゆえに国際法にのっとっていない」
ブレイクニー弁護人 「アメリカはすでに日本の暗号を解読して、大統領は
開戦を知っていたのではないか」
蘭印攻略戦・・・カニンガム弁護人
「オランダはポツダム宣言に署名していない。この事件が発した時点では
オランダ政府はイギリスに亡命していて、国際法上の合法的存在ではなかった」
→ ウエップによって黙殺。
清瀬一郎
「大川以外の被告人は、全ての起訴事実を否定し、反証する」
「日本人にはドイツ人のような人種的優越感はなく、近隣との友好が明治以来の
伝統」
「共同謀議が訴因となっているが、かつて被告たちが一同に会したことはない」
「満州事変、日華事変、太平洋戦争のそれぞれは、異なる原因によって
起こったものではり、世界侵略を目論んだ事が原因だなどというのは濡れ衣」
「満州問題では、日本の特殊権益が国際的にも認められていた経緯がある」
「日華事変問題では、盧溝橋事件の前後に起こった中華民国側からの
挑発行為の激しさこそが、戦争を拡大させた原因」
「太平洋戦争における日本の開戦は、アメリカが行った経済圧迫や
中国国民党軍の支援、イギリスやオランダと共謀しての包囲網に対する
自衛のための戦争に他ならない」
「これらの事項に対して一方だけが正しいというのはありえない」
ブレイクニー弁護人
「原子爆弾投下は明らかにハーグ条約に違反している」
ウエップ 「仮に原爆が戦争犯罪であるとしても、この訴訟には関係ない」
→ 却下
被告の反証
荒木貞夫大将 「自分は決して満州事変に関与していなかったが
その結果については責任がある」
広田弘毅 「自分が総理大臣だった時代に、日本が行った行為の全ては
私に責任がある」
松井石根 「(各部隊の将兵の軍規などに関しては直属の上司に責任があり
傘下の師団長等にお願いする以外に権限はなかったにしても)
私は放免軍司令官として、部下を率いて南京を攻略するに
おいて起こったすべての事件に対して責任を回避するものではない」
東條英機 「天皇の裁可なしに戦争を始められるはずがない」
↓
「戦争は私の内閣の責任によってはじめたものです。
陛下はしぶしぶ同意されたというのが事実」
「(開戦について)間違ったことをしていません。正しい事を実行したのです」
最終弁論
キーナン 「まず最初に言っておきたいのは、元首相、陸軍の将軍、海軍の
提督などが一致してこの戦争を欲しなかったと証言しているのは
驚くべきこと。
日本が善アジアを侵略しようとした事は防御目的だという
主張は断じてありえない。
自国に対して供給されるべき戦略資材の供給を絶たれたからといって
その供給先となる国を攻撃するのが自衛だなどという論法は全く
傲慢無礼だ。被告たちに対しては実行した犯罪に相当する厳罰に
処するべきであり、それは人類の知っている最重刑がふさわしい」
判決
土肥原賢二 → 死刑・・・一礼して退廷
広田弘毅 → 死刑・・・家族に微笑む。場内どよめく
板垣征四郎 → 死刑・・・回れ右をして退廷
木村兵太郎 → 死刑・・・一礼して退廷
松井石根 → 死刑・・・MPを見、促されて退廷
東條英機 → 死刑・・・わかったと頷く。
他18名は禁固刑。
簡単にまとめてみました。
未熟な部分が多々あるのは承知の上ですが。(なんせ難しくて)
みなさんはどんな印象を持たれたでしょうか。
私は正直、「日本を弁護した人達が結構いたこと」に驚きました。
かれらが言った事は、全部その通りの事ばかり。
それをあっさりと却下し続けた連合軍。正当性がないのではないかと思いました。
特にアメリカ人が原爆に対して非難するという、今じゃ考えられない話もあったのだと。
今の人達より、昔の日本人の方がずっと公正で、言うべきことは言ったのだなと。
また、昭和天皇を訴追しない事はあらかじめ、決まっていたという事。
ゆえに、日本人が少しでも天皇に言及すれば、それを否定するという場面が
あります。
東條の「天皇の裁可なしに戦争を始める筈がない」というのは、当然の話。
これは天皇への「臣下としての忠誠」のあらわれと受け取ります。
結果的には、「勝手にやりました」とかばったわけですけど。
アメリカからみれば利用し甲斐がある昭和天皇、そして日本からみたら
「国体そのもの」の昭和天皇、両者の利害関係の一致が、皇室を存続させたのだなと
思いました。
被告と言われた人たちは大川周明以外は全員毅然として、言い訳もせず
見事な事です。
にも関わらず、今もって多くの日本人は彼らを「悪人」と思っているのです。
東條や広田の子孫は、戦後、いじめられたり就職できなかったり、本当に
辛い目にあったと言います。
同時代を生きていた人なら、戦犯に責任をかぶせてのうのうとしたり、いじめたり
出来る筈がない。
でもそういう人たちが大多数になってしまった。僅か数年で。
そこに日本人の国民性の浅はかさを感じずにいられないのです。
今も同じ。
本当に日本国と国民の為に行動している人は誰なのでしょうか。
惑わされずに関げて欲しいです。