3連休、いかがお過ごしでしょう?
やっぱり晴れた10月10日。曇るのも早かったけど。
でも、51年前、東京オリンピックの開会式をこの日にしたのには意味があったと思います。
二度目の東京オリンピックを何故真夏にしないといけないのか。
本当に理解に苦しみますよね。
さて。
スカステで初めて「伯爵令嬢」を見て・・・・ 言葉を失ったというか。
チケットとれなくて正解だったのか。いやーーでもなーー見たかったかなーー
あーでもーー見たらやっぱりブーブー言って書いて早霧ファンに叱られてってことに
一番悪いのは生田大和でしょう
原作をきちんと舞台化できなかった罪は大きい。
昭和40年代のドラマや漫画だったらそれでも許されるけど、21世紀の宝塚で
これはないよなーーと。
生田大和って演出能力があるのか?これでも演出家?と暴言を吐きたくなりました。
無論、オルレアンを演じたチギにも言いたい。ちょこっと演じ前違えしてない?
悪役になっちゃってるよーーと。
いや、そもそもなんで「伯爵令嬢」だったのか
上演が決まってからずーーっと「なんで?」とはてなマークが飛びまくりだったよねーー
「本当にこんな話なの?」と姫に聞いたら
「じゃあ、原作を読めばいいじゃん」と言われ・・・えーー今更・・・ブックオフで探すのも何だか。
(余談ですけど、明日海りお主演の「春の雪」をスカステで見た姫はひどく感動したそうなんです。
明日海作品は結構好きな姫ですけど、「春の雪」は別格で。何が面白かったかって
主人公の意味不明な執着心なんだそうで 「待って待って死んじゃうんだよ。なんでこんな
話を書いたのかな。誰が書いたの?」と聞くので「三島由紀夫」と答えたら
「それって誰」と言われてがくっ ほんと、わが娘ながら・・・・
「鹿鳴館書いた人」
「知らないんですけど」
「金閣寺書いた人」
「えーー全然」
「自衛隊で割腹自殺した人」
「なんで?」
そんな会話が延々と続いたのでした。「鹿鳴館」なら我が家にあるし。読めばいいのにね)
で、過去を見ると少女漫画を舞台化して納得できた作品ってそうそうないよな・・・という事に
気づきました。
「ベルサイユのばら」は例外ですけど、初演の月組を見る限り「成功」と言えたのかどうか。
あの月を乗り越えて花組版を作ったから社会現象になったのか?
「オルフェウスの窓」はポスターからしてみたくない感じで
そもそもあんな壮大すぎる話を宝塚でやろうなんて甘すぎたよねーーー
木原敏江の「紫子」
これは「夢の碑シリーズ」の「とりかえばや異聞」が元でしたっけ?
あの当時はまだ宝塚を見てなかったんですが
「なんでこれなのかしら」と思った記憶が
木原作品は本当に宝塚向きのものが沢山あるのに、よりによってこれと
「大江山花伝」とはっ
あのころ、「何で「夢幻花伝」じゃないのかな」と思ってました。
基本的に男役が女役をやるのが好きじゃないのかもしれませんけどね。
そうそう、萩尾望都作品で「アメリカン・パイ」ってのもありましたねーー
これは生で見てがっくりしたのを覚えてます。
よりによりってなんで「アメリカン・パイ」だったのか。今も不思議だーー
「銀河英雄伝説」が宝塚になるなら「11人いる!」だって宝塚になるし
「ポーの一族」ならなおさらっ
「メイちゃんの執事」ははちゃめちゃな作品だったけど、それなりに人気だったよね。
(私はドラマの方がいいけど)
だったら「黒執事」だって立派に宝塚歌劇になるのでは・・・・・とかーー
いや、それはおいておいて。
脚本・演出する人の身になって考えた
「宝塚歌劇にしたい昭和の少女漫画」
はいからさんが通る
原作・・・・大和和紀 (1975-1977年 少女フレンド)
表紙左が伊集院忍少尉、右がヒロイン、花村紅緒
ストーリー・・・・時は大正時代。
士族の娘、花村紅緒は女学生。自転車が好きでおてんば。
父の命令で華族の伊集院忍と結婚することに。
自分の意志に反した結婚話に反発しつつも、少尉を愛してしまう紅緒。
やがて少尉は出征。行方不明に・・・留守を預かる紅緒の身には・・・
波乱万丈。ロマンチックコメディ。壁ドン、お姫様抱っこ、頭くしゃっ、何でもありの
舞台になりそう。
これを
脚本・演出・・・・小柳奈穂子
月組バージョン
伊集院忍・・・美弥るりか
花村紅緒・・・
青江冬星・・・凪七瑠海
北小路環・・・
鬼島森吾・・・珠城りょう
雪組バージョン
伊集院忍・・・望海風斗
花村紅緒・・・咲妃みゆ
青江冬星・・・沙央くらま
北小路環・・・
鬼島森吾・・・月城かなと
でいかがでしょうか?
かつてバンビーズとかいうので関西地方でやってた?
その時は剣幸は冬星さん?知ってる方、教えてーー
雪紅皇子
原作・・・木原敏江(1993年 小学館)
ストーリー・・・時は南北朝。頭に角を持ち特殊能力を持つ根姫が吉野で出会ったのは
南朝の二の王子・「映宮」彼は兄の帝を助け、南朝再興を企てている。
その映宮と兄との兄弟愛、根姫との恋愛が描かれる。
脚本・演出・・・・植田久美子
雪組
映宮・・・早霧せいな
根姫・・・咲妃みゆ
帝・・・望海風斗
タランチュラの口づけ
原作・・・高階良子(昭和51年 講談社)
ストーリー・・胸元にタランチュラ型のあざを持つ蘭は、その謎を探るため血がつながらない兄タケルと
ともにアマゾンへ渡る。
そこにいたのはタランチュラ一族の王・ロワ。蘭はロワの妻だったのだ。
彼女を狙うマクンバ。戦いが始まった。
宙組
脚本・演出・・・・大野拓史
ロワ・・・朝夏まなと
蘭・・・実咲凜音
タケル・・・澄輝さやと
シルバ夫人・・・純矢ちとせ
マクンバ・・・真風涼帆
はるかなるレムリアより
原作・・・高階良子(1975年 講談社)
ストーリー・・・涙(ルイ)は幼馴染のノンが竜宮城へ消えてしまったことを忘れられず
家族からも変人扱いされたまま、成長。
やがて、彼女はナーガラージャ(ノンの転生)、スカラベ、サンダーバードと出会う。
実は涙(ルイ)はアムリタデヴィという女神だったのだ。
暗黒神ガアリイとの戦いが始まる。
月組
脚本・演出・・・小柳奈穂子
ナーガラージャ・・・龍真咲
涙・・・愛希れいか
スカラベ・・・凪七瑠海
サンダーバード・・・美弥るりか
ひとこと、コスチュームといえば星組だったんですけど。
今はなんだかな・・・って感じだし。
でも、このメンバーでいくなら結構ヒットするんじゃないかしら?