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Channel: ふぶきの部屋
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今時の女の子に読ませたい昭和の漫画ーあさぎ色の伝説

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今回は和田慎二です。

「あさぎ色の伝説」

 

1976年 花とゆめ LaLa

 

確かに持っているコミックスは白泉社なんですよ。花とゆめコミックスなの。

ウイキによると初出がLaLa創刊号とあり、ああ・・なるほどなと思いつつ。

確かに創刊号買った。表紙は木原敏江じゃなかったっけ?

一角獣のマークが・・・・

だけど、記憶の奥底に「いや、「あさぎ色の伝説の最初は別マだったぞ」という声が。

そうだよね・・・私、ずっと別マの読者で和田慎二自身ずーーっと別マに書いてるし。

彼の作品はマーガレットに載ったものでも後に花とゆめコミックスになってたりするから

油断ならず。

で、考えに考えて思い出した。

「そうだ。確かに別冊マーガレットだった。でも体調不良で途中までしか掲載されず。

その後、随分経ってから花とゆめLaLaで完結したのだ」という事。

 

主人公は沖田総司。でも「そうじ」じゃなくて「そうし」と読みます。

当時は「そうし」と読むのが一般的じゃなかったっけ?

70年代といえば「新選組始末記」による空前の新選組ブーム。

古谷一行の土方さん、草刈正雄の沖田さんが大人気

とはいえ、私自身はそんなに興味が持てず。でも友人につきあって

最終回だけみたような・・・・縁側の猫がにゃあと泣いて死んじゃうシーン。

こういう悲しい結末のストーリーは読めないタイプなので木原敏江の「天まであがれ」も

1度読んで終わりました。

後々、時代劇チャンネルで「燃えよ剣」みて「土方さんは栗塚旭が最高」って思ったけど

やっぱり何度もみたいとは思わず。

さらに後々、大河ドラマ「新選組!」を見て。ここは笑えるシーンだけ何度も見てます。

東北人にとって新選組はかなり特別な存在になると思います。

仙台には元隊士が住んでいたし。

ただ、70年代は「賊軍で悪者」の新選組が「正義」として脚光を浴び始めた頃だったのかなと。

相変わらず薩長賛美の中で、こういう「負け組」が扱われるだけで嬉しかったかも。

 

この「あさぎ色の伝説」は新選組がまだ若くてはつらつとしていたころ、沖田総司が

ほんわかとした青年と天才剣士の二面性を見せる物語で、それを見守る土方さんと

近藤さん達の仲間が楽しい物語です。

「あさぎ色」というのがどういう色なのか学んだのもこの漫画です。

 

この漫画の中の近藤勇や山南敬助などがやたら年寄りに描かれているし、

土方歳三だけ若くてかっこよくて、沖田総司は年下のアイドルっぽい扱いになってます。

それでも夢を見ている彼らの事が大好きになりますね。

個人的には、原田さんが富くじに当たって、そのお金を使って吉原の花魁と沖田さんが

一夜を過ごす・・・という話に驚いた記憶が。

あの頃はまだ子供だったのよーーー

泣かずに読める新選組。ぜひ読んでみてください。

 

 

 


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