第一報を聞いた時には驚きと同時にいつかこんな日が・・・とも思いましたが。
テレビでは被害の大きさが協調されているような気がします。
フランスだけではない、ヨーロッパ全体が危ないのです。
日本での報道は
「自由の国フランスで、「怪しい」だけでは拘束できない。ゆえに色々な人種が入り乱れて
来る。起こるべくして起こった事」
「そもそもシリアを攻撃したからこうなった」
というもの。
どことなく日本のマスコミは感傷的で、それでいてとても他人事に報道するなあという印象です。
それでも戦争は起きないだろうと回りは思ってるし。
でもこれはもうテロとかいうレベルなんでしょうか?
本土襲撃されているのと同じ状況なのではありませんか?
それが空からではなく、地上で白兵戦になっているだけで。
フランスの軍隊が遠くシリアへ行っている間を狙われたとしか言いようがないでしょう。
「戦争」というのは宣戦布告しないと始まらないらしいです
例えば、フランスがイスラム国に宣戦布告しようとしても、大元の実体(例えばフセインのような)
がはっきりししなければ布告しようがないんだよね。
イスラム国が実権を握っているのはシリアだけではないでしょう?
A国 VS B国というような単純な図式ではない。「敵国」は隣にいるかもしれないのです。
多分、日本のマスコミは「シリアを空爆したからこうなった」を強調するかもしれません。
「よその国のあれこれに手を出すと、報復を受ける。日本はどこの国にも味方をしない
中立でいるべき」と。でも本当にそうなんでしょうか?
ヨーロッパでは難民の流入が大きな問題になっています。
戦前のようにあからさまな人種差別をすることが出来ないし、人道的にもそれはどうかと思う。
だけど、人々の心の中に、なんとも形容出来ない「人種への違和感」を植え付けているのではないかと。
一方でフランス人でありながらイスラムに傾倒し、そっちの味方をする人々もいる。
民主主義である以上、思想に鎖はつけられないし。
そんな「民主主義」のジレンマを利用しているのがISではないかと。
内側に「敵」という図式は日本だって同じですよね。
どこでそれを見分け「国益」の為にどうするか。
考えないといけない時代ですね。