雪が降らない日光は何もない冬です・・・・・
冬枯れの木立と、遊覧船が消えた中禅寺湖。
日光東照宮は、階段がダメだーー もう歳なのか?
いや、上半身は大丈夫なんだけど膝がねーー
ヨンジュナには「ママ、ダイエットしなさい」と散々言われるし。そうはいっても、
大変なのは大変なのっ
ヨンジュナは「お守り」大好きな子のようで、「東照宮400年記念叶鈴お守り」系を
いくつもほしいとせがんで、結果的に買ってしまいました。
商売上手だわーー「黄金色の鈴は限定色でテレビで紹介したら即売り切れて・・・
今ならまだ手に入りますよ」なんて言われると、即買ってしまう。
まあ、神頼みしたい気分だけどね。
二荒山はパワースポットっていうか、縁結びの神様なのね。
今度、姫を連れて行かなくちゃ。
いっそ、買った鈴を全部つなげて「お鈴廊下」でも作ろうかしら?
お仕事場で「12月14日は何の日でしょう」と早稲田卒の女の子に聞いたら
「え?何の日ですか?」って聞くので「忠臣蔵」って言ったら
「それ、何ですか?」と言われてなんと答えたらいいかわからなくなりました。
うーん・・・結構テレビでは特集を組んだりしているけど、今時の子にはわからない?
赤穂浪士は遠くなった・・・・・・
歌舞伎を見ないとわからなくなったかなあ。
さて、今期のテレビドラマはTBSが快勝したとか。
個人的にはTBSというより池井戸潤じゃないの?
「花咲舞」「民王」「下町」全部池井戸潤だもの。
下町ロケットは王道のストーリー展開で視聴率20%を超えて特番まで出来る始末。
私も見ててつくづく思ったけど、
日本人が好きな話だよねーーと思います。
報われないけど、何とかその日を信じて利益度外視で頑張る
仕事というより、すでに「努力と根性による自己実現」の域ですよね。
「コンペには負けたが勝負には勝った。だからもっと努力しよう」なんて発想は
日本人にしかないんじゃないかしら?
みんな、目を真っ赤にしながら必死に仕事にまい進する姿は見てて気持ちいいです。
正論をぶつけて、それが通用しない事がわかっているけど、それでも
「やっぱり正しい事しか出来ない」という生真面目さがうけているんですよね。
そこには「働いたら負け」とか「楽して金儲けできる方が正しい」とか、そんな理屈はありません。
「負担」「体調の波」「意欲はあるけど無理しない」なんて話もない。
昭和的な話です。
主役の阿部寛は適役だし、吉川晃司も世良公則もいい味出してるけど
個人的には石井一孝と山崎育三郎という二人の舞台俳優を称えたいです。
この二人の滑舌良い、テンポいい、舞台張りのセリフ回しがドラマを盛り上げました。
それに少々オーバーリアクションの安田顕が安心感を与えるというか。
「下町ロケット」の展開は、結構「すっ飛ばし」が多いです。
過程をナレーションですっ飛ばして、「泣かせるシーン」に即持っていく。
大量のエキストラを使って盛り上げる。アップに次ぐアップで集中させる。
そしてここぞという時に泣かせる。
今田耕司なんて最初から泣いてますけど(笑)
要するに、出演者がみな、適材適所なんですよね。
テレビ局はそれをわかっている筈なんですけどねえ。
「掟上今日子の備忘録」もまさにそれだったし、「コウノドリ」も「釣りバカ日誌」もそう。
必ずしもジャニーズを使わなくてはならないとか、EXILE枠があるのがおかしいですよね。
池井戸潤の作品を読んではいないんですけど、古臭いドラマを書く人だなあと思いました。
時代劇を書きたいのに、現代劇で我慢しているというような?
こういう古いタイプのドラマがまだ健在であることがちょっと嬉しかったです。