我が家の姫とみてまいりました
シェイクスピア
なーんかとってもほっこりして楽しいミュージカルでした
トップコンビがラブラブなだけでこうも違うとはね。
どこの組とは言わないけど、ベッドシーンやってても、見ている方は
青ざめちゃうカップルもいるんだけどね
今回の話はオーソドックスだけどよく調べていて、ほどよく難しく
そしてそれぞれのキャラが立っててまとまっているなあと。
そっかー「ロミオとジュリエット」を下敷きにウイリアムとアンが出会って恋に落ちる。
そこが自然でいいよね。
こういう風に作品をコラボさせても、わざとらしく見える事があるので。
でもその後の作品・・・・「ハムレット」や「リチャード2世」がなんでそこまで
政治的にまずかったのかは、はっきりしませんが。
(要は王様が倒される話ばかりって事なんでしょう)
今の人から見た歴史と、当時の感覚は違うしね。
それと・・・ジョージ・ケアリーが最初は悪役っぽかったのに、後半はおちゃらけキャラに変身。
ジョージ&その仲間たちがもっと「悪役」としてすごみがあれば、面白かったのに。
結果的に悪者に出来なかったんだなあと思いました。
アンの出番が少ないなと思ったらラストは仮面の女性で、ウイリアムとお芝居。
そっかー脚本家が俳優も兼ねちゃうのね・・・ありえないけど宝塚だからまあいいっかと。
女王陛下の前でよくやるよーーとニタニタ笑いながら見てました。
今時のオリジナルでここまで書けたら十分じゃないでしょうか?
HOT EYES
まーさまに腕を引っ張られたい私・・・・・
「DEAR DIAMOND」の時は、正直、藤井大介も終わったと思ったけど
見事に復活
大階段を出しっぱなしにしてさらに階段をつけるというのがいいです。
「エル・ドラード」の時も思い出しましたけど、大階段の下にさらに舞台を作ると
ゴージャスに見えます。
ライトが大階段にあたってそりゃあ綺麗な事と言ったら
まさに
♪ 熱い視線ドキドキ 激しい視線パチパチ
情熱視線ビシバシ ♪ですわ。
ずっとドキドキビシバシ言ってたような気がします。
第9場かな・・・・まーさまが真風にキスするシーン。
ちょっと上に上がった台で座っている真風に、ずんずん近づいて行ってキス。
ってのには参ったっ!女の子を取り合ってたんじゃなかったの?
この肩透かし感・・・腐女子好みだわーー
ビシバシですわよ。
でも、歌謡曲メドレーは全部知ってるだけに悲しい。
だって少年隊に聖子さんだよ?モロそういう年代でしょ。
そういうのは斎藤君の十八番だと思っていたんですけどね。
14場からの流れは大好き。特にまー様がみりおん君に目をあげる所。
わあ いいなあ。私も見えないぞっと。
18場の一人ダンスは、もうちょっと振付がよかったらなあと思いました。
全体的にドキドキ感あふれるショーでした。
出演者について
朝夏まなと・・・非常に温かいトップです。引き出しが沢山あるとは思いませんけど
今回は彼女が持つ「おっとり感」がいい方に作用したのだと。
激しい部分もあり、ショーでは色気も発し、ただ優しいだけの男役では
ない事を証明。安定してていいですよね。
実咲凜音・・・とりたてて美人とは思わないのですが、朝夏との相性がいいんでしょう。
何をやっても引き立つ人になりました。
もうちょっと華があってもいいなあ。
真風涼帆・・・宙組へ行って、大変身をとげた真風。今回もヒゲがよく似合うかっこいい男役。
歌がとかダンスが・・・とか一芸に秀でているとは思いませんが、それでも立てば
骨太の雰囲気があり、将来が楽しみだと思いました。
愛月ひかる・・・・この人が今後、3番手として残って行けるのかどうかはちょっと微妙かな。
桜木みなと・・・とにかく可愛いの一言。今の所、それしかありません。
沙央くらま・・・専科として本当によく頑張ってました。組をまとめる力があるのかも。
組子としていた時はちょっと頼りなかったけど、今は安心してみていられます。
成長したなあ。
うちの星吹彩翔は歌も上手だし、ダンスも上手。演技も最高なのに、なぜか
なかなか日の目をみない。銀橋に出て来ただけいいのかな。
報われる日が来ますように。