姫ちゃんと一緒にお出かけしました。
帝国劇場へ。
でもその前に三菱一号館美術館に行きました。
これを見るために。
オートクチュールの始まりから現代に近い時期までのドレスが展示してあって
その美しさに魅了されてしまいました。
三菱一号館って本当に素敵な建物で。いかにも私好みなんですよねーー
姫ちゃんはかったるそうに見てましたけど、私は大はしゃぎ。
あらためて思いました。
「洋装」というのものには一定のルールがあるんだと。
どんな有名なデザイナーでも斬新なデザイナーでも、イブニングドレスやカクテルドレスの
セオリーからはみ出す事はない。
それは和装だってそうだし、装束だってそうですよね
「イブニングドレス」っていう以上は、絶対的に丈は長くて袖はないか短く。
写真のドレスは上がニットで下が絹。
今流行の「異素材」のコラボレーションです。
写真を撮ってもいいと言われたドレスの一つ「女帝」
すっごく素敵。
皇后陛下が好きそうなデザインですよね。
やっぱりこれが正当な形なんだなあと思いました。
ケープはあくまでも「コート」で、ぬぐものですよ・・・
日本における「お長服」や「モンタント」これは宮中における儀式や祭祀等には通用する
かもしれないけど、西洋のパーティや儀式にはおかしいって話。
今更ながらオランダ国王の戴冠式の雅子妃のドレスがおかしかったと再確認。
皇后陛下のケープ付お長服なんて以ての外です
肩を強調したければ、年齢に従ってやりようがある。
デザイナーも着る方も「洋装の歴史」には無頓着なようです。
ドレスやスーツは時代によってデザインは変わるけど、例えば刺繍がレースになって
現代によみがえったりすることもあるわけで。
皇后陛下はあえて「肩」を隠すことで奥ゆかしさを表現しようとしたのかもしれないし
日本人はなかなか肩を出したがらない習性に従ったのかもしれませんけど。
袴にブーツなんて時代もあったわけだし和洋折衷が悪いとはいいませんが
それはあくまで国内だけの話ですよ。
国王即位式に黄ばんだシルクのお長服とか、長袖詰襟のドレスとか・・・ありえないでしょ。
肩をだして長いグローブをはめる。
そのグローブの美しさといったら・・・・・色々な意味でとても勉強になりました。