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オバマ大統領 広島へ

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伊勢志摩サミットの目玉は「伊勢神宮」と「オバマIN広島」という事に

尽きましたね。

まず、伊勢神宮で各国元首が集うというのは本当に素晴らしい提案で。

清浄な空気と日本人の精神性を理解して頂けたでしょうか?

しかし・・・・何ですか?昭恵夫人の

「昭恵米」とかいうの 悪気はないんだろうけど、なーんかひっかかる。

総理大臣夫人自らが考案した無農薬米だそうで、自分の名前をつけた

三重県産のお米。

何でそこで自分の名前をつけるかな。いや、尊敬をこめてつけてもらったのかも。

でもなーーこの夫人が実は半島に心を半分売り渡していると思うと

素直な気持ちで見る事も出来ないなーー 日本酒もマッコリに見えちゃう。

昭恵夫人の髪型は全部自分の髪なのかな

ちょっと若さがなくなったような気がして。

で、27日。関東は朝から雨。

ところが午後には晴れて。

そうかと思えば羽田で大韓航空が出火して、国会議員が

広島へいけなくなったとか。

事故のようですが、何だってこんな時に。

韓国のいやがらせなの?本当なの?

韓国ではパク大統領がG7への参加を断ってアフリカへ行ったと

報道されているとか。

最初から招待されてないんですけど。

オバマ大統領が広島に着いたのは午後5時過ぎ。

エアフォース1で。すごいよね。かっこいいなと思ってしまいました。

しかし、原爆資料館にいた時間は10分?

何でも「貞子さんの鶴」にいたく感動して、自分で折った鶴を

高校生に上げた?(いつ折ったのかしら)

個人的には、被爆直後の写真とか、炭化してしまった人とか

影とか・・・そういうものをみてショックを受ける図を想像していたのですが

報道されたのは、そんなひどい部分ではなく「貞子さんの鶴」だったと。

この話はアメリカでも有名ですよね

ちらっと「朝生」を見てたら

ちょっと前までは「アメリカの原爆投下は戦争を早く終わらせる為に必要だった」

と考えるアメリカ人がほとんどだったけれど、

今時の若い人は「投下すべきではなかった」と考える人が増えているらしい。

昭和天皇実録において、昭和天皇が聖断を下すきっかけになったのは

「原爆投下」ではなく、ソ連の参戦であった事が記されているそうで

じゃあ、日本が無条件降伏に至ったのはソ連のせいって事で

考えてみれば、あの時広島に落ちた爆弾は「新型」である事はわかっても

詳しい被害状況がわからない状態だったんですよね。

原爆が落とされたから聖断ではないというのは当然の話かもしれません。

 

しかしながら、アメリカ人の考え方として

「核一つで街が滅びようとも、それで世界が救われるなら」というのも

根強くあるようです。

田原総一郎氏の話では

「昔、キッシンジャーと話したけど、「広島・長崎への原爆投下について

どう思うか」と聞いたら「あれは必要だった。正当だ」と言った。

だから「じゃあ、戦争には関係のない民間人を何十万も殺した事に関しては」

と聞いたら無言になった」そうです。

「戦争とは」 → 「戦場で軍服を着た兵士達が戦う事」

の筈なのですが、アメリカは東京大空襲と広島・長崎で、

軍服を着ていない、民間人・・・女性も子供も老人も無差別に殺しました。

広島の原爆だけが「罪」ではない。

本当は東京大空襲に関する話だって聞きたいくらいですよね。

1万人の兵士を殺しても戦争を終わらせることが出来ないなら10万の

民間人を殺してもやむを得ない。

必要悪だというのでしょうか。

 

それはともかく。

そんな世論の中でオバマ大統領が広島入りした事は大きな成果であると

言えるのです。(本当は長崎にだって行くべきですが)

このような献花する姿を世界に配信する事で

「平和を願うアメリカ大統領」の姿は永遠に刻み付けられるのですから。

たとえ資料館滞在が10分であっても。

さらにこのような画像が世界を駆け巡り「核廃絶を訴える大統領」として

名誉を得るわけです。

日本側にとってもメリットがなかったわけではありません。

広島が長年発信してきた「核廃絶」をアピールする大きな成果だったのですから。

被爆者らの言葉は世界を駆け巡り、あのような事を二度と起こしてはならないと

世界が思ってくれればいいのですが。

 原爆ドームを背景にしての大統領。

めちゃくちゃ絵になって・・・象徴的。

任期終了を前にして、「有終の美」を飾る事が出来た大統領。

これで日本との友好がさらに加速し、しっかりとした「日米同盟」が

結ばれるなら、日本にとってもよい事。

・ 日本は広島に原爆を落とされても許した

・ 日本は長崎に原爆を落とされても許した

・ 日本は各地で無差別爆撃を受けても許した

・ 沖縄でいたいけな女性が殺されても許した

「許し」は神が与えるもの。

日本の「許し」は神領域なのかもしれません。

 

けれど、だからって日本人が日本人を恨んではいけないと思うんです。

「核廃絶」を訴えるのは結構。

だけど、核を最初に持った国が、それを敵対する国に使った国が

指導者が変わったからといって、よその国に「核廃絶」というのは

本末転倒であると思います。

日本人は「原爆を落とされるような事をした日本軍が悪い」

「大空襲を受ける前に戦争をやめなかった日本が悪い」と

自国民を貶めつつ、パフォーマンス的に広島へ来た大統領に

素直に「かっこいい」と思い、「ありがとう」と感謝する。

「恨んでませんよ。今更謝罪なんていいんです。これから平和にしてくれれば」と

言う。

「戦争をなくしてほしい」の本意は

「日本が戦争を始める事によって被害を受ける私達の身になれ」という

意味で、決して他国が日本を侵略する図というのは描いていないと思います。

「核廃絶」は

「私達のような者を増やしてほしくない」(だから日本は核を持つな。

たとえ世界が核武装してでも)って事ですよね。

間違ってない。そういう考えは正しい。でも私は怖いんです。

 

オバマ大統領の言葉

「よく晴れた雲のない朝。空から、『死』が舞い降り、世界が変わってしまいました。

閃光(せんこう)と炎の壁によって、町が破壊されました。

わが国のような、核保有国も、恐怖の論理から逃れ、

『核兵器のない世界』を追い求める勇気を持たなければなりません。

私が生きている間には、この目標は達成できないかもしれません。

しかし、たゆまぬ努力で、迫り来る大惨事の雲を晴らすことができます」

「朝生」いわくこの言葉の冒頭は聖書の黙示録から引用。

任期終了が近いため、プラハで行った演説よりは言い回しが遠いそうです。

「だからこそ、私たちは、広島に来るのです。

そして、自分の愛する人々に、思いをはせるのです。

朝一番の子どもたちの笑顔。愛する人と食卓を囲む、安らぎのひととき。

両親からの抱擁。そのかけがえのない瞬間が、

71年前のこの場所にもあったのだと思い知らされます。

人々は、戦争を望んでいません。

科学の力を、人々の生活を消し去るためではなく、

向上させるために使ってほしいと思っています。

各国のリーダーたちが、その選択をしたときに、

広島の教訓を生かすことができます。

きょう、この町の子どもたちは、1日を平和に過ごしています。

尊く価値あるものです。

そして、それは、全ての子どもたちに与えられるべきもので、

それは、わたしたちが選択できる未来です。

広島・長崎は、未来にわたって、核兵器の夜明けではなく、

道徳的覚醒の始まりとして、記憶されるでしょう」

ここらへんはキング牧師からの引用と言われています。

聖書とキング牧師。

まさにキリスト教の伝道者のようですね。

そしてこの大統領を違和感なく、感謝を持って受け入れられる背景には

やっぱり彼の肌の色が関係していると思うんです。

もし彼が金髪碧眼の大統領だったら・・・・ここまで素直に聞けたかなと。

まあ、考えすぎですね。

嫌な人は読まない様に。

 

 

 


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