今年は宝塚を見るのを控えると言っていますが・・・これは去年の分だからっ
というわけで姫ちゃんと一緒に見ました。
オーム・シャンティ・オーム
私、映画を見た事がないのですが結構長い作品ではなかったかと。
それを2時間何分でおさめるというのはととーーっても大変だったろうなと思います。
インドはカースト制があって、だから「元々名家に生まれないとスターになれない」という価値観はよくわかります。
でも普通の日本人にとってはわからない事かもしれまんよね。
脚本を書いた小柳奈穂子もその辺りをどう馴染みやすく描くか苦労したようです。
とはいえ、「ダル・レークの恋」でも身分の上下で恋愛が成就したりしなかったりという事はあり、ヅカファンにとっては受け入れやすい世界では?
インド映画といえばすぐに踊ったり歌ったり。
そのイメージを崩す事無く、最初からハイテンションな踊りと歌が続いてちょっとしたレビューって感じ。
1幕目はなかなかスト―リーが続かず、歌とダンスでごまかしているような感じもありましたが、2幕目は一気にラストへ持って行く。
1幕目はよけいなシーンも多かったけれど、かといってなくしたらストーリーがなりたたないわけで、色々取捨選択した結果とは思いますが、小柳さんらしくないワンパターンに陥ったなという感じです。
特に2幕目は30年後なわけですが、その時の流れをなかなか感じる事が出来なかったのが残念。
そしていきなりラストっっていうのがかなり残念ですよね・・・・
やっぱり日本人はストーリーの整合性を求めるようになっていますので、とにかくラストは大団円で終わりという、大昔の大衆芝居というのは難しい所です。
そういうものを上演するにしては国際フォーラムは広すぎて、セットも含めてもうちょっと小劇場の方が盛り上がったんじゃないかなと思います。
とはいえ、新トップコンビのお披露目としてはめでたさがぴったりで、紅ゆずるといえばコメディで、ドタバタが本当によく似合う人だなあと思いました。
相手役の綺咲愛里の可愛い事 星奈優里の次にインド人が似合う
綺咲のシャンティがなかったら成立しえない程カリスマ性が要求される役柄でしたが、非常に上手でした。
紅と綺咲の並びがぴったりすぎて、近年まれにみるゴールデンコンビになりそうですよね。
初の「悪役」礼真琴は姿かたちがインド人に見えないかっこよさ。
悪役に見えないのが難ですけれど、こちらも綺咲との並びがよくて、いいなあと。
瀬央ゆりあと美稀千種のコンビもまた笑わせてくれました。
今まで瀬央はあまり演技派とは思っていなかったけれど、老け役が似合ういい男役になってきたなと思います。
それと!
写真でしか登場しない夏美ようさん ええっ?って感じでした。
初春にふさわしい楽しいミュージカルだったといえるでしょう。
帰りに姫ちゃんとシャンテに行ったらバーゲンセールで
そこで素敵なワンピースを見つけたのですが・・・・手持ち無しで買えないよーーといっていたら
姫ちゃんが立て替えてくれました。ありがとう。
最近、私が着る服は姫ちゃんが選んでくれます。自分のセンスに自信がなくなりましたよ・・・もう。
だって彼女が選ぶ色とか服って私が考え付かないようなものなんですもの。
若い人に従うのも重要なんだなと思います。
でも「ええーーこれーー?」とかいいながら試着すると似合うから不思議です。
おずおずと「これ・・・いい?」って言ったら姫ちゃんが「ママが気に入ったらならいいんじゃないですか?」って
どっちが母親かわからないような事をいうんです。てへっ
一方で、この日、姫ちゃんは私が上げた指輪と髪飾りをしてまして。
指輪の名前が「キムタクリング」っていうんです。
これは今から20年以上前に御徒町を歩いてた時に、小さな宝石店がSMAPメンバーに見立てた指輪とピンキーリングを売っていまして、中居君のも稲垣君のもありましたけど、私が選んだのはダイヤの部分が花びら型のキムタクリングだったんです。
当時、姫ちゃんがまだ1歳くらい。ジュニアが3歳くらいで、旦那と子供達だけで新幹線に乗って郡山に行く・・・という時、旦那が残る私にご機嫌取りの為に買ってくれたんです。
(あのころ、すぐに実家に帰りたがる旦那に怒ってたんですよ。行ったって少しもゆっくり出来ないし、フルタイムで仕事をしているのに何でこんな思いをしなくちゃいけないんだよーーってぷんぷん怒って、離婚してやるーーとか言ってた頃。指輪で機嫌が直ると考えた旦那の浅はかさ)
こんな風に私が持ってるものがどんどん姫ちゃんに譲られていき、私は500円の指輪をする・・・となっていくんですね。