一度歯車が回り始めるともう逆回転させる事は出来ないでしょう。
「歴史の歯車を逆回転させようとするものは亡びる」(BYベルばら)
アントワネットはそれを知らなかった為にほろんでしまったというわけです。
思えば、ロマノフ家のアレキサンドラも周囲の反対を押し切って結婚した結果、革命が起きてしまい、ハプスブルク家のエリザベートもまた、皇帝の一途な愛のみで結婚した結果、王朝は亡びました。
回りが「危ない」「やめた方がいい」というのには理由があり、それをごり押しすれば必ずしっぺ返しが来るわけで。日本人だけが「ミッチーブーム」で全ての国民が正田美智子さんを受け入れたと思っている。これは望まれた結婚であったと思い込んでいるんですよね。
小和田雅子さんの時も、強硬に反対する人たちはかなりいたと思われるのに、それでも「国民の総意」とか言われて決まってしまった。
皇室会議でただ一人反対した三笠宮殿下の言葉など相手にもされなかったという事です。これ以上、庶民に何が出来るか。11月4日はしらーーっとした空気が日本中を包み込む事でしょう。
何にしても「お上には逆らわない」国民性だから。
さて。
熊本市議会の緒方夕香議員(42)が生後7か月の子供を連れて議会に出勤。
任期中に出産した珍しい人。
事前に連絡しなかったので議長らに子供を外に出すように説得されるも、暫く抗議。40分遅れで始まった議会に子供の姿はなかった。
「(子育てが)社会問題になっているのに、職場では個人的な問題にされてしまう(泣く)」
ええっと・・・アグネス論争をこの人は知らない・・・・か?
若いものね。
でも、子供を産む年齢としては高齢。だから任期中でも何でも産みたかったんだろうと思うし、それはそれでいい事なんじゃないかと。
でも職場に子供を連れてくるのはいかがなものかと。保育園に預けてから来るべきでしょう。「だって待機児童に・・」っていっても、そういうの覚悟で産んだ筈です。仮に・・仮にですよ?保育園に預けられないから一緒に来ましたというなら、それこそ言語道断です。市議会議員たるもの、何もかも準備の上、仕事に支障をきたさないようにすべきです。
「職場では個人的な問題」と嘆いていますが、だってそれって個人的問題でしょ?自分の子育てを社会問題としてとらえるなんて「民衆の敵」の篠原涼子並のオツムだよ。
社会問題化する前に育児を妻に丸投げしている夫に何か言いなさい。
マタニティハイとか言われる現象なのかな。
冷静な判断が出来ずに自分と息子の世界が全てみたいになって、自分の論理を押し付けようとする事。
インタビュー受けてた白髪のおばさんは「仕込み」ですか?
「賛成かな。女性が頑張るにはそういうのをしないと」って・・・違うでしょ
向後の憂いなく子育てに専念できる、あるいは気負いなく育児と仕事を両立できる環境が必要なわけで職場にプライベートを持ち込んでいいという事ではありません。
「だから女は」と絶対に言われています。
これに関して、山東議員が「4人子供を産んだ女性を表彰」案を出して大バッシングされているそうな。
特に尾木ママは怒り心頭で「女性を馬鹿にして」と言っています。
まさにその通りなんですけど。ナチスと同じ手法なんだそうで。
少子化を食い止める為には「こどもを産んで、あるいは育てて有意義だ」と思う必要性があるのですが、どうもメリットが薄いんですよね。
ワンオペ育児と言われるように、仕事も家事も育児も全部女性一人の肩にかかってしまう現実を考えると、単に保育園を増やしたり無償化したりしただけではどうにもならないような気がします。
「子供を産むも産まないも女性の自由」ではあるのですが、子孫繁栄という事を考えると男女共に意識する必要があるような気がします。
かつてルーマニアではチャウシェスクの奥さんが中絶を禁止してガンガン望まれない子供が増えてしかも捨て子ばかりで孤児院の子供達に人の血液を直接注射するなんて事をやったおかげでエイズになってしまい・・・という悲劇もあります。
表彰するなら金をくれー!かなあ。
今の児童手当では全然足りませんもの。
学校を無償化してもノート一冊すら指定されたものを買わなくてはいけないこの時代。あまりにもお金がかかりすぎるんですよね。