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Channel: ふぶきの部屋
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ひかるふる路・SUPER VOYAGER!

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 姫ちゃんと見てまいりました

まず、キャトルでポンポンを買って・・1個800円だっけ?相変わらずいい値段だなああと思いつつ(踊る気満々)

 

 ひかるふる路 

まだ始まったばかりですので、あまりネタバレにならないようにとは思うのですが(でもかなりネタバレだよね)とにかく面白かったです・・というか感動しました

私などはフランス革命物はかなり見てきてるつもりだし、本でも読んでるし、ロベスピエールの人生自体にそんなに興味があるわけじゃないんです。

でも、幕が下がる前から隣りの姫ちゃんがやたら「ティッシュ・ティッシュ」っていうのでティッシュを渡していたんですよね。

緞帳が下がって明るくなってふとみたら・・・あらら、泣いてるじゃありませんか。

へえーーと思って。

姫ちゃんいわく「私、何で泣いているのかわからない」とかで。

でも「いや、何で泣いているかちょっと考えてよ。何に感動して泣いたの?」

「だいもん・・・だいもんの歌」だそうです。

デムーランがジョルジュに助けの手紙を送るあたりで泣きそうになっていたそうなんですが、あとはもう何が何だかわからないという事で。

文字通り「泣き虫プリンセス」になっておりました。

本当におそるべし望海風斗 で、ございます。

若いっていいですよね。素直に感動出来て。

私なんかもう年寄りだから「ワイルドホーンなんだから曲がいいに決まってる」とか「ワイルドホーン頼みの脚本なんじゃ?」とか余計な事ばっかり考えていたんですけど、曲とストーリーがきっちりあっていた事は素晴らしいです。

また「友情」の表現としては「ベルリン、わが愛」みたいにばらばら感がなく、ダントンやデムーランとの楽しい時間から恐怖政治に向かって行く過程がよくわかって悲しくなりましたよ。

時節柄、革命家とか理想家というのはやりすぎてしまうきらいがあり、それが恐怖政治・・・一党独裁に繋がって行くんだなあと。

王党派、革命派、ブルジョア、貧乏人、貴族や商人や平民・・・ごちゃごちゃになった民意を統一して一つの方向に流す為には「恐怖」で縛るしかないという理屈は本当によくわかりました。

最後はきっと自分が何をやっているのかもわからなかったろうなあ。

そんなロベスピエールの孤独感がたまらなくてね・・・・

名場面としてはジョルジュとやりあう所で、セリフの応酬がさすがっていうか、どっちの言い分もわかるけどさーーみたいな。しまいにロベスピエールがうなだれて泣きそうになってるシーンがもうね・・切ないの。

それと自ら自分を告発した時の表情がこれまたすごくてね・・・・

「喜びを知らないから喜ばせ方を知らない」というのは確かかもしれませんよね。

望海ロベスピエールは登場した時からロベスピエールで、彼が生きていたら喜んだんじゃないでしょうか?

真彩希帆のマリアンヌもまた素晴らしい出来て、可愛いけど強い女性ですね。特にロベスピエールを殺そうとして捕まった時の表情が素晴らしかったです。

彩風咲奈ダントンはセリフも出番も多くてテンションを高く持つのが大変だったろうと思いますけど、以前に比べて本当に演技が上手になりましたし、対等になって来ましたよね。

彩凪翔は本当に綺麗なご婦人でした。

朝美絢のサン・ジュストはロベスピエールに心酔しているのはわかりますが、ベルばらのイメージが強くて「死の大天使」には見えなかったなあ。

沙央くらまのデムーランは本当にいい人で・・・何で死んじゃうの?って。

夏美ようのタレーランが北翔海莉になっていくのかーーとか思わぬ楽しみもありましたけどね。

 

 SUPER BOYAGER 

こちらはNHKで見た時同様、面白かったです。

歌詞にスターの名前がちりばめられていたり、映像をかなり上手に使っていたり、何と言うか、望海風斗と真彩希帆のお披露目を全力でお祝しようというのが心からわかる作品だったと思います。

その分、ちょっと散漫で選曲がばらけたりしていたような気がしますが。

望海風斗&真彩希帆のデュエットの第九は藤澤ノリマサですか?実は大好きな曲で、小学校の運動会などのダンスで使えばいいのにーーって思っていたんですけど。

第3章の彩風咲奈中心のダンスシーンは、朝美絢の方がよかったんじゃないかな。

一生懸命に踊っているのはわかるんですけど・・・・

やん先生振付の望海&朝美の悲恋物語は私、ほんと、アーサーになりたいなあと思いました。死んでもあんな風に上半身を抱いてくれるならいいなあと。

第6章は思わず「さよなら」かと思いましたよ・・・後ろの映像がだいもんの過去の作品群ばっかりだし、「舵をとる」という歌詞がなかったらそのままさよならショー行きでしたね。

第7章は絶対2階席からの方がよく見えます。みなさん、すごくお稽古したんだろうなあと思って、思わずだいもんより回りをみちゃいますね。

第8章は星組の「ENTERTINER」の同様のシーンに比べると生真面目だなあと思います。そう、雪って何でこんなに生真面目なの?

生真面目は伝統だけど、早霧せいなの時はみんな一緒に目立ちません!って感じで、今は必死に自己アピールしようとしているけど、どうもやりかたがわからないと言った感じで、だから伸び伸びキザってる朝美絢が目立っちゃうんでしょうね。

綾鳳華ですら超キザっているように見えるものね。

永久輝せあたりが大人のキザり方を見せてくれたらもっと華やかになるんじゃないかしら?

そうそう、フィナーレの「アンダルシアに憧れて」から何で突如「悲愴」になるのか意味がわかりません。せっかく「待ってろよ」って言われたから待ってのにーー

雪組の課題は自己アピールと活舌。

望海風斗に匹敵する程元気で場を制する人がいないのは問題でしょ。これはチギ時代からそうだったけど。だいもんはすごいよ。本当にスターオーラがすごいです。

だからって任せきりにしていいとは言えません。

彩風咲奈の成長が遅すぎたって感じです。アーサーの方がよっぽど・・あわわ。

それと歌詞が聞き取れるのが望海・真彩・朝美だけってのも大きな問題です。

今の所、望海風斗が一人できばっている感じがするんで、彼女が少し肩の力を抜いていけたらもっといい組になるのではないでしょうか?

芝居ではとにかく悩んだり苦しんだりする顔ばかり。ショーでも笑顔だけどそれっていわゆる「スターの笑顔」なのよ。

デュエットダンスで真彩希帆と踊っている時の「ほっ」とした微笑みを私はもっとみたいと思います。

(我が家の泣き虫プリンセスは「悲愴」であまりの気持ちよさに寝そうになっちゃったんですって。まだ赤ちゃんね)

 

 

 

 

 

 

 


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