私は別に何でもかんでも「日本は偉い」などというつもりはありません。
でも例えばマナー一つにしても半世紀前の日本を取り上げて「日本もそうだったんだから中韓にも優しく」というのは違うでしょう。
逆に「何でもかんでも日本が悪い」という考え方はどうなのか?と思います。
「越路吹雪物語」でかちんと来たのが戦争について「日本は侵略を拡大していたのでした」の一言。侵略ではないんですと何度言ったらわかるのか。
詳しくは宮脇淳子氏の本を読んで頂きたいけれど、それこそ維新後、日本が中国に進出していかなければならない原因を作ったのは朝鮮であり、そして当事者の満州・清朝はほぼ機能せず、中華民国もまた中国とは言えず・・・と様々な状況があっての事でした。
もし、朝鮮半島に確固たる意志があったら、今頃歴史は変わっていたかもしれません。
それと、大劇場閉鎖の話ですが、当時の脚本集とか歌劇とかグラフとか見ていると、むしろ昭和18年まで上演出来た歌劇団は相当恵まれていたといえます。
なぜなら軍部が喜ぶような作品を積極的に上演し、パンフレットには軍の訓示のようなものを掲載していたからです。
いわゆる演劇関係者というのは左翼や共産党系が多いから、あの時代は生きにくかったろうと思いますが宝塚の場合、まさに国の方針に沿った為に生き残ったわけです。
私達の日本は、朝鮮にも多額の投資をしてインフラを整え人口を増やし、収穫を上げました。満州にも多額の投資をして街を作り仕事を作りそこに住む人達を守りました。その頃、中華民国は何をしていた?国民党軍と中国共産党は内乱状態にあっただけではないですか。
何もかも日本のせいにすれば気が楽になるかもしれないけどそうやってねつ造された歴史を堂々と話す日本人は嫌いですね。
さて、北の音楽団が来て、金与正も来たわけですが。
一目見ただけで高慢ちきな娘という印象です。
北朝鮮ではさぞや上げられて「コンジュママ」なんて呼ばれているんでしょうけど、気に入らない事があるとすぐに人のほおをぶちそうな雰囲気です。
何ていうか偉そうっていうか、本物のプリンセスでもここまで高慢ではないと思うんですけどね。
開会式のオープニングを見ましたが、檀君神話を元にした踊り・・・「太王四神記」の世界かあ・・・と思いつつ、でもこれって高麗時代に創作されたものだってことは常識になっているけど、さすがNHKさんは「歴史が深い」みたいな事言ってますね。
国家斉唱したのは混血児達で「韓国の多文化の象徴」とNHKは言ってましたが、逆でしょう?いわゆる「生粋」ではない為に結構迫害されているんじゃないですか?
だからそういう「差別」を訴える為にこういう形で出したともいえるわけです。
なんせ母子家庭っていうだけで軽蔑されちゃう国だし。
旗を受け取ったのが李氏朝鮮時代の近衛兵達というのも、何だか未だに「李王朝」に憧れがあるんだなあと。そういう身分差別が好きなのね。
じゃあ、誰が王様なんだ?文大統領か?いやいや、この場合は金正恩なんじゃないの?与正氏はだから「公主様」なわけよね。
演出全てが映像でお金をかけたのかかけなかったのかわかりませんが、何となく全体的に自己陶酔の域を出ず、世界の人にアピール出来たとは思えません。
大変な苦労をした韓国が「漢江の奇蹟」でテクノロジー大国に・・・って、その奇蹟は日本からのお金があったからこそじゃないのか?と思ったり。
入場行進で我が家の姫が「何で台湾は中国と別?何で香港は別?」と聞くのですが説明をちゃんと聞かないので困ったもんです。
統一旗は・・・何だかなあという感じで。大統領はご満悦だったみたいですけど、韓国の人はどう思ったんでしょう。
そしてキム・ヨナの聖火・・・二人から受け取る時の上から目線にぞぞっ。
この人、全然変わってないわ。
オリンピック賛歌を歌った歌手の衣装は宮廷衣装を元に作られたとか言ってたけど、どうみても妓生でしょう?
で、何でイマジン。という統一感のなさがイマイチだったのかな。
とりあえずこういう風にやっておけばいいんじゃないか?というやっつけ感満載でした。