まず、日大関係記事はもう終わりにしますのでコメント欄を荒らさないでほしいです。
宮川氏の弁護士の発言ー
・この5月11日は、いわば監督と会う2回目でした。この時、本人とご両親は監督に対して、個人として直接謝罪をしたいと申し上げたのですが、監督からはそれは止められました。具体的な話は後で本人が申し上げます。この時、事実関係について監督からもコーチからも質問は一切ありませんでした。「なぜ、君はああいうことをやったのか」という理由の説明を求められたことは一切ありません。あえて言えば、今まで一度として、部の上の方から求められたことがありません。
5月12日、本人とコーチが関学に謝罪に参りましたけれども「申し入れ文書に対する回答がない限りは謝罪は受けられない」と言って断れています。
5月15日になって、お父さんが私の所に相談にお見えになりました。私が関与したのはこの時が初めてです。お父さんがお見えになったのは、5月15日に、関学大の申し入れ書に対する日大の側の回答書が出た。これを受けて、お父さんとしては、個別にでも謝罪をしたいんだけれども、それが認められていない。それから事実について報道をみる限りは、監督・コーチからの指示があったということは否定されている。あまつさえ、本人が指示がなかったと否定しているというような報道さえありました。そういうのをご覧になって、このままでは事実が明らかにならない、本人が勝手に突っ込んでケガをさせたことになってしまうということと、謝罪そのものが認められないのは納得がいかないということで、この二つを主として早めに実現したいということで、私の所に相談にお見えになりました。
この5月17日の時点で、関学の方で記者会見が行われました。そこでやっぱり、あくまで監督・コーチへの謝罪を求めるという関学の意向が伝わってきました。それをお聞きしまして、なによりも監督・コーチよりも前に加害選手として、当該選手が謝罪をすべきではないかという判断をしまして、この日の夕方、関学大の窓口のあるディレクターに私の方で連絡を取って謝罪を受け入れていただきたい、あくまで大学とは別に個人として謝罪をしたいということを申し上げました。
その後、「明日にでも大丈夫ですよ」というご連絡をいただいて、翌日、本人とご両親が大阪に伺って、被害選手とそのご両親、それから後から入られたんですが、関学大チームのディレクターとお会いして、謝罪をさせていただきました。約1時間のお話だったと聞いています。
要約すると
事件後、関学から申し入れ文書が届いた。
宮川氏と両親は「被害者に謝罪したい」といったけど監督に止められた。
この件での監督からの質問や「なぜ君はあれをやったのか」という事も聞かれなかった → だから容認したんだろうと周囲は解釈
宮川氏とコーチが関学に謝罪したいと申し入れるも関学は「申し入れ文書に回答がない限り謝罪は受けない」といった → 誰がどうしてそのような行為をさせたかが問題と関学は考え、日大は選手同士のことと解釈
申し入れ文書の回答では宮川氏が一方的に悪いとされている事に彼の父親が不満。弁護士に相談。
5月17日。関学が記者会見。日大の監督とコーチに謝罪を求める → 関学の目的は被害者を怪我させたのは日大の監督とコーチで学生は悪くないと解釈。
5月18日に本人と父親が関学に謝罪
弁護士いわく「事件について大学側の聞き取り調査がなかった事がおかしい」
「宮川氏がタックルをしたのはあくまで監督とコーチの指示によるもので自分の意志ではないことを明確にしたい」
今年度の試合は本件までに、4月22日、4月29日の2回行われています。そのいずれについても、私はスターティングメンバーで出場しました。5月3日の実戦形式の練習でプレーが悪かったということでコーチから練習を外されました。これまで同じことはありませんでしたが、この頃は監督・コーチから「やる気がたりない」「闘志がたりない」という指摘を受けるようになっていたので、このプレーをきっかけに外されたのだと思います。
そのあと、全体のハドルの中で監督から「宮川なんかはやる気があるのかないのかわからないので、そういうヤツは試合に出さない。辞めていい」。井上コーチからは「お前が変わらない限り、練習にも試合にも出さない」と言われました。
5月4日、練習前に監督から「日本代表に行っちゃダメだよ」と、当時選抜されていた今年6月に中国で開催される第3回アメリカンフットボール大学世界選手権大会の日本代表を辞退するように言われました。
監督に理由を確認することはとてもできず、「わかりました」と答えました。
この日は、今年度はじめて全体で行われたディフェンシンギーの日でした。未経験の1年生がいたので、副キャプテンがタックルをして、私が受ける形をメニューをやって見せるために、私がダミーを持ちました。するとコーチから「なぜ最初にダミーを持つんだ」と言われて、グラウンド10周を走らされました。
その日の実践練習は、練習前に井上コーチに確認したところ、「宮川は出さない」と言われて外されました。5月5日、この日も実践練習を外されていました。練習を井上コーチから「監督にお前をどうしたら試合に出せるかを聞いたら、相手のクォーターバックを1プレー目でつぶせば出してやると言われた。『クォーターバックを潰しにいくんで、僕を使ってください』と監督に言いにいけ」と言われました。
続けて井上コーチから、「相手のクォーターバックとは知り合いなのか」「関学との定期戦がなくなってもいいだろう」「相手のクォーターバックがケガをして、秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう。これは本当にやらなくてはいけないぞ」と念をおされ、髪型を坊主にしてこいと指示されました。
ポジションの先輩から、井上コーチに宮川に「アラインはどこでもいいから、1プレー目からクォーターバックを潰せと言っておけ」と言われた旨を告げられました。相手を潰すくらいの強い気持ちでやってこいという意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと思い、追い詰められて悩みました。
5月6日、いろいろ悩みましたが、これからの大学でのフットボールでここでやらなければ後がないと思って試合会場に向かいました。試合のメンバー表に、私の名前はありませんでした。
要約
・ 5月3日のプレーが悪かったから「やる気がない」と言われ試合から外されるようになった。 → 本人は別にやる気がなかったわけじゃないと思っている。
・ やる気があるのかないのかわからないから試合に出さないと言われた → 本人は違うのに・・・と思っている。
・ 5月4日、監督から「日本代表に行っちゃだめだよ」と言われる。
→ 本人は言い返したかったけど怖くてそんな事云えないので黙って「わかりました」としか言いようがなかった。
→ 監督は「今のままでは日本代表たる資格がないから頑張れ」のつもりだった・・?
・5月5日も試合に出してもらえず。コーチから
「監督にお前をどうしたら試合に出せるかを聞いたら、相手のクォーターバックを1プレー目でつぶせば出してやると言われた。『クォーターバックを潰しにいくんで、僕を使ってください』と監督に言いにいけ」
「相手のクォーターバックとは知り合いなのか」
「関学との定期戦がなくなってもいいだろう」
「相手のクォーターバックがケガをして、秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう。これは本当にやらなくてはいけないぞ」
「アラインはどこでもいいから、1プレー目からクォーターバックを潰せと言っておけ」
つまり、これらの言葉は全部コーチが言っている、監督の心情を忖度して言っている言葉で監督が直接言っているわけではない。
また、先輩から言づけられた言葉ですが、先輩がおかしいと思わなかったのか、なぜ全員で「それはおかしいでしょう」と言えなかったのか、言ったら何が起こったのか、そうまでして部に拘る理由は何なのか。
先輩としての責任はどうなのか。
その後の試合前のポジション練習時に、井上コーチに確認したところ、「今行って来い」と言われたので、私は監督に対して直接「相手のクオーターバックを潰しにいくので使ってください」と伝えました。監督からは「やらなきゃ意味ないよ」と言われました。戻った私は井上コーチに監督と話をしたこと、監督から「やらなきゃ意味ないよ」と言われたことを伝え、さらに井上コーチに対して、「リードをしないでクオーターバックに突っ込みますよ」と確認しました。井上コーチからは「思いっきり行ってこい」と言われました。このことは同じポジションの人間は聞いていたと思います。
その後、試合前の整列の時に井上コーチが近づいてきて「『できませんでした』じゃすまされないぞ。わかってるな」と念を押されました。本件直後は何も考えられない状態でした。そのため、相手のクォーターバックがケガをして代わったことにも気づいていませんでした。ふだんの試合でこんなことはありえません。本件で問題になっている1プレー目の反則行為の後、2プレー目が終わり、コーチに呼ばれてサイドラインに戻った時に「井上コーチからキャリアに行け」と言われましたが、さんざんクォーターバックを潰せと指示されていたので、井上コーチの発言の意味が理解できず、再びパスをしてボールを持っていない状態の相手チームのクォーターバックにタックルをして倒し、2回目の反則を取られました。
3回目の反則は、相手に引っ張られて尻もちをついたあと、相手のオフェンスの方に行こうとした際に、正面から向かってきた相手選手を突いた行為に対して取られました。この反則は、「相手がつかんできてもおとなしすぎる」などとコーチから指摘されていましたし、「やる気がない」として外されていたので、向かってきた相手選手にやられっぱなしにできないと思って、意識的に行った行為でした。
退場になり、テントに戻った後、事の重大さに気づき、泣いていたところ、井上コーチから見られていました。試合後、スタメンと4年生が集められたハドルの時に、監督から「コイツのは自分がやらせた。コイツが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない」という話がありました。
・ コーチに「今言って来い」と言われたので「相手のクォーターバックを潰しに行きます」と監督に言ったら監督は「やらなきゃ意味ないよ」と言われた
→ 監督は通常の「潰し」を想定、宮川氏は「悪質なタックル指示」と解釈。
・ コーチに「リードをしないでクオーターバックに突っ込みますよ」と言ったら
「思いっきり行ってこい」
・自分がやってしまった事の重大さに泣いていたら監督が「コイツのは自分がやらせた。コイツが成長してくれるんならそれでいい。相手のことを考える必要はない」
このあとの会見内容は少々意味不明なので(アメフト知らないので)省略しますが、監督は宮川氏を庇おうとした事は確かでしょう。
でもセリフのほとんどは「監督の意を受けたとされるコーチ」が言っているんですね。
果たして本当だったのか。コーチが自分の考えで言っていたんじゃないかと思うのです。
そして、この部には先輩もヘッドコーチもいたのに誰一人心の中の不満や正義を外に出す事無く、事件が起こって始めて「実は以前から・・・」となっているんです。
いくらピラミッド型、軍隊型とはいえ「どうしてですか?」が言えないなんて大学の部の範囲を超えているだろうなと思います。まして他の部員全員が思っているなら、ミーティングして監督やコーチに意見書を出せたはずだし、記者会見も一人ではなく部員全員で行うべきではなかったかと。
いつの間にか「指示された通りにやった彼は悪くない」になり、関学が記者会見を称え、マスコミがヒーロー扱いし「学生なんだから何も悪くない。悪いのは全部監督とコーチ、あるいは大学なんだから傷つく必要はないよ」と言い出した事がおかしいと思うのです。
私はコーチの人格に問題があるのではないか?監督は「一蓮托生ですよね」と脅されているんじゃないか?とまで思いますけど。
まだ高校時代ですけど演劇部にいて、先輩たちのあまりのひどさに、1年生全員で退部届を持って行った事があります。結果的に説得されて私だけが退部したのですが。
言葉で訴える事が出来なければ文書で訴える事も出来る。
仕方なく相手を怪我させましたなんて言い訳は通用しないのですよ。そうなる前に、そういう人になりたくないから勇気をだして抗議すべきだったのでは?
玉木正之氏は本日もフジテレビで「日大の会見はダンディな白髪のおじさんをだしてかっこいいと思わせただけ」とすごい事いってましたが、今回の事を「日本の体育教師は元軍人あがりが暴力を正当化する為になったもの」という意見には本当に腹が立ちますし、怖い話で、マスコミに同調して「日大を潰せ」指令を受けてるんじゃないの?とすら思います。
「日大アメフト部を潰す」「日大を潰す」「監督・理事長らに土下座させる」等、とにかく制裁を与えないと納得しない、それが民意だ・・という考え方は韓国人そのもので、あまりにも日本らしくないことです。
あ・・関学、また記者会見するの?