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Channel: ふぶきの部屋
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星組 3回目

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 まず、美智子さんも雅子さんより眞子さま達の動向を知りたい・・・という気持ちは私も同じですが、マスコミでは小室バッシングが加速している程度で宮家から事を起こす気はないようです。手切れ金もかなり高額を要求されているとか、リベンジポルノの予定とか真実はどこに?

それより女性週刊誌は雅子妃の「茶会欠席」を「皇太子誕生日の行事の気疲れ及び皇后の配慮」と書いています。愛子内親王も体調不良で休んでいるそうです。

私としては即位するあの二人と権力をふるう史上最強の皇后の真実の姿を少しも早く、多くの方々に知って頂きたく書いてます。とりあえず皇室の主役は新天皇・皇后なわけですから。

さて。運よく星組3回目を観劇してまいりました。3回目にしてやっと1階の中央近い席になり、漸く全体的にはっきりと見渡せた気がします。

「霧深きエルベのほとり」は見飽きない作品というか、こんな風に脚本を書けばいいのか・・・と勉強になることばかりです。

演出の上田久美子さんの様々なはからいが作品に現代性を与えてくれました。

でも今なら

カール:俺にひどい目にあわされたくてここまで来たんだろ?

マルギット:ひどい目ってなあに?

カール:ひどい目・・そりゃおめえ、ナニだよ。男と女がすることに決まってんだろ。カマトトぶるんじゃねえよ。

マルギット:男と女がすること?ダンスかしら?

カール:ダンス?おめえ、こんなとこまでダンスしにきたってのか?バカいうんじゃねえよ。おれぁそんなに暇じゃねえんだ。男と女がすることっていやあ・・ほら、キスして、キスぐらいしたことあるだろ?

マルギット:キスって・・唇へのキス?ないわ。

カール:お嬢ちゃん。とんだ嬢ちゃんだなあ。へえキスもないって。やっぱり気がさすなあ。

マルギット:何が?何が気がさすの?

カール:だってよ。おめえみたいな真っ白なお嬢ちゃんをひどい目に合わせて、おめえは傷ついて捨てられて、あとはこのハンブルグを幽霊みたいに漂うんだぜ。そんなおめえの転落の人生の最初の男が俺ってのはなあ。俺ぁそこまでゲスじゃねえし。

マルギット:だったら捨てなければいいんじゃない?それにひどい目に合わせなければいいんだわ。私とあなたは・・お友達。そう、ビール祭りで知り合ったお友達よ。

カール:お・・友達かあ。一気に毒気が抜けたぜ。おめえは大したお嬢ちゃんだ。

3月になってさらにビール祭りのシーンがパワーアップしたように見えます。基本、みんな騒ぐのは楽しいらしくて、トビアスの仲間たちはより性格がはっきりしてわかりやすい。今一つわからないトビアスという人です。彼はクールだし、正直船乗りには見えないのです。どちらかというと貴族側にいてもいいくらいです。

船乗り仲間がみんな騒いで子供っぽくて酒飲みで遊び人・・なのにトビアスだけが真面目っていうか、そういうキャラなんだろうけど、軍人ならいざ知らず、船乗りって合わないのかもね。

あらためてフロリアンにはお友達が一杯いる事に納得。貴族は貴族同士の繋がりがあるわけで、そこに船乗りが入れる筈ないんですよね。

そういう意味では2歳の頃から婚約しているローゼマリーとアドリアンは模範的なカップルなんでしょうね。いつも思うけど湖畔のレストランで椅子に座って二人はどんな話をしているのでしょう?

アドリアン:今日のお客はノリがいいよね。どこの団体が入っているんだろう。

ローゼマリー:農協かしらねーー

なんて話を真面目な顔して話してたら笑うけど。我が家の姫ちゃんいわく「アドリアンは絶対浮気する」とか言ってます。確かに、幼馴染の結婚は貴族階級では普通だけど、それって恋愛とは違うものね。「カサブランカのフカール」の話のどこが面白いのか全然わからないし。でも観客はフロリアンのわざとらしい笑いに笑ってました。

フロリアンに厳しい言葉を投げかけられるマルギットですが、彼女の気持ちもわかります。確かに家出の原因は実の母が父に追い出されたことへの反発で、通常とは違う環境で出会ったカールに一目ぼれして、結婚まで約束してしまうのはありえること。

でも父と若いしたマルギットはいつかきっとカールの下品さが我慢ならない日が来る。どんなにカールが頑張って紳士の振りをしても、それでも飽きてしまう日が来る。彼女がそれを恋だと思っても「恋に恋している状態」というのが確かで。

しかも裏切られたら「自分を信じられない」と思うのは当然。

私が見たカールと、真実のカールが違っているの?なんで?もう自分が信じられない。自分なんか大嫌い!って感じでピアノをバンバン弾いちゃうんだよね。感情を表すのにピアノを使うのは王道かもしれないけど、みんな弾けるからすごい。

ラストはやっぱりみんな泣いていました。英真なおきのヴェロニカが光っていますよね。あの人の膝だから大泣き出来ると言うか・・・

ショーの方は見る度に手抜き感が半端なく、やっぱり文句をたらたら言いたくなるのですが、

「だったらママ、中村暁に手紙書きなさいよ。お願いですから1場面が終わる度に暗転してさーーっと引くのは止めて下さいとか、録音ばかり使うのは止めて下さいとか」それが書けたら苦労しないって。

既存のJ-POPやK-POPを使うのは悪いことではありません。でも、いわゆるOSKとか下町のなんとか・・とか、そういうところは全部録音でそのままカラオケ流しているような感じでしょ?つまり、録音はお金がないところがやるもんじゃないの?って思うが一つと、そのまま使うとチープになってしまう、高尚な宝塚ではなくなってしまう気がするんです。

だからJ-POPやK-POPを使う時は細心の注意とセンスが必要です。大体オーケストラがいるのに録音を流す方が変なんすよ。シンセサイザーくらい使いこなしてオリジナルに仕上げてくださいよ。全く。

それと振付が問題で、1場から七海ひろきまでのシーンは若央りさです。本当に七海が気の毒ですけど、3曲J-POP歌ってみんなと並んで踊るだけの平凡なシーン。さよならなんだからストーリー性を持たせるとか、そういう発想が浮かばないの?

それに引き換え、礼真琴と若手の「BACK」は桃花沙里ですが、さすがに元星組っ子だけあってわかってるなあーと本当のインフィニティよりかっこいいかもと。

後ろの模様が「秘密のアッコちゃん」のコンパクトみたいだけど、キレッキレのダンスは思わず息をのんでしまいますよね。個人的に「パパパパパ」の振付が好きです。特に極美慎の振りが・・・

それに「今夜はエンジェル」の振付もすごくかっこよくて、救われました。

情熱大陸の燕尾服のシーンは、天寿光希と真後ろの極美の並びが綺麗だなあ。眼福だなあと思います。

姫ちゃんが好きな天寿光希ですが、この一つは一つ一つの動きが特徴的で目立ちます。瀬央ゆりあが隣りにいようと完璧に天寿の方に目がいってしまいます。

とにかくキザっぷりが半端なくて、そこまでしてくれるんだったら見る方も力を入れちゃうぞと思います。そんな先輩たちを見ているからなのか星の下級生はよその下級生とちょっと違いますよね。技術的には欠点も多いでしょうけど、芸事をやる人にとって一番大事な「自己アピール」に長けているんですよね。

この雰囲気はずっと残してほしいものです。

毎回ですが、フィナーレのダンスで思わず泣いてしまいます。あまりにも紅が嬉しそうな顔で綺咲愛里を見るし、手をつなぐし・・「よかったね。カール。マルギット。幸せになれよ・・幸せになれ!幸せになれ!幸せに・・うああーーー」って感じです。

 

宝塚も国際的になってロシア系美人と台湾や韓国人の観客が増え、さらにキャトルで男性がブロマイドを買う姿を見るようにもなり。いいことなんだよね。元々宝塚は半分が男性ファンだったわけだし、はみ出すことが許されないスラブ系民族と儒教国にとって日本の宝塚は夢と自由の舞台でしょうから。

 

 

 

 


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