先日、姫ちゃんに「ママ、麻路さきのファンでいてくれてありがとう」と言われました。
彼女は今、熱烈な星組ファンなのです。仕事でストレスがたまってくると星組の様々な公演ビデオを見るのですが、最終的に「ジュビレーション」「パッションブルー」を見て落ち着くんですね。小さい頃はわからなかったけど、今はわかる、麻路さきと白城あやかの偉大さってところらしいです。
今頃、お礼を言われるなんて・・・照れるなあ。単に彼女が2歳くらいの時から、私も家事と育児と仕事で疲れてくると、上記2つのビデオを流しっぱなしにして癒されていただけなんですけどね。
オーシャンズ11
おかげ様で初演の星組、再演の花組を見ることが出来て、そして宙組を見ることが出来、全部制覇することが出来ました。
初演でゴージャスなラブラブ物語だった星組、大人の恋物語だった花組、では宙組は?というと全体的に「可もなく不可もなし」です。
宙組を見る前に、星組の新人公演を見ました。真風涼帆と芹香斗亜が出演しているものですが、その頃とあまり変わっていないような印象がしました。
全体的に軽い、キャスターマイルドのように軽い。ダニーはそれほどテスに執着しているとも見えず、テスはダイアナの衣装の輝きに押されて目立たず、テリーは無理して悪人っぽく頑張っている、ラスティは別に友情に厚くもないけど器用さはある・・程度でした。
初演にはない曲が追加されていたり、演出もキメ細かくなって演じやすくなっていたような?場の盛り上げ方も上手、でもそれは演出の力技という気がします。
真風涼帆は2番手の時はものすごく光っていたし、頑張っていたのもわかりますが、なぜトップになってからはこんなにさらさらしちゃったんでしょうね。彼女が血液なら見事に健康体だわーーと。でも本来は動脈硬化起こすくらいのトップじゃないとまずいんじゃないの?と思います。
星風まどかも歌は上手だし見た目が綺麗なのに、なぜ目立たないのか。
今回は、純矢ちとせのさよならであり、彼女が出てくると回りもみんなギラギラしてすごい状況になるのですが、その中に埋もれてしまうんですね。テスは本当はテリーもダニーも愛していないんじゃないの?って思います。それくらい感情の起伏がないように見えるんです。
一人、桜木みなとがイメージに合わないのに頑張って頑張って頑張りすぎて浮いているって感じ。
11人のメンバーの中で、もっとも光ったのは和希そらのライナス。ライナスだけは3作品の中で一番でした。あとは瑠風輝のリヴィングストンが芸達者だったこと、秋音光のイェンの身体が柔らかくて非常に上手でした。
フィナーレなんか、誰がだれやらわからず、私の目が悪いのよねーーきっと。みんな同じ顔に見えるなんてと軽くショックでした。いくら見る回数が少ないとはいえね。
ただ、エトワールの花宮沙羅ちゃんは可愛かった。
それにしても宙組のこの層の薄さといい、キザれない状況といい、大昔の宙組を見ているみたいだなあ。これはもしかして伝統なの?
アドリブも真風はかんでしまい、見せ場を失うし。キザるの得意だと思っていたのに意外です。芹香斗亜は何をやっても同じだし、
「アイドルっぽいのかなあ」という私に友人は「アイドルってあんな感じなの?」っていうから、うーん、ジャニーズだってもっと必死だよねーーと。
今の宙組って怖い存在がいないのかもね。天寿光希のような。
そして今回、さよならだった純矢ちとせ。本当に長い間ご苦労様でした。男役の時代から見てて、綺麗で歌が上手で組長になってくれるかなと期待していたんですけどね。残念です。でも最後のダイアナは弾けていて素晴らしかったです。
澄輝さやとも、イケメン男役がいなくなったらこれからの宙組はどうなるの?と不安ですけどとにかく今後、幸せになって下さい。