多分「大草原の小さな家」の中でも人気度はナンバーワンじゃないでしょうか。
他のストーリーは忘れていても「オルガの靴」は覚えているという人も多いでしょう。
泣ける話です。
オルガは生まれつき足が弱く。父親と祖母の3人暮らし。ローラと仲良しになったけど、ネリーにいつも意地悪されて遊びの輪に入れない。
ネリーの家のパーティに呼ばれた時も散々な目にあって怒りまくりのローラ。
そこで母さんが「我が家でもパーティをしたら」と提案。
ローラとメアリーは大喜び。そんな時、ローラがふと「オルガは段差のある所だったら普通に歩ける」という話をします。
それを聞いた父さんはオルガの靴の片方だけ底を厚くしてやろうとするんです。
でも反対したのはオルガの父親。これ以上、何をしたって娘の障害は治らない。だったらそっとしてやってくれ。遊んでもくれるなというのです。
だけど祖母は一縷の望みをかけて父さんにオルガの靴を渡します。
パーティの日。靴を履いて普通に歩くオルガにみんなびっくり。
だけどネリーだけは意地悪をして「みんな川で泳がない?」というのです。
ローラは反対しますがオルガは「大丈夫、行ってきて」と送り出します。
ローラは仕返しにネリーを川の中でびしょびしょにさせちゃうんですね。
一方、オルガの父さんは心配と怒りでインガルス家に来るなり父さんを殴ります。
でも娘が楽しそうに遊んでいる姿を見て心を変えます。
友達の障害をどう受け止めるかというのがテーマです。助けが必要なら積極的に行うべきだし、遠回しに見るようなことはしてはいけないということですね。
そして家族もまた、常に悲しんでいるばかりではなく前向きにとらえ、娘の将来を見ていく・・というお話です。