やっとのことで東京宝塚劇場初観劇です。
GOD OF STARS-食聖ー
大劇場で見た時と比べると全体的にみんな、ノリノリになっています。
星組はいつも東京に来るとパワーが2倍くらいになり、アドリブも増えるんですよね。
脚本的にもメリハリが効いているし、初めての宝塚観劇の人でも笑いながら見れるし
音楽も耳に馴染みがあっていいという感じでしょうか。
今回は天寿光希演じるミッキー・チョウの前髪がよりくるくるパーマになっています。
姫に言わせるとご当地アイドルのうちわも増えているとか。
私は、どこぞの韓国系アイドルよりエクリプスメンバーの方がアイドル性が高いんじゃないかしら?と思いました。
お祭りシーンもより盛り上がってにぎやかで、それぞれのキャラクターが浮き出るようになっていました。大劇場の時は主役のみに焦点があたっていましたけど、脇の人達のキャラが濃くなっているんですね。
ハプニングもありました。
ホン・シンシンと取り巻きの女性が下手から登場した時にハンカチがオケボックスに落ち、さらに「満漢全席!」とロンロンが言うシーンで、ホンが「今すぐクックパッドで調べる」と言ったはいいのですが、スカーフか何かが外れてセリフが飛び、茫然。客席が笑い始めると「やり直し!」とベニーが叫んで、「どこからやり直す?」と礼真琴に振るも、礼真琴は「???」状態で固まり、後ろから華形さんがが「満漢全席」と言って、そこからやり直しました。
でも客席は大ウケで、私達もとても得をした気分になりました。
思えばホン・シンシンはアイリーンと写真を撮るまで本当に笑った事がなく、それだけに一緒にスマホのカメラを見てくったくなく笑うシーンがとっても素敵です。
最後のラップ対決の時は、ホンの場合は下手でオタゲーが、ロンロンの時はエクリプスが応援するんですけど、本当に面白いなあ。
ただ、しつこいけど崖から落ちる程食材を探して行き着いたところが餃子?中には何が入っているの?つばめの巣?とか色々考えちゃったんですけどね。
エクレール・ブリアン
上品でそれぞれのシーンがぶつ切りにならず、古臭くなく、それでいてトップのさよなら色満載という良く出来たショーです。
やっぱり印象的なのは「ボレロ」のシーンでしょうか。荘厳な感じでいいですよね。
「風林火山」の音楽と共に泣きそうになってしまうのは仕方ないとして、この時の娘役の衣装が本当に散る花びらのようで感動しますし、その後の燕尾の振付もかっこいいとしか言いようがなく。紅の何の飾りものない燕尾服がとってもよく見える。
これぞスターなんだなあと思いました。
帰りはキャトルに寄ったのですが、相変わらず我が家の姫ちゃんの購買欲はすさまじく。自分でも「こんなにベニーのファンだったっけ」といいつつ写真を買っているんです。私も缶バッジを買ったんですけど、後ろに並んでいるカップルが「2万円超えたねー」「どうするよー」みたいな感じで。
消費税が上がる前に買いこもうということなのかわかりませんけど、万札が乱れ飛ぶキャトルレーブってさすがだなあと思いました。
ああ羨ましい。
人生の全てを宝塚にかけることが出来たら幸せだろうなあ。
毎日入り待ち出待ちして、チケットガンガン買ってお茶会でツーショット写真撮って貰って、通勤するかのように劇場前にいる自分。
お喋りするのはヅカファン多数。情報交換、写真交換、互いの御贔屓の褒め殺し。
劇場に通う為に洋服だけは贅沢しなくちゃ。
ついでにキャトルで御贔屓さんの写真にグッズ、DVDに雑誌と買いまくり。
部屋中4つ切りの写真とカレンダー、ポスターだらけ。
私には遠い世界だわ・・・・・
いやいや何でこんな事を思うかというと、お茶会に久しぶりに行ったらまさにそういう人を見て羨ましくなっちゃったってだけなんです。
服装や髪型の凝り方も尋常じゃないし、会場に一体何人のお友達がいるんだ?っていうくらい話しててかぶりつきでスターを見て、笑って泣いて。
私だって30代の頃は毎週劇場に通ってたよね。でも当時はチケット代が安かったし、キャトルでのグッズなどもそんなになかったし。せいぜいビデオを買う程度で済んだんだけどねえ。
確かに私が今、20代や30代だったら紅ゆずるに全収入を費やしてしまうかもしれないと思いつつ、それが出来ない自分の環境が悲しいのでした。