朝、テレビをつけていたらすでに首里城は炎上中。
その驚きといったら、沖縄に縁のない私ですらぞぞっとしてしまいました。
首里城の重要さというのは、琉球という民族の誇りでありそこに王国があった証明です。
沖縄戦で焼け落ち、資料が少ない中でようやく再建。
今年の2月に修復が全面的に終了。そして琉球祭が始まる直前の真夜中に火は出たのです。
火元は正殿のあたり。それもど真ん中から出火?と言われていますが
誰もそこに入った形跡がなく、一体どこから火が出たのかよくわからないというありさま。
放火として考えるならもっと門のあたりからじゃないか?と思いますし、その直前まで機材などを運び込んでいたあたりなら正殿の真ん中とは言えず。
まさに「魔」が通ったというしか
ノートルダム寺院の火事を思い出した人もいたでしょう。
またお年寄りは沖縄戦の時に首里城が焼け落ちるのを目撃してその再来に恐ろしさを覚えた人もいたようです。
誰もがなぜ今、なぜそこなのかと考えるでしょう。
何もかも皇室と結びつけるのは間違いでしょう。偶然が偶然を呼んだと思いたい。
30日の朝、ああ、雨じゃないんだな・・・と安心した直後の首里城の炎上ですから心のどこかで「やっぱり」が沸き上がってきてしまうのです。
夕方には北朝鮮が飛翔体を発射。
「令和」が始まってから一日として安らかな日がない。どの県の人達も何かしら被害を受けている。それを唇をかみしめて耐えるしかない現状にぎりぎりの思いを抱えている。
五輪開催地問題も東京都民のストレスはいかばかりかと思いますし。
それにしても。城は象徴。それがこんなにあっさりと見事なくらい崩れていく様を見るとは。
脱力感で一杯です。