そうなるだろうなとは思っていたものの、実際にそうなってみるとやっぱり悲しいです。
宝塚歌劇は6月30日まで中止
7月以降の公演スケジュールは見直し
望海風斗・真彩希帆・珠城りょう・美園さくらの退団延期
自分で劇場を持っている分、融通が利きそうな感じがしますが、がちがちのスケジュールを組む5組制をどう動かすか、上演出来なかった「はいからさんが通る」を後ろに持って行くのか、星組も中途半端で終わっているけどそれはどうするのか等課題が多いです。
とりあえずトップたちの退団が延びた事はありがたいと思いますが、7月から正常に公演出来る保証なんかありません。観客を減らしての上演などしたらもう一般人は見ることが出来ませんしね。
かわいそうなのは106期。卒業式も地味になってしまったし、お披露目も出来ずに今に至っています。7月からの公演にぶち込むのか、それともあくまで花組に持って行くのか。自宅待機させられているジェンヌ達は不安でしょうがないでしょう。
体を動かす、声を出す・・・それを仕事にしている人にとって両方とも取り上げられたら元に戻すのがどれだけ大変か。
さらに、別箱の公演はもう一度劇場を借りなくてはいけないし、全ツは暫く無理だろうし。本当にどうしようもないですよね。
ぼんやり仕事をしていたら突如フレーズが浮かんできて・・「あれ?これって何の曲だっけ」と一生懸命考えたら「エル・ドラード」のフィナーレの曲でした。それからはエル・ドラードのDVDを探し、フィナーレだけをじっくり見て元気を貰いました。
真琴つばさの作品はどれも困難な時に元気をくれます。「ノバ・ボサ・ノバ」
「LUNA」「BLUE MOON BLUE」真琴つばさが真ん中で歌って踊ってくれるだけで笑顔になってしまいます。本当に素晴らしいトップさんでした。
家の中でひきこもる時、宝塚を見て過ごそうと思ったら何を見ますか?
我が家は真琴つばさに引き続いてやっぱり紅ゆずるです。
「ANOTHER WORLD」の「一遍死んだ気になってやってみたらいいんや」ってセリフ好きです。
こんなに宝塚歌劇が休むのは戦時中以来だろうなと思います。
突然、ぶつりと紐が切れたように歌劇が中止になって、夢を見る場がなくなってしまいました。自分の中で宝塚歌劇の比重がどれ程高いかわかりました。
そしてこんな時に渇望する作品こそ自分の中の名作ではないでしょうか?
姫が部屋でこっそりスマホのカラオケで「清く正しく美しく・・・」と歌っているのを聞くと涙が出ちゃいます。乙女達のささやかな娯楽を奪ってしまう新型コロナが許せない。
このウイルスは、人と人との繋がりを切り、集団で一つのものを作り上げる力を奪いました。隙間だらけの画面、さびしい劇場・・こんなものはいらないのです。
こんな思いをする中で武漢の封鎖が解かれたことに危機感を持ちます。
中国共産党が諸悪の根源。世界が苦しんでいる時に大騒ぎの勝利宣言ですから。彼ら漢族は未来永劫世界から愛されることはないでしょう。