本当に世の中ギスギスしすぎていませんか?
「マスク警察」だのレジ袋に関するトラブルなど多すぎる。
役所でもつまらない事でいちゃもんをつけて溜飲を下げる人が増えており、うんざりしてしまいます。コロナ禍におけるストレスのせいなのでしょうけど、こういう時こそ日本人は冷静にならなければいけないと思います。
前回「大坂なおみは日本人じゃなかったのか」というタイトルで記事を書いた時もそう。
人種と国籍が違うという事くらいわかっているのです。
どうして聞き流ししてくれないかなと・・・大真面目に「それは違うんです」とコメントされると何と答えたらいいのかわからないです。
皆さまのコメントも大丈夫と判断して反映させているのですが、僅かな事であれこれと突っ込む。悩む・・そればかりになる・・・こんな事を繰り返していては何のために書いているのかわからなくなります。
ハンドルネームを何度も変えている人に関してはこちらも悩んでいるんです。
時々間違って公開しちゃう事もあります。
でも、その度に「また・・・」とかコメントされると「やっぱり記事読んでくれてない」と落ち込んでしまいます。
荒らしからみたらそれが目的なのかもしれませんが。
色々反対意見もあるかと思うのです。議論はやって下さい。でも否定して欲しくないです。
「その意見は違う」「その考えは違う」と真っ向から書かれたら、誰もコメントしてくれなくなります。
私も書きにくくなるというか、皮肉をきかけたつもりでも、そこまで真面目に「間違ってます」って言われるとげんなり。
さて。
大坂なおみが日本人同士の試合で勝ったそうです。よかったですね。
「日本人同士」と呼ばれると「それは違うでしょ。あくまで国籍が日本人同士であって日本人特有の黄色人種同士ではない」と細かく言わないといけないのかしら?
マスコミは彼女を「日本人」認定しています。
国籍が日本人であるからです。
でも、彼女は日本語を話しません。デビュー当時は「日本人っぽい仕草」がさすがと言われた事もあったけど、今や完全に「自己主張するアメリカ人」「アスリートである前に黒人」です。
ケント・ギルバートやデーブ・スペクターの方がずっと日本人ですし、ウエンツの見た目がどうであろうとも、彼は日本人だなと思います。
そこにあるのは多分「共感」じゃないかと思うのです。
大坂なおみと日本人との間にはアイデンティティの溝があります。
それが正しいとか間違いとか言う前に、どちらかというと日本人は
「黒人である前にアスリートであってほしい」と思うだろうと。
アメリカで何が起こっていても、試合を粛々とこなして勝ち進めばいつか肌の色などどうでもいいと思う人が増える・・・そんな風に考えて欲しいと思うんです。
悲しいけど、黒人奴隷の歴史は変えられません。あったことは事実。
ウインブルドンがあるイギリスだって東インド会社で儲けていた国。テニスをする為にどこの先進国へ行っても多かれ少なかれ「黒人の歴史」はついて回って来るものです。
今回の一連の警官による発砲は、キング牧師がいた時代の「差別意識」とは全く別物と私は考えます。
むしろ、白人は怯えているのではないか?
マイノリティだった筈の黒人の数が増え、黒人と白人のハーフも増えた。
結果、肌の色も髪の色も濃い人達が多数派になってしまった。
近い将来、本当の白人がいなくなるんじゃないか? そんな不安があるのです。
人種だけではなく、性のマイノリティも増えている今、テレビドラマなどでは本当に気を遣って制作する羽目になっています。
必ずゲイは出てくるし、警察物の上司は黒人俳優だし、ディズニーの映画にもありえない黒人が出てくる。「レ・ミゼ」のジャベルは常に黒人。
私から見たら「歴史を歪曲してないか?」と思う程気を遣っている。
実際の警察官は、常に命の危険と隣り合わせだと言います。
理由は「銃」「薬」ですよね。
やられる前に制しないと、いつ殺されるかわからない・・・
そして銃撃された黒人たちも決して完全無欠の潔白とは言えなかった。
なのに片方の意見ばかりが持ち上げられて「黒人差別」と叫ぶ。叫んだ方が勝ち。
そして暴動を起こす。
こうなって来ると、多くの白人もアジア人も黒人ですら「ついていけない人達の集団」ですよね。それらを制圧してもまた「差別」と言われるわけですよね。
大坂なおみは試合に勝つことで、マスクに書かれた名前(銃撃で死んだ黒人)をもっとアピールしたいと言いました。
それが試合に勝つ目的というのは全然スポーツ選手じゃないのでは?
彼女は、アメリカに浸透しつつあるアジア人差別については何も言わないのかしら?
「国へ帰れ!」とか「日本人がなんだ!」とか色々言われているんだけどそんなことおかまいなし?彼女にとって大事なのは「黒人」というアイデンティティなの?
だったらやっぱり何で日本国籍を選んだのかと問いたい。
かつてアメリカやブラジルに移民した日本人は激しい差別を受けました。
黒人からも差別されていたんですよ。
だけど、粛々と真面目にコツコツと仕事に励むことで、一定の信用を得て生活を立てることが出来た。売られた喧嘩を買わず、暴力に訴えず、今やるべきことにまい進すること。
日本人にとってはそれが一番の誇りです。
大坂なおみにとってそれは何ですか? テニスでしょ?
そのテニスで頂点に立つことは人種差別への抗議ではなく、自己実現の為ではないのですか? たまたま棄権した時、相手の選手はその考えに賛同してくれたようですが、そうでなかったらどうしたんでしょうか?
彼女は白人と試合する時は憎しみを持ってラケットを振るのでしょうか?
本当にそこを問いたいです。