皆さん、こんにちは。私の名前はステラ・ルー
今日は姫ちゃんのお供で一緒に礼真琴さんのコンサートを見に来ましたのよ。
こんな風にくっついて・・・
ああ、このバッグはVERDADのバッグなんですの。
姫ちゃんのこのコンサートにかける意気込みはすごくてすごくて、ママを心配させちゃう程でしたのよ。
なんたってお金もないのにファンクラブのTシャツにバッグにタオルに扇風機にペンライトまで買っちゃって。
私がお供する事になったのは、私の名前が「ステラ」だから。そう
星・・・私、星なんですの。
本当はとんすけもカワちゃんもジャックも一緒に行きたいってごねたけど、姫ちゃんが「めっ!」って怒って私を選んでくれたのですわ。
勿論、ママ様も一緒でしてよ。
姫ちゃん、舞浜でお勤めしているのに舞浜アンフィシアターに入ったことがなく、しかも宝塚のコンサートも初めてということで、前の日なんて小さい子みたいに知恵熱を出しちゃうくらいでしたわ。ほほほ
こんな舞台でしたわ。
明日海りおさんのコンサートのビデオでは散々見ているアンフィシアターですけど、やっぱり生で見るのは違いますわ。
何が違うって、やっぱり夢の国にあるせいなのかミラーボールの光が・・可愛い
後ろの映像は素晴らしく美しく、盆は二つあり、なのにあの前の舞台は手で動かしているんですのよ。
コンサートの途中、礼真琴さんはアクリルボックスに入って客席のど真ん中の通路をずーーっと渡っていくのですが、そのボックスを動かしているのもスタッフ。
音響などが席のど真ん中、一番いい場所とってるっていうのも珍しいかもね。
VERDADっていうのはスペイン語で「真実」という意味なんですって。勉強になりますわね。
礼真琴さんの真実を知ることが出来るのね~~と姫ちゃんの部屋でヅカまみれになっている私もちょっと期待。
なんたってコンサートって明日海りおさんの・・というイメージがありましたでしょ?
そういう感じかしら?って思ったらこれが全然違うのよ。
1幕目は星組88年の歴史を辿るメドレーなんです。
それも今年、お亡くなりになった峰さお理さんへのオマージュや、真帆しぶきさんへのオマージュに溢れた仕上がり。懐かしさと思い出にひたり峰さんのドアップ顔を見て涙したり、真帆さんがまだお元気だった頃の映像に驚いたり。
特に姫ちゃんの思い入れが素晴らしかったわ。
姫ちゃんったら画面に白城あやかさんの顔がアップで出て来ただけで泣いちゃったんですって。その後の麻路さきさんの姿にまた涙でしたの。
ママ様はその時「おいおい、これじゃOG公演で泣きじゃくってる老齢のファンみたいじゃないの」と思ったそうで
逆に「何でママは泣かなかったの?」って姫ちゃんに責められたんですって。
姫ちゃんにとって白城あやか&麻路さきコンビは、3歳くらいの頃からビデオテープが擦り切れる程見せられて来た、強烈な思い出なんです。しかも「ジュビレーション」は一番好きなショーで、今でも元気になりたい時に見るんですって。
ママ様にしてみたら「いや、本人が歌ってくれたら泣くけどね」って所。
姫ちゃんはさらに「青い星の上で」を天寿さんがお歌いになった時、感動がピークに達して「藤井先生、ありがとう!」状態だったらしいの。
そういえば、姫ちゃんって前回、花組の「ギャオギャオ」でも「藤井先生、ありがとう!」って叫んでいたわ。本当に好きなのね。藤井先生が(え?違う?)
「ノバ・ボサ・ノバ」も初演から50年ですって。
礼真琴さんの「シナーマン」は素晴らしかったですわ。
2幕目は、Jpopあり、ディズニーあり、ミュージカルナンバーありの、「これぞ礼真琴!」というショーです。
いわゆる主題歌の「VERDAD」が本当にいい曲で、このままシングルカットして普通に売っても売れるんじゃない?ってくらいいい曲です。
ほぼ出ずっぱりで歌いっぱなしの礼真琴さまの喉がどうなっているか知りたいですわ。
特に姫ちゃんがお気に召したのは「ギラギラ」という曲。ママ様は「夜に駆ける」でしょうか。
そしてお二人とも感動したのは、「オペラ座の怪人」からの「ウィキッド」への流れなんですわ。
ママ様、音楽の事はさっぱりわからないけど、でもあの重厚なオペラ座の怪人を歌ってその直後にかるーーい「ウィキッド」へ声を転換させるなんてすごすぎ・・だそうです。
礼真琴さまの音域が広い事は知っていたそうです。
女性の声も素敵だってことも。でも男役としてその声は封印なさっていたのでは?と。でも、何の違和感もなく聞くことが出来るのはそれはやっぱりコンサートだからなんですわね。
瀬央ゆりあさんもしっかり3枚目として組をけん引。
ママ様は舞空瞳さんとのコンビがとってもよく似合って見えたんですって。
舞空さんは、アリエルが可愛らしくて、そこらそんじょのアイドルなんて目
じゃなくってよ。今すぐNiziUでもAKBでもセンター取れますわ!って感じだったんですって。
下級生さん達も自己アピールに長けていてそれぞれ素晴らしかったって。
ママ様いわく「やっとトップのこっちゃんを見ることが出来たわ」と無礼なことをおっしゃっていましたわ。
何でも、大劇場作品では礼真琴さんの一番いい所をまだ引き出せていないんですって。それにトップさんて技巧的にどうのこうのより、その存在感の重さが大事なんですよね。
こんな風にちょっと小さい劇場で、生え抜きの下級生や同期、先輩と和気あいあい室つ、思い切り歌って踊っている礼真琴さんは本当に幸せそうでした。
それを見ている星組ファンもとても幸せでした。
っていうか・・姫ちゃんもママ様もライトを振るので大変だったみたいですけどね。