「ごちそうさん」が怒涛の「嫁いじめ」バージョンになっております。
西門さんち、すごすぎるっ 家財道具までほっぽりだすなんて。
確かに西と東では味付けが違うけど、教えもしないで文句を言うのってどうよ。
何がどう気に入らないのかちゃんといえよーーと
とはいえ、あの当時の「嫁」が一日中だしをとる昆布を品定めしに市場に行く暇なんて
あったのかと。家事って料理だけじゃないし、洗濯だけでもないし。掃除もあるし。
め以子はスーパーウーマンだなあ。
八重の桜
今回の主役、山本時栄の役は谷村美月の代表作になるのでは?
「メイちゃんの執事」でうざい女の子をやって頃が嘘のように落ち着いて
役作りをするようになりました。
「家庭の裏事情」でもいい味を出しているし。美人じゃないけど長続きする役者ですね。
で・・
いわゆる「時栄さんの不倫事件」ですが。
史実としては
山本夫妻が洗礼を受けたあとに不祥事発覚
時栄が妊娠。しかし覚えがない覚馬によって事が露見。
覚馬は許すと言ったけど、八重が追い出す。
その後、徳富蘆花の小説になる。
という感じ。来週、久栄と蘆花の恋愛が描かれるようですが、この駆け落ち事件で
蘆花は傷つき相当山本家を恨んでいたのではないかと。
だから事実を大仰にねつ造して書いたともいえるらしいです。
ドラマの中では事の発端が久栄の、母親への不信感からでした。
「お母様は不潔」と言い募って騒ぎ立てたので、嫌でも事が大きくなる。
黙ってなさいよーー良家のお嬢さんが、みんなに聞こえるように責め立てる
わけないのに
時栄の相手、青木とかいう人も嫌な奴だなあ。純情青年が拒否られると
ああいう態度に出るわけ?ちょっと現代風。
考えてみると、時栄が覚馬と会ったのは13歳の時。結婚したのは18歳で
覚馬は44歳。その後は失明と脊髄の障害で・・・
一人の女の子の青春を奪ったのは覚馬の方だと思う。
それにしたって八重さん、あなたはひどい小姑だなあ。
お兄さんに「口を挟むな」と言われているのに、結果的に率先して追い出してしまった。
まあ、義理の姉といっても自分より年下だしね。
覚馬が本当は何をどうして許したのか、わかれる事を決意したのか。
もう少し心情を表現して欲しかったなあ。
安堂ロイド
ストーリーは別として、今回はサプリの最後に見入ってしまって。
久しぶりに集中して見る事が出来ました。
力のある脚本家だしスタッフなんだろうなあと思います。
でも、このドラマに根本的に足りないものがあります。
それは「萌え」ですね。
通常、アンドロイドとはいえ、「男がとことん女を守る」という話、女性は好きです。
なんだかんだ言って「守られたい」願望があるから。
大昔、ヒーロー物にはよくあるパターンで、ヒロインの危機にタイミングよく
現れて悪者をやっつけてくれるヒーロー まさに憧れです。
このドラマもその系統には違いないのです。
ロイドは「感情」を持ちましたから、喜怒哀楽があるアンドロイドです。
麻陽とロイドの疑似恋愛はありだと思います。
でもっ あまり萌えません。
例えば、今回、麻陽が撃たれた時に、ピストルの弾を受けたロイド。
かっこいいでしょう?まさにこれぞヒロインでしょう。
でも萌えない。なぜだ?何で?かっこいいのに・・・・・・・
手で弾を受けたからじゃないかと思いました。
これが身を挺して朝陽に覆いかぶさるようにして、弾を受けたなら
まさに「萌え」だったと思うんです。
サプリの最後にしても、もうちょっとセンチメンタルにやってくれたら
さらに視聴者は涙を流していたでしょう。
たとえベタで古臭い手法であっても
そう、このドラマにはロマンがないんだよね。
未来から自分を守る為に遣わされたアンドロイド。
夫の分身、夫の思いがそこにあふれている筈なのに、それがないのね。
「安堂朝陽が死ぬ事は禁じられている」というセリフは一回目はインパクトが
あった。でもそれを繰り返されると女は冷めます。
だったら物言わぬロボットに助けられる方が色気があるかもって。
キムタクが40でもうこの手の役は・・・とかいうけど、こんな役で絵になるのは
やっぱりキムタクしかいないと思うんです。
おじさん達のひがみとかねたみはほっといて、すこぶるかっこいいキムタクを
見せて下さいよーーTBSさん。