まあ・・色々ありますね。
まず「ふぶきの部屋」について、「プライベート」と「皇室」記事を同じ場所に載せない
方がいいというご意見、沢山耳にします。ご心配下さって本当にありがとうございます。
私もそのあたりは悩みました。
でも、先日、オフ会をした時に「どこからこのブログを知りましたか」という質問に
多くの方が「日常日記」や「ドラマ評」や「宝塚」をあげて下さって驚きました。
違うジャンルの話を検索してて、ここに辿りついたら小説が・・・読んでみたら
結構面白いじゃん。へえ、今、皇室ってこんな感じなのかーーと
そんな人が結構いる事に驚くと共に、自分の知らないジャンルの話を通して
違った方向に興味を持つのはとてもいい事なんじゃないかと思いました。
私も半世紀も生きていれば、自分と異なる意見が存在するというのはよくわかります。
その第一人者が郡山宮妃だったわけです(笑)
主義主張、生き方まで全く正反対。正しいと思っている事も正反対。
そんな彼女と戦い続けて25年。互いに丸くなり、存在を認め合うまでになりました。
植物という共通点も見えましたし。
現在、隣の席のお局様は、郡山宮妃より強烈で・・・・・・
私の一挙手一投足を監視しているんじゃないか?という勢いだし、舛添氏の話が
そうであるように、全く主義主張は正反対。
私が反対側隣の子と「失恋ショコラティエ」の話をしていると不愉快そうだし
無理やりその話題に入ってこようとするし、「何を話してたの?」と聞かれるし。
その度に、反対側隣の若い方たちはむっとして黙り込む。
私は「ドラマの話ですよ」というけど、彼女は「私が現れると話をやめてるでしょ」と
聞えよがしにいい、「そんな事ありません」と答えるのは私・・・みたいな?
時々本当にイラっとするけど(古株の反対隣の二人も少しは言い返せよと)
ひたすら「忍」の一文字。
特に「わからないけどね」は本当に癇に障る。さわるけどそのストレスをよそのブログ
のコメントで晴らそうとは思わないし、八つ当たりもしません。
私には自分のブログがあり、その話題が少しでも豊富になるなら、どんなネタでも
探しましょう・・・の気持ちでやってます。
私のブログはそういうブログです
ネットウヨ上等・・・だけど、普通の人間だし子供は情けないし(悲)
でもみなさんは、それらをひっくるめて「ふぶきの部屋」を愛して下さっているものと
信じています。
我が家の姫の心配をしてくださって本当にありがとうございます。
「帰れない」と電話がかかって来た時は背筋が凍りました。
自分の娘の性格はよくわかっています。
学校にいた頃も、職場に入っても、同僚などのプライバシーには絶対に関わらないのが
彼女のスタンスです。
保育園時代からずっと仲良しのお友達の進学先だって、入学するまで知ろうともせず
「聞けばいいじゃん」と言っても「何で聞くの?」と言い返す子で。
ましてや職場での人間関係は「今日、どうやって帰りますか」と聞くような間柄には
ならない・・・というか、そういう事を聞く事すら恥ずかしいと思うような?
(まさに深窓の姫ですわ)
ご日常を読んで下さっている方はわかると思いますが、姫は高校卒業するまで
独りで電車に乗れなかったし、最近、やっと日比谷までは一人で行けるようになりました。
きっと甘えもあるんでしょう。
なんでもかんでも「ママーー一緒に」というタイプ。
そんな娘が人生で初の試練に見舞われて
ダディは心配して午前4時まで携帯片手に数分置きに電話し続け、私はジュニアに
応援を求め、さらにジョルダンとにらめっこして交通情報をかきあつめ。
常に万札1枚は必ず財布に入れておきなさい。
非常事態に同僚や先輩はどう行動するのか聞きなさい。
そういってきたのに「嫌だ」と言ったのは彼女です。
最初にタクシーに乗ってしまえばよかったものの、「お金がかかるから嫌」の一言で
電車やバスに拘り続け、挙句に乗ったはいいけどストップし続け。
思えばファーストフードなどで時間を潰してもよかった筈。私ならそうする。
でも彼女は「一人でそういう場所に入るのは怖い」たちで
こればっかりは性格だからどうしようもないですよねーー
それでも、あの日以来「危機管理をきちんとする為に聞くべき事は聞くこと。
恥ずかしいだの嫌だの、無理だのっていうなっ図々しいくらいがちょうどいいの」と
散々言いましたが・・・・本人は「お兄ちゃんと同じ事言う」とぶすくれて。
午前4時に帰宅して、もぐもぐすき焼きの残りを食べながら素直に
「ダディ、この時間まで起きててくれてありがとう」って言ってました。
正直、あのセリフを聞いたらもう叱れないですよ・・・その日は。
彼女の頭の中には「自分のお家に電車で帰るの」しかなかったんだろうなあと
しっかりしてない我が家の姫。
でも、自分で経験しないと親の言う事を聞かない子らしいので、どうかもう少し
長い目で(あれ?誰かと一緒だわ)みてやって下さい。
今回の事はいい経験になったと思いますしね。
前にも書いたと思うんですが。
私達、昭和時代に子供だった人間にとって「少女漫画」というのは特別なジャンルです。
それぞれ
マーガレット系ー・・・週マ→池田理代子・木原敏江ら
別マ→美内すずえ・和田慎二ら
フレンド系・・・週フレ→里中満智子
別フレ→大和和紀 ここらへんは記憶があいまい
コミック系・・・萩尾望都・竹宮恵子・青池保子
なかよし・・・いがらしゆみこ
りぼん・・・一条ゆかり
やがて、集英社から白泉社が生まれて年に4回「花とゆめ」が出るようになって
それが月2回になって、「マーガレット」から大量に作家が移動。
「別マ」の看板は槇村さとるやくらもちふさこに。
「花とゆめ」から「LALA」が生まれて・・・・・というように、私達世代は少女漫画の
歴史と共に生きていると言っても過言ではないでしょう。
今日も、隣の「失恋ショコラティエ」の為だけに「月刊フラワーズ」を買っているという
Aさん40代と30代独身Bさんと漫画の話をしたんですが。
私 「月刊フラワーズって年代としてはどこらへん向きなの?」
A 「いやーーわからない。失恋ショコラティエしか読まないもん。なんか時代物が
多くてよくわかんないんだよね」
私 「時代ものって・・「とりかえばや」とか「風光る」とか?」
A 「そうかなあ・・・」
私 「小さい頃は漫画読んだ?」
A 「読んだ。なかよし。「キャンディ・キャンディ」は読んだよ」
私 「テリーの本名知ってる?」
A 「テリー・・って金髪の子?」
私 「違う。それはアンソニー」
とかいって結果的に「ふぶきさんってオタクなのね」で終わったし。
Bさんは「ガラスの仮面」を知ってるというので「たけくらべ」の話をしたら
「それってどこらへんの話でしたっけ?」と聞かれてガクっみたいな?
ちなみに彼女は「りぼん」を読んでいたけど、その頃すでに一条ゆかりは欄外に。
そこで「今時の少女漫画」の話をしたんですけど。
今時の読者は「ベルばら」のような壮大な歴史設定は「リアルじゃない」から好きでは
ないんだそうです
「え?何で外国の話なの?」ってな感覚だそうですね。
ゆえに昭和の漫画は難しいし、身近じゃないから読めないって。
じゃあ、槇村さとるの「アランフェス」とか「リアル・クローズ」ならいいのか?
くらもちふさこ系ならいいわけ?とも思うけど・・・・・
一方、私から見たら、今時の少女漫画のヒロインの「自己がない」状態に危惧を覚えます。
どの漫画も当たり前のように学園の中で、同級生や先輩や先生と恋に落ち
「お前は俺のもんだから」というセリフに心ときめかせ、初キス、初エッチシーンに
わくわくしちゃう?
あまりにもそのワンパターンさにへきえきするわけ。
我が家の姫が持ってる漫画もそういうのばっかり。
恋愛に落ちると、もうそれしかないっていうか・・・それこそリアルな生活が全部
ぶっとんでしまう。それが今時の女の子の「夢」なのかなあ。
でもまあ、それが今時なんだと言われればとりあえず「ふーん」とは言う。
でもまあ、一言は言いますよ。
「100%受け身で生きる女の子がいいなんて変じゃない?」って。
いっしょくたにするなと言われそうですが、私は小学館を信用していません。
つまり、今時の「少コミ」を信用していないのです。
かつて、萩尾望都や竹宮恵子を輩出した雑誌は死んでしまった・・・・・
小学生や中学生を対象に「SEX」が売りの漫画を載せるとは。
特に「CHEESE」がひどくて、一度PTAでも問題になり出版社に抗議があったと
記憶しています。
その時の小学館は「表現の自由」と言ったんですよ。
表現も何も・・・児童ポルノは規制するのに「少女漫画」とか「BL」というくくりが
あればいわゆる「官能」でもいいわけ?と当時、かなり腹が立ってまして。
今でも、ちゃおもCHEESEも別コミもプチコミもフラワーズも、過激さには
高低あれど、とても「小学館」という名門が発行する雑誌とは思えません。
そりゃ、私達だって「ベルばら7巻と8巻」ではドキドキしたさーー
里中満智子の漫画にもドキドキしたさーー
でも、そういうレベルじゃないの。そこに「愛」はない。そこにあるのは「快楽」のみ。
頭使って勉強して、自立した女性になるべき子達が・・・男に好かれる為、抱かれる為に
あれこれ手を尽くすとか、ひたすら「え?なに?わかんない」と言ってる間に
どんどん事が進んでいたーーなんて話を喜んで読む事が悲しい。
男女平等が根付いた筈の現代で少女漫画だけは退行している現実。
それを生み出す作家や出版社はよくよく考えて欲しい。
今の漫画はあっさり読み捨てられますよーー 愛蔵版も増版もないよーー
歴史に残らないもん。
そして少年漫画だけが生き残るわけね。
でも、今時の子でも「千津美と藤臣くん」シリーズ(ひかわきょうこ・白泉社)
は読めるんじゃない?
こういうほのぼのさ、今時の漫画にあるかな?読み比べて欲しいです。