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Channel: ふぶきの部屋
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今時の女の子に読ませたい昭和の少女漫画1

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  今時の子はとにかく昔の漫画の「絵」が嫌だと言います。

大きな目がダメなんですって。怖いとかきもいとか。

私から見ると、今時の漫画の目の方が大きいじゃない?と思うけど。

顔の半分が目だったりしますし。

でも目そのものというより「まつげ」が嫌だという人もいて・・・・・・

小説と違って「絵」を受けられなければ、なかなかその先へは進めないのかなと。

 

少年漫画が20年も30年も一つの作品でヒットを飛ばし続け、キャラが定着して

いく中、少女漫画というのは本当に「時代性」に左右されて来たし、

これからもそうなんだなと。

という事は、読み継がれていくのが非常に難しい分野なのかもしれません。

でも、あえて。

私の蔵書の中から「今時の子」に読ませたい昭和の漫画を紹介して行こうと

思います。

現在、我が家には400種類の少女漫画があります

小学校の時から買い集めて来たもの。昔は1000冊以上あったのですが

随分捨てました。

だから残ったものです。

でも、どうせ私が死んだら姫達に捨てられる運命。

それなら、せめてここで紹介しておこうかなと。

 

 女の子は余裕! 

 

栄えある1回目は

 女の子は余裕!

 作者・・・ひかわきょうこ

   出版社・・・・白泉社 (花とゆめ掲載)

   初版・・・1990年10月25日

登場人物

右・・・友美

真ん中・・・楓

左・・・千賀

舞台・・・・高校

 

 ごく普通に学園生活を送っている3人の仲良し。

  友美は幼馴染の沢田君が他の女の子に恋をしていると知って

   ちょっとショックを受ける。

 そこに表れたのが放送部の尾鹿先輩。

  先輩は声優張りに声がよく、背が高くてハンサムで・・・そんな彼が

  どういうわけか友美にちょっかいを出してきて。

  先輩が好きかどうかわからない友美は避けまくったりするけど、尾鹿先輩は

  さりげなく友美の心の中に入り込んでくる。

 学園祭の前日に喧嘩を売られた尾鹿先輩。先輩はテニスの王子様だった。

  でも、兄の死と自分の限界からテニスを諦めた・・・そんな過去をしり、友美の

  心に変化が。

   どんな時もひょうひょうとして冷静で、弱音もはけない。

  でもそんな彼がラストシーンに友美に見せる態度は必見です。

 ひかわきょうこという作家は、コマ割りが小さくてちまちました印象を

   与える作家です。ラブシーンもあまり多くはないし、どこか照れが入るので

   見てるこちらはかえってドキドキする・・・というような。

 代表作「千津美と藤臣君」の原点がここにあるのかなという気が。

   絵もわかりやすいですし、今時の人でも十分に読める内容だと思います。

 


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