思うに、世の中が大きくうねっているような気がします。
戦後70年を経て、東アジアは「元」に戻ろうとしているのではないかと。
つまり「戦前」に
今思えば、「戦前」の何が悪かったんでしょうか。
「家父長制」 → 女性差別、職業選択の自由がない
朝鮮・満州・台湾統治&南方統治 → 強制的に皇国史観を植えつけられた
天皇は神聖にして侵すべからず → 天皇制は民主主義に反する
愛国心・国歌・国旗 → 戦争に結びつく
左側の人達が望んだ日本とは一体何だったんでしょうね。
さて。
何かと話題の東宮家・・・いわゆる皇太子一家ですが。
今時のみなさんは「天皇」と「皇太子」の区別がつかない人もいるのでは
ないでしょうか?
ツイッターなどでは皇太子と遭遇しても「天皇に会った」などと書き込む人が
いるようですし。
家父長制が崩れ、親兄弟みな平等の時代。
「天皇」「皇太子」「宮家」の違いがわからない人も多いのでは?
天皇ってなあに?
社会の勉強では
「天皇=日本国の象徴」と教わります。
それから「戦前の大日本帝国憲法では天皇は神聖にして侵すべからず」とも。
「神聖にして侵すべからず」も
「日本国の象徴」も何だかわけがわかりませんよねーー
そんなもん、なくたって生きていけるし・・・・って思うでしょ?
よくわからないけど、お正月には高い所からお手ふりして、ちょっと古臭い
言葉を話すおじいちゃん的な感じですか?
昭和天皇はまさに「日本のおじいちゃん」であり、香淳皇后は「日本のおばあちゃん」
でした。
普段は甘やかしてくれるけど、実は一番怖い存在。
この二人を裏切ると罪悪感で眠れなくなりそう・・・この二人だけには嫌われたくない
この二人だけは長生きして私達を見守って欲しい。
そんな風に思わせて下さったのが昭和天皇と香淳皇后でした。
私達国民の「倫理」感そのものだったのかも。
そしてその「倫理観そのもの」という意識がいわゆる「神道」なのです。
神道・・・それは宗教ではありません。
日本中、どこにでも「神様」はいます、家の中を見回しただけでも何か所にいるかしら?
トイレの神様、台所の神様、玄関の神様・・・・私達はお正月などの節目節目に
それらの「神様」を怒らせないように、いつも見守って下さるように綺麗に清めたり
正しくあろうと努力したりするわけです。
それらの神様の大元が伊勢神宮にいらっしゃる天照大神です。
そして天照大神の子孫tとされているのが「天皇」なのです
つまり、「天皇」というのは「神様の治めるこの国の安泰を祈る存在」です。
うそだーー じゃあ、天皇って人間じゃないの?って思う人もいるかも。
その答えは・・・・・「人の形をして人として生まれて来たけど、その役割は
人とは違う」って事でしょうか?わかる?
「天皇」とはそこにあるだけで、国の、国民の「倫理そのもの」なのです。
今は、2000年も続いた「天皇家」がそこにあるので、重要性を感じない人も
多いでしょう。
なくなっても別に構わないと思う人もいるでしょう。
でも、実際、本当になくなってしまったら日本国は、日本国民はどうなるのか
それは誰にもわかりません。
もしかしたら土砂のように「日本」という国が崩れ去って違う「地域」になるかもしれないし、
またはゆっくりと民族が消滅してしまうかもしれません。
でも、ヒントはあります。
それは現在の「皇太子家」です。
それはまた後にして・・・・・・
皇族ってなあに?
皇族とは、その天皇の子供、親戚にあたります。
皇太子徳仁殿下 (天皇の長男)
雅子妃殿下 (天皇の長男の奥さん)
敬宮愛子内親王 (天皇の孫)
→ この3人は「皇太子家」「東宮家」と呼ばれている天皇の後継ぎです。
家業を継ぐ人です。
ここまでを「内廷皇族」といいます。
そしてここから先は「内廷外皇族」といいます。
秋篠宮文仁親王殿下 (天皇の次男)
紀子妃殿下 (天皇の次男の奥さん)
眞子内親王殿下 (天皇の孫)
佳子内親王殿下 (天皇の孫)
悠仁親王殿下 (天皇の孫)
常陸宮正仁親王殿下( 天皇の弟)
華子妃殿下 (天皇の弟の奥さん)
三笠宮崇仁親王殿下 (天皇の叔父)
百合子妃殿下 (天皇の叔父の奥さん)
桂宮宜仁親王殿下 (天皇のいとこ)
三笠宮信子妃殿下( 天皇のいとこの奥さん)
彬子女王殿下 (天皇の従兄弟の娘)
瑤子女王殿下 (天皇の従兄弟の娘)
高円宮久子妃殿下 (天皇の従兄弟の奥さん)
承女王殿下(天皇の従兄弟の娘)
典子女王殿下(天皇の従兄弟の娘)
絢子女王殿下(天皇の従兄弟の娘)
皇太子の役割 → 天皇の補佐
代理
後継ぎをもうけること
皇族の役割 → 皇太子家に後継ぎがない場合のスペア
という事で、天皇・皇后&皇太子一家の財布は一つです。
3億2000万円が「天皇としての役割を果たすため」に使われるのです。
食費・医療費・通信費無料
御用邸を自由に使う
皇居・東宮御所を使う
私的な使用人は約50名
専用機を使う
グリーン車貸切
スイートルームワンフロア貸切
衣装代も国家予算
信号操作をして目的地までノンストップ
天皇は祭祀を行い、国事行為を行い、外国の賓客をもてなし
海外へも公賓・国賓としていく場合が多いので、その業務に支障が出ないように
多くの予算が計上されています。
それに比べると筆頭宮家の秋篠宮家の予算は5000万強です。
食費=実費
医療費 =10割
通信費 = 実費
私的な使用人 = 5人程度
御用邸を自由に使う権利梨
民間機使用
信号操作なし
衣装代 =実費
宮家にも祭祀があり、「依頼された公務」という仕事があります。
しかし、その場合の交通費などは全部宮家持ちになるので、公務が多い程
赤字になる計算。
高円宮家などはそうならないように謝礼を貰う「テープカット公務」などをしています。
つまり、皇太子というのは「天皇の役割を担う者」として、他の皇族とは全く
別の扱いを受けているという事になるのです。
天皇になるには
古来より、天皇家は「男系の男子」で繋がれていました。
男系の男子=お父さんが天皇である家系に生まれた男の子です。
天皇の子というのは、産まれた時から「親王」「内親王」だったわけではありません。
「親王宣下」「内親王宣下」を受けないと皇族ではないのです。
例) 源氏物語
・ 光源氏・・・・父は帝で帝の第2皇子だけれど、臣下になった。
兄は東宮、弟は蛍兵部卿の宮という皇族
天皇の子といえども必ず親王になれたわけではないし、長男だからといって
必ずしも皇太子になれたわけではない。
しかしながら現在の皇室の中で「浩宮徳仁親王」は、生まれながらに「将来の天皇」
になる事が決定して生まれてきた人です。
彼が立太子したのは平成3年。
その時から「皇太子」と呼ばれるようになったのです。
3月25日。天皇は20年ぶりに伊勢神宮へ参拝されました。
その際には三種の神器も一緒に移動しました。
つまり、今回の参拝は非常に大きな「儀式」だったわけです。
天皇が不在の間、都である東京で控えていたのは秋篠宮家でした。
皇太子は24日から奥志賀へスキーへ行きました。
あれ?皇太子って天皇の補佐や代理をする人じゃないの?
その通りです。
でも、今回は(今回に限らず)皇太子はその役割を放棄したのです。
天皇とは「国の為に祈る」仕事を持っていると書きました。
その為、天皇とその家族は生まれた時から、あるいは配偶者になった
時から「宮中祭祀」を義務付けられます。
歌舞伎の家に生まれた子が芸事を義務付けされるのと同じです。
「拒否する権利」はそこにありません。
なぜなら天皇にとって「祭祀」は義務であり「生き方」だからです。
祭祀をしない、祭祀を拒否する天皇はもはや天皇でないといえます。
歌舞伎役者にとって「歌舞伎」は生き方です。
狂言師にとって「狂言」は生き方です。
それが「伝統」というものなのです。
芸事の場合、本人が嫌になれば廃業も可です。しかし、その場合は
名前を返上しなくてはならないし、他に「生き方」をみつけなくてはなりません。
しかし、天皇、そして皇族には拒否する権利はありません。
・・・・と、長い間そう思われていたのですが、ここで
「祭祀を拒否する権利を有する」皇族が現れました。
それが
雅子妃殿下
愛子内親王殿下
です。
雅子妃は皇太子と結婚する事によって「皇族」になり、祭祀を行う「義務」を
負いました。
しかし、彼女は「祭祀に意義を見いだせない」として「拒否する権利」を主張。
さらに10年前からは「体調の波」を理由に一切の祭祀を拒否しています。
愛子内親王は生まれながらの皇族です。
しかし、皇族であるゆえにやらなければならない祭祀を一度も行っていません。
これはどういう事かというと
嫁なのに婚家の法事を拒否
嫁なのに婚家の墓参りを拒否
嫁なのに婚家のしきたりを拒否
娘なのに家の法事・墓参りを一度もした事がない
という事なんです。
一般的に見て常識的に見て考えられない事が起こっています。
今時の女性が
「私は〇〇家に嫁いだんじゃありません。〇〇さんの妻になったんです。
だから義両親の面倒もみないし、あっちの法事や墓参りは全部拒否します」
と言ってるのと変わりありません。
だけど、実家の法事や慶弔ごとには夫と子供を引き連れていそいそと出かける
のですから、婚家としては「そんな事いうならうちの苗字を名乗るなっ!」
「離婚して出て行けっ!」って気分になるでしょう?
「意義を見いだせない」というなら、実家の同じことも拒否すべきの筈。
なのに、それ受け入れるという矛盾と「いいとこどり」
これが現在の皇太子一家なのです。
今回のスキー旅行も
「私達の楽しみを奪われてまで義両親に合わせる必要はない」という考えでしょう。
秋篠宮家の2内親王と悠仁親王は、「祭祀」という義務を小さい頃から
しっかりと教え込まれてきました。
悠仁親王が幼稚園を卒園した時に、神武天皇陵や昭和天皇が眠る
武蔵野陵を参拝した事は、「皇族」としての義務ですし、歌舞伎役者の子でいう
初舞台を踏んだ・・・ようなものです。
眞子内親王は成年式で宮中三殿に参拝し、その後、伊勢神宮へ。
大学卒業にあたっても宮中三殿に参拝し、武蔵野陵へ参拝。
秋篠宮家はお彼岸にも武蔵野陵を参拝してます。
しかし、愛子内親王の場合、宮中三殿に行った事があるかも怪しいし
確実に武蔵野陵にも伊勢にも行った事はありません。
皇太子一家のふるまいは・・・(何度も例にだしてごめんなさい)
歌舞伎役者の家に生まれた子供が歌舞伎をやらないのに
親の名前を襲名しようとしているのと同じなのです。
そういえば、歌舞伎界でも似たような事が・・・・・
そう。
香川照之=市川中車です。
彼は市川猿之助の子として産まれましたが、歌舞伎を伝授して貰えませんでした。
いわば「親王宣下」を受けなかったのです。
それはつまり「猿之助の子」として認められてないようなもの。
それが悔しくて彼は40過ぎになってから、猿之助に頼み込んで
「中車」という歌舞伎役者の名前を貰いました。
でもさすがに「猿之助」を貰う事は出来ないので、代わりに息子を歌舞伎界に入れました。
だけど実際、歌舞伎界も芸能界もファンも香川照之を
「市川中車」として舞台で見たいとは思わないですし、認めてはいないのです。
それでも名前が・・・・・・という所が彼の悲しい所なんですが。
しかし、彼が「中車」を名乗り、歌舞伎界に足をかけたおかげで、息子の團子ちゃんは
「市川一門」の正当な子になれたわけです。
皇太子一家の場合はもっとたちが悪い。
自分達がなぜ天皇と同じ財布を持てるのか、あらゆる特権がゆるされているのか
その事が少しもわかっておらず、「拒否する権利」だけを主張しているのですから。
仮に彼らに「祭祀を拒否するなら皇族辞めろ」と言ったとしましょうか。
そしたらどうなるでしょう?
「皇族は祭祀をしない権利がある」というでしょうね。
一番悪いのは妻子の「拒否」を無条件に許している皇太子そのものなのです。
「皇太子さまがお偉い」のは、将来天皇になるために修行をきちんと行い受け継ぎ、
常に補佐し代理を務められる立場だから。
なのに、実際には天皇が不在でもお留守番一つ出来ず、勝手に遊びに
行っちゃった・・・・ドラ息子だったという事。
私達の貴重な税金、3億20000万の大方は皇太子一家の遊興費に使われて
「使う権利がある」と主張されているわけです。
どうでしょう?
それでも「雅子様はお可哀想」と思いますか?
「天皇家なんて関係ない」と思いますか?