10日の夜、BS日テレでやっていた「深窓NEWS」とかいうので
「女性宮家」についてやっていたので、ちょこっとレポします。
出演者は 久能靖
八木秀次
それにアナウンサーです。
典子女王の婚約
25歳の高円宮家の典子女王が一般人と結婚 → 皇籍を離れる。
三笠宮家の2女王、高円宮家の残りの2女王が降嫁するかもしれない。
悠仁親王が天皇になった時
現在、22歳の眞子内親王、19歳の佳子内親王。この二人が降嫁した場合
悠仁天皇を支える皇族がいなくなってしまう。
久能 → 天皇が外国訪問をする時には国事行為代行しなくてはならない
しかし、このまま皇族がいなくなったら悠仁天皇は外国にいけなくなるだろう。
女性皇族が結婚後も皇族として残る「女性宮家」について
八木 → 反対。
久能氏は「野田内閣の時に女性宮家が検討され、それは皇位継承とは切り離す」
という話をしたが、皇位継承と切り離す事は出来ないだろう。
女性皇族が結婚し、宮家の当主となり子供が生まれたらその子は「女系皇族」
という今までに例のない事態になる。
久能 → 皇位継承に絡めない為に「一代限り」の女性宮家が最良。
女性皇族の配偶者と子供を皇族として認めないという事。
野田内閣時の「女性宮家」案
・ 愛子・眞子・佳子3内親王限定
・ 一代限り
↓
夫・子供に皇族の身分を与えるかどうか
皇籍離脱後も皇室活動を可能にする案 (皇族国家公務員案)
久能 → 財政的な事を考えると内親王限定は当然。ゆえにいい案である。
八木 → 本当に一代で限定出来るのか。
内親王に配偶者や子供が実際に出来たら「皇族」扱いせずに済むはずがない。
また一代限りでは宮家創設の意味がない。
久能 → 明治時代、伊藤博文が海外訪問した時、女王を認める事を考えた。
女性天皇を認める、認めないなど色々議論があった。
井上毅の意見を取り入れ「男系男子」とすると決めた。
男系男子と決めるまでには紆余曲折があった。
八木 → 井上が説いたのは過去の天皇の歴史において、ただの一度も男系継承が
崩れた事がない。これを鑑みて「男系男子」と決めた。
なぜ男系男子でなければいけないのか
八木 → 125代の天皇全てが男系男子であったという歴史。
これが皇位継承の「原理」である。
女性天皇ならいいのでは?
八木 → 8人10代の女性天皇がいるが、全て男系女子であって天皇の妻・皇太子妃
あるいは天皇の娘で生涯独身。
現在の女性皇族が皇族男子と結婚する事はありえないので、民間人と結婚すれば
その子は全て女系になる。
これから先、「男系男子」の原理が続いていくかどうか危ういから
女性宮家なのでは?
八木 → 男系男子を続けていく為に、戦後、臣籍降下した11宮家で続いている家がある。
彼らを皇籍復帰させて続けていく必要がある。
海外の王室の在り方は参考にならないのか
久能 → 日本とヨーロッパなどの国々では王室の在り方が違う。
あちらは外国人が王になる事もあったし、ヨーロッパ全土が姻戚になっているようなもの。
そのような国々と日本を一緒に語る事は出来ない。
旧宮家の復帰
八木 → 昭和22年に臣籍降嫁した11宮家。GHQによって皇籍離脱させられただけ。
過去の例を見ても、遠縁であっても「男系」に継承させるべき。
「皇統に属する」・・・・国民感情としては60年以上も皇籍を外れていた人が
「男系男子」としても「皇統に属する」と理解するのは難しいのでは?
八木 → 「皇統」≒「男系」である。しかし、将来「皇統」に女系が含まれてはならないので
あえて旧皇室典範では「皇統に属する男系の男子」と書いた。
「天皇」がなぜ「天皇」であるか・・・・というのは「男系男子」であるから。
久能 → 11宮家の子孫は全て民間人として生きて来た。いきなり皇籍復帰では
国民感情が納得できない。
新たに宮家を創設?
廃絶された宮家に入る?
今後の議論
久能 → あと数年の間に結論を出して「女性宮家」を創設し悠仁親王をアシストするべき
八木 → 女性宮家は反対。
ええっと。
八木氏と久能氏、ひたすら秋篠宮家の眞子内親王と佳子内親王の降嫁の
心配をしてて、一切愛子内親王の話が出てこなかった事が笑えますが。
悠仁親王が将来天皇になった時、5歳しか違わない愛子内親王が
サポートするとは・・・・ありえないんだなあと。
まず。
久能さんが「悠仁天皇になった時、国事行為代行をする人がいないから海外訪問は
出来ないかも」と言った時、「え?そこ?」と思ってしまい。
現在、今上陛下が海外訪問する時には皇太子が、秋篠宮が国事行為代行をしています。
悠仁親王が天皇になった時、天皇としての「国事行為」を内親王にさせるって事ですか?
天皇の「姉」達に?
それとも「いとこ」に?
普通は・・・・・侍従になるんじゃないでしょうかねえ。
要するに悠仁親王には「代わり」がいないという事で。
改めて、こんな皇室にしてしまったのは誰だ
皇室が自らの手で「皇統断絶」への道をひた走りに走ってきた事になるのですね。
今頃「どうしよう」と思っても遅いっ
高円宮に女王しか生まれなかった時点で、「男系維持」するにはどうしたらいいか
皇太子に多産系の妃をつけてひたすら子供を産んで貰うか、皇太子成婚3年目あたり
から秋篠宮家にお願いするとか、すべきでした。
だって側室制度がないんだから(それを廃して自らの首を絞めたのも皇室ですが)
しょうがない
子孫を残すという事はきれいごとではない。そこには「愛」はあっても「恋」だの「やりがい」
だの「人権」だのはありません
でも・・・とにかく、秋篠宮家に産児制限をかけたお陰で、多産の紀子妃はお子様を3人しか
もうける事が出来なかった。そのうち1人が男子だったというのは、奇跡的な出来事でした。
だからしょうがない。
悠仁親王を頑張ってお守りして皇統を繋げる・・・・為に、多産系で子供を産む事を嫌がらない
女性と少しも早くご結婚して頂くしかありません。
キャリア志向で「子供か仕事か」なんて言う女性は絶対にダメです。
だって「子供を産む」という事は、ある意味「自分を捨てる」事ですもの。
「母」となる事はそれまでの自分の全てを捨てる事。未練があると母にはなれないの。
それはいいとして。
私は、悠仁天皇の時代、皇室の役割も大きく変わっていると思います。
現在の両陛下の忙しさはご自分達が作り出したもの。
天皇の本来のお仕事は「祭祀」「子孫を残す」ついでに「国事行為」があるようなもの。
その原点に還るだけではないかと。
海外訪問も減るかもしれないけど、そんな事で不平を言うような天皇にはならないでしょうし。
むしろ、心配なのは悠仁天皇の邪魔になるかもしれない「いとこ」の存在です。
早くに両親をなくすだろう愛子内親王処遇は懸案事項になりそうですもの。
その時、悠仁天皇がきちんとご自分なりの「皇室観」を持って、政府に意見を言えるような
存在になられることをお祈りしています。
私は久能さんの言う「一代限りの女性宮家」には意味がないと思っています。
眞子・佳子内親王は悠仁親王より15歳と12歳も年上。
どっちが先に歳をとるか・・・わかりますよね。
宮家の復帰というのも、その家の現当主を復帰させるのか、次期なのか
その子供は全員宮家を創設させるのか・・・とか色々課題がありますよね。
私は。
「公務」の肩代わりを欲しての「女性宮家」を作るくらいなら、政略結婚と
いえども眞子・佳子内親王を旧宮家に縁付かせて新しい宮家を創設するべきと
思います。
いわゆる明治天皇方法ですけど。
結婚の自由がーー政略結婚は可哀想ーー人権がーーというなら見合いすらままなりませんが
相手候補に男系男子が沢山いれば、あるいはそこから・・・と
僅かな期待を抱いたりして
つまり宮家当主ではなく「妃」になるべきなのです。
将来、悠仁親王がご結婚して5人か10人女子が生まれて、それくらいいたら
そのうちの何人かはもしかしたら男系男子と縁付くかもしれない。
そしたら宮家創設ですよね。
それが一番自然だなと思うんですけど
ちなみに「臣籍降下して60年も70年も」とか言いますけど、江戸時代末期には
世襲親王家4つじゃ足りないというので仏門から次々還俗させて宮家を創設
したわけで。それを考えたらたった60年や70年くらいと思います。
久邇家や東久邇家は香淳皇后の血筋ですし、東久邇宮妃は昭和天皇のご長女でした。
そんなに遠くないでしょう
「男系男子」で繋ぐという原理が生きている以上、それこそ一般人になりすぎてーー
国民感情がーーなんていうのはおかしいでしょ。
勿論、中には小和田さん家みたいに成り下がった家もあるでしょうから、そこは
吟味しなくてはなりませんけれども。
典子女王から学んだ事は、「結婚とは必ずしも情熱的に恋をしなくてもいい。
価値観が同じ、つり合いがとれる相手が一番」って事でした。
それを踏襲すれば眞子様や佳子様のご縁もおのずと決まって来るでしょう。
悠仁親王のお妃も。