パンパカパーン パンパカパーン
我が家の可愛い姫ちゃんは21歳になりました
生まれた時の体重が2500グラム。病院の貸し布おむつで体半分以上すっぽり
隠れちゃった程小さかった我が家の姫ちゃん。
それが今や「ふとっちゃうっ」と気にする程大きくなりまして
母としては「ほっ」です。
宝塚の布教活動にいそしむ
相変わらずヅカファンで 「ママのせいだからねっ」って・・・・いいじゃないの。
おかげで小さい頃から芸術に触れる事が出来たんですわ
ママに感謝なさいませ。
しかし、生身の男子に目が行かないのは困りもの。
職場がディズニーランドで、日々、かっこいいプリンス・チャーミングを見て
ミッキーを見て、宝塚にハマっていたら、生身の男なんて・・・冗談じゃないわっ状態。
夢の世界に生きている姫ちゃん、少し現実をみなさいよ。
最初は、同年代がいなくてお友達がいないよーーと言っていた姫ですが
最近では年上・年下のお友達が増えたようです。
時々お茶して帰って来ることも 渋谷だの新宿じゃなくて舞浜ならまあ・・いいっかと。
昼間の女子会は日比谷が多いようで・・・・
そんな彼女は、今、色々な人に宝塚のDVDを貸して布教活動中
職場で宝塚の話をしているうちに、興味を持つ人が徐々に増えているようで。
生の舞台を見る前にまずはDVDから・・・・という事で、一生懸命に
「何を見せたらいいかしら」と悩んでいます。
何でも最初が肝心!いい作品を見せてとりこにせねばっ と頑張っているのですが。
結局「ファントム」「エリザベート」あとは星組系に落ち着くんですけどね。
幼馴染達との距離感
姫は小さい頃から友達が少ない方でした。
それでも保育園から今までずっと一緒だったお友達2名はいます。
でもその2名は学生。姫とは生きている環境が違うのです。
LINEで度々会話をしているようですが、あちらは「テストがー」といい
「就活がー」と言うような話を聞くとやっぱり違うと感じるみたい。
特に3人で集まろうとすると大変。
学生2人は早い時間から来られるし、夏休みとか長期の休みがあるけど
姫は長期の休みはないし、平日の休みはあっちが学校あるし・・・みたいな感じで。
「働く」という事についての考え方の違いも少しずつ出てきているようで。
「それはしょうがないよ」と話しているのですが、ちょっぴりさびしい?
夢の世界に生きている姫ちゃんは、別な意味で超リアルな現実社会を見ているのです。
姫ちゃんと喧嘩
先日、姫が熱中症になりまして。
職場がかなり暑い環境のようで。一応、何とか自宅まで帰り着いたのですが
寝込んじゃった事があります。
体を冷やし、水分をとらせ・・・でも、なかなか微熱が下がらない状態。
次の日、仕事に行ったものの、即早退させられるという憂き目にあい。
私もかなり心配しまして、薬を選んだり、ああしてこうしてと色々言ったのですが
姫と来たら全く言う事をききません。
「薬なんかいらないもん。大丈夫ですっ。ママみたいにやわじゃありません」
「だったら何で微熱が出るのよ。体力が落ちてる証拠でしょ。そもそも休みの日まで
ディズニーランドに行くってどういう事?そんな無理ばっかりしてるから」
「ママに言われたくありませんっ。なによ。心配なんかしてないくせに」
とかいうので、ついに私がキレて
「だったらもう知りません!勝手にしなさいっ!親にそんな口聞く子はもうしらない」
って言ったら、出しておいた漢方薬をばん!とテーブルに叩きつけて
自分の部屋にこもってしまいました。
ふん・・・・生意気にもほどがあるのよ。
そもそも最近は私を名前で呼んで、偉そうに「ママはなんでそうだらしないの?
コップくらい片付けなさい」とか「洗濯物は干さなくてよろしいっ!ママがやると綺麗に
干せないっ!」とか「少しは母親らしくしなさいよ」とか・・・まるで姑っ
姫を産んでここまで育てたのは私よ。何でそんな上から目線で言われないといけないの?
コップくらい片付けられるわよ。ただちょっと・・・後からやろうと思ってるだけじゃん。
洗濯ものだってさあ・・ちゃんと干してるもん。
ママはママらしいもん・・・・
ふーんだ。
でも次第に「もしこのまま漢方薬を飲んでくれなかったらどうしよう。微熱が続いたら
どうしよう。微熱って高熱よりたちが悪いんだよね」と不安がつのり
30分も経たないうちに姫ちゃんの部屋に。
「ねえ・・・姫ちゃん。こっちおいで。一緒にビデオ見ようよーー仲直りしよ」
姫ちゃん、ぎろり。
「仲直りしようよーーこっちおいで?ねえ?」
ああ・・・母たる私がなんで姫のご機嫌取りを こんなの本末転倒よーー
「ママ、姫ちゃんが心配だからさあ」
「へえ・・・ママが心配なのはお兄ちゃんだけかと思ってた」
「そんな事ないでしょ。いつだって姫ちゃんが一番でしょ。だからねーー仲直りしよう。
一緒にテレビみよう」
猫なで声で必死に言ってたら姫が「しょうがないな。ママは全く」と立ち上がってくれて。
ひとまずほっ 何で立場逆転なのよ。
あ、勿論、漢方薬を飲んでくれました。
「苦いから飲みたくなかった」だけなんですって。でもママがうるさいから・・・だそうです。
ふんふんと聞きながら、この一件はしっかりダディに告げ口させて頂きましたとも。
そうはいっても、ダディはにこにこ笑いながら
「姫ちゃん。ママに偉そうな事言っちゃだめでしょーー」程度。
いつの間にやら、我が家で最強の女は姫ちゃんになっていたのでした。
歳のわりには、いや、歳のせいなのか視野が狭く、一度思いこんだら
てこでも動かない性格をしています。
もう少し柔軟性を・・・色々な角度から物事を見るようにと言い聞かせていますが
なかなか
なんせ、給食で出たブルーベリージャムのまずさに「ブルーベリージャムとはおいしくないもの」
とインプットされてほぼ10数年。
有楽町の「集」でスコーンのブルーベリーを口にいれさせるまでが大変だったのなんの。
でも、食べてみて「こんなにおいしいの。ブルーべりーって」といい、今度は
宝塚を見る度に「集」に行きたがる始末。
そこらへんの先入観を打ち破ればもっと大きな人間になれるのにね。
でも、21歳の姫は匂い立つように可愛らしい。清潔感にあふれ、チャーミング。
こんなに可愛い娘を好きになる男子がいないって。
世の中、どうかしてるっ 確かにガードは固すぎるくらい硬いけどね。
もうしばらく「ママの赤ちゃん」でいてくれるって事よね?