朝は雨で心配しましたが、昼には晴れて・・・よかった
本日は姫ちゃんの卒業式でございました。
ジュニアの時は公立高校でしたし、私一人で参加。
でも、今回は「愛娘」の為に旦那様に一緒に参加 なんだかんだ言いながら娘には甘い。
私立の卒業式って(当たり前だけど)伝統的かつ、学校の個性がよく表れていると
思います。ジュニアの時は後ろに日教組が見え隠れしてて、何だか「形だけ」って
感じで、あとは生徒の自主性を尊重しましたーー的な卒業式でしたけど、やっぱり
創立100年にもなる私立だと、そういうわけにはいかない。
久しぶりに「伝統的」な卒業式を見たような気がします。
何がどう伝統的って。
受付で渡されたお赤飯
ひょえーー ちょっとびっくり 受付でお赤飯を配るのねっと。
卒業式は二階建ての講堂で行われたのですが、1階は生徒。父兄は二階席限定。
来賓も「同窓会会長」「高校同窓会会長「「母の会」会長・・と、公立では
あまりみない顔ぶれ
千葉県知事様のご祝電も・・・何だか珍しいような?
ひたすら後ろに歩く生徒様
壇上真正面にはでかでかと国旗が。それはどこも同じ。
でも公立の場合、それって形式的な感じがします。
でもこの高校の場合、「国旗にお尻を向けちゃいけない」という意識があるのでしょう。
賞状を受け取る生徒たちは、階段を一段一段足をそろえて登り、賞状を受け取ると
それを捧げ持ったまま、後ろにずり下がり、階段を下り、来賓達に向かってお辞儀を
するのです。
みている方は、階段から落ちないか心配になりますが、さすがです。
仰げば尊しとほたるの光
昔の卒業式の定番ですが、公立ではとんと聞くチャンスもなくなりました。
この2曲をきちんと聴けたことが素晴らしい。
東日本大震災を乗り越えて
答辞には感動しました。
この子達が3年生に上がる直前に大震災が起きたのでした。
うちの姫はたまたま学校から帰ってきていたけど、答辞を読んだ子は学校にいて
被災し、一晩家に帰れなかったそうです。
あの日から始業式までずっとお休みだったから実感としては乏しいけど
講堂の屋根が落ちたり、道が液状化したり、計画停電にひっかかったりと
色々大変だったんですよね
本当によく無事に乗り越えてくれたと思います。
学校でお昼が出る?
卒業式後、生徒たちは学校でお昼を食べて下校だったそうですが、お弁当が出て
結構豪華メニューだったそうです。
記念品には名入りの万年筆やらMIKIMOTOの手鏡やら・・・さすがに私立だわーー
3年間を振り返り、娘をこの学校にいれてよかったと思います。
確かに公立に比べて学費は3倍くらい高いし、色々経費はかかったし。
信じられない程贅沢だなあと思った事もしばしば。
でもその分、本当にアットホームに接して頂き、至れり尽くせりの日々で女の子の
母としてはこんなに安心できる環境はなかったように思います。
娘達がこのご恩を「恩」として感じるのは多分、10年後20年後だろうと思いますけど
確かに教育に間違いはなかったと思います。
本当にありがとうございました。
姫ちゃんへ
卒業おめでとう
という今、この時点でもママは複雑な気分です。進学も就職もせず、ただアルバイトを
ちょこまかやる日々に甘んじるあなたを見て、歯がゆいやら悲しいやら。
今日だって後ろの席で「お嬢様はどこの大学?うちは目白ですのよ」なんて
会話が聞こえてきて・・・素直に卒業を喜べないママの気持ち、多分、君には
わからないだろうなあ。
多分、大正末期とか昭和初期に生きていたらこんなに出来た娘はいないと思います。
校則違反をせず「制服賞」なるものを頂くほど真面目で、律儀で丁寧な娘。
先日、学童保育の先生を慰労する会に出たときの姫ちゃん。1歳の男の子を
当たり前のように抱っこして面倒を見てくれました
昔は当たり前の事が今は「特技」になっているんですけど、確かに君は家庭的な
娘です。
何より家族の「和」を大切にして争いを好まず、そんな風になるくらいなら自分が
一歩引く。それってやっぱりばばちゃんの血筋かな?
そんな娘を誇りに思うと同時に、今のような時代に生き辛さを抱え、自ら行動できずに
いる事を非常にイライラしてみている自分がいます。
今。姫ちゃんは「自宅」にいる安心感にひたって、ママに好き勝手言って甘えたい
年頃なんだろうなと思いました。
小さい頃、そんな風に窮屈に育てた記憶はないけど、君の中で色々な「遠慮」が
渦巻いていたんでしょう。
それが今になってママに「わがまま」「甘え」という形で出て来ているのかもしれません。
去年もおととしもお兄ちゃんにつききりだった事は確かで、ほったらかしにされたと
思われても仕方ないかなって。
こうなったら、どこまでも「お付き沿い」致しますよ・・・・・
君が望む限り。
「もうついてこないで」って言われるまで。
時々、ママの肩にちょこんと頭を乗っけて「ねえねえ」って言う姫ちゃん。
18にしては子供っぽい。でも、そういうのが心地いいのも確かなんですよ。
ママもまた姫ちゃんに依存しているのかな。
自立して君が家を出ても何とかやっていけるように頑張ります。
それまでは・・・・・お互いに共依存にならないように・・適度な距離を保ちつつ
母と娘にしかわからない時間を楽しみましょう。
君は体が弱いからね。無理をしないで頑張ってください。
いつも我が家の太陽である事に代わりはないのですから・・・・・