我が家の姫ちゃんに郡山宮妃からクリスマスプレゼントが。
断舎利中の宮妃らしく、「形見」を残したいと考えられたのか
18金のブレスレットにネックレス、それに可愛いてんとうむしのブローチ。
全部、宮妃の御持物。
で・・・ブレスレットを見た私。
あれ・・・・?この18金・・・・見覚えが・・・・もしかして私があげたもの・・・・・?
バブル当時のデザインだし、きっちり東京工業品取引所のマークが。
あらまあ。宮妃ときたら、嫁にもらったものを孫にあげるわけねーーいいけどねーー
せめて「ママに貰ったんだけど、あげていい?」くらい聞いて欲しかったわ。
でももう一個あったと思う。地金型のネックレスが。そのうちくる?
姫いわく「こんな派手なの(派手でもなんでもないっ)つける機会ないわよ」とあまり嬉しそうでもない。
いやいや、姫のような若い人がつけずして誰がつける?
おばばさまへのクリスマスプレゼントを買わねばね。
で。まあ、私もバーゲンの為にデパートへ参りましたとさ。
買い物が終わってさあ、帰ろうと思ったら目に入ったアクセサリー売り場。
何でもディズニーとコラボした指輪やネックレスを売っているんだそう。
銀細工だけど、それなりの値段(まあ、18金にはとうてい及ばないけど)
ちらっと目に入ったら、猛烈に店員さんに勧められてしまい
彫刻師で、どうしても指輪に名前をいれたいらしい。
どうやらここにあるのは今時の「マリッジリング」の数々なのね。ペアで買うっていう・・・・
(マリッジリングがシルバーの時代が来るなんて思わなかったなあ。プラチナだったよ。
って無くしたけど)
じゃあ、うちら関係ないわ・・・と立ち去ろうとしたら
「これなんか可愛いですよ。奥様御一人でも。ほらミニーちゃんの顔が」と言われ
しげしげと眺めたら買わざるをえなくなって。
で、ぽろっと「実は結婚25周年なんで」と言ったら
「まあ!銀婚式といえばシルバーですわ(それはそうかも)」
「25THで奥様と旦那様のイニシャルを刻印しましょう」なんていわれて。
旦那の顔を見たら「買えば?」というし、断りきれず。
「じゃあ、お願いします」と言ったの。
そしたらそこからがすごいっ
その場で刻印してくれました。「25TH」って・・・・こんなの見るの、前の指輪をなくして以来だわーー
「ほら、この指輪にダイヤが一個ついているでしょう?このダイヤは永遠の愛を誓うものです。
そこで旦那様、ここでもう一度奥様に愛を誓われてはいかがでしょう?」
え?ぎょえっ?ここで愛を誓う?
旦那、お断りかと思ったら「はい。いいですよ」って。
「ではおぼっちゃま(ヨンジュナ)を立ち会い人とさせて頂き・・・奥様、25周年おめでとうございます。
今、改めて旦那様への愛を誓い、一緒に歩いて行くと誓われますか?」
「はい」
と言ったら旦那が「うそつき」って言ったのっ この野郎 ですが。
こっちだって「はい」までは迷いがあったよーーここで言っちゃっていいのかって。
逃げ場のない花嫁気分でしたっ
「旦那様、結婚25周年おめでとうございます。これからも奥様を守り愛しぬく事を
誓いますか」
「誓います」
(言ったよねーー言ったな?絶対だな?)
「では旦那様、指輪をはめてさしあげて」
ここは売り場だからねーー往来のお客がいるところだからねーー
と、いいつつ、旦那は私の左の薬指に指輪をはめてくれたのでした。
ほぼ二人同時に「あ、今度はうまくいったね」と。
実は結婚式の指輪交換では、互いの指輪を間違えて慌ててはめなおすという
ハプニングがあったのでございます。
プラチナが25年かけてシルバーになっちゃったけど。まあいいっか。
あの時の重々しくも素敵な指輪のデザイン、本当は好きでした。
でも今回の・・・ちょっと若い人向きの指輪も悪くはないわ。
いずれ姫の手にわたるんだし。
神様があまりに嘆く私の為にアクセサリー売り場に連れて行ってくれたのでしょう。
と、思う事にします。