CRYSTAL TAKARAZUKA
中村暁先生の作品。
レーザー光線のすさまじさにちょっとわくわくしてしまいました。
1場 → ダンスの結晶って。トップさん、あまり踊ってないじゃん。
2場 → ミスターシンデレラ。せっかくマーリンが「素晴らしい衣装にしよう」って言ってくれてる
んだから着替えようよ。何でシンデレラと同じ格好に?
っていうか、いつ「魔女」が・・・・
あ・・・愛の結晶? ワンパターンでも宝塚では白一色がハッピーエンドなの。
3場 → ドール・オペラ
沙央くらまのコッペリウスはいいとして。救いに走ったホフマンがあまり熱心に見えないのは
なぜ?必死にオランピアを救出って感じには見えないのよね。
で、ラストの意味も今一つ。
4場 → CRYSTALS。やっぱり若手はいいわあ 安定の珠城りょう。以下イケメン揃い。
あまり線が細い子がいないという感じ。
5場 → ここで「愛希れいか様」が颯爽と登場し、踊りまくるっ 最近の娘役の扱いとは別格。
もうもうちゃぴちゃんトップスターでいいやん 美しいし歌っても踊ってかっこいいし。
綺麗だし。
使われてる音楽がどこかで聞いたような?
思い出しました 「サジタリウス」情熱の星のシーン。あれ、ここも「情熱の結晶」じゃ。
この曲きくと、一路さんの歌声と、傷つくお花様の壮絶なダンスが浮かびます。
6場 → 個人的にはこのシーンが一番好きです。「ミロワール」そっくりと言われようとも。
ああいう流れるような群舞が好き。川崎悦子さんじゃなかったのでそこだけ残念ですが。
秀逸なシーンでした。
7場 → ここでも「愛希れいか様」のダンスがすごくて っていうか、娘役全体が生き生きしてて
素晴らしい。無論、燕尾のダンスもよかったけど、真ん中に立つ人によって印象は違いますよね。
龍真咲、やっぱりほとんど踊らないのね。だから勝手にちゃぴちゃんに躍らせとく事にしたの?
出演者について
龍真咲・・・・PUCKでの演技は評価します。でもこういう子供っぽい役の方がしっくり来るというのは
果たしていい事なのかと。あのへんてこな節回しがなかっただけでもよしとする?
ショーにおいては、いつも通り、真ん中で立ってるだけって感じで
愛希れいか → ハーミアはとても可愛らしかったし、歌も上手。ほんと、この方は何をやらせても
上手なんだという事がわかりました。
またトップとしての風格も出てきて、娘役を従えて踊るシーンなどは大昔のトップ
娘役を彷彿とさせて嬉しかったです。
相手役に合わせる事無く、実力を発揮される事を望みます。
美弥るりか・・・二枚目だし、本来は優しい役が似合うので悪役が今一つ板につかないというか。
芝居の最後、みんな何人かづつ退場していくシーンで、やりようもない感じで
去って行くのが気の毒でしたね。
ショーでは1場面与えられ(凪七と一緒だけど)美しさと二枚目ぶりは今の月組では
貴重だし、威厳も出て来たので1・2作トップをやらせてもいいんじゃないか?と。
コスチュームが映えるし、大仰な作品でも対応できる。素晴らしい人材だと思いますが。
凪七瑠海・・・・すっかり美弥るりかと一緒が板についちゃって。
下手にセンターに置かれるよりも、誰かの隣にいる方が安心するし、安定しますね。
珠城りょう・・・とにかく大物である事はわかったし、歌も上手、ガタイも立派。優等生だという事はわかる。
いつトップになってもやっていけそうな人である事も。
だけど、御免。好みじゃないんだと思う
なーんか違うんだよなーーと。
華もあるし、オーラもある。だけどどこか「宝塚的」じゃないというか。
小劇場タイプだった久世星佳ですら、私から見れば十分宝塚的だと思うけど珠城は。
まあ、でもトップになる日は近いんだろうなと。
星条海斗・・・すっかり専科のようになってますけど。コスチュームが似合うなあと。
オーベロン様の出番をもっと増やしてくれたらいいのに。
沙央くらま・・・「PUCK」のヘレンは素晴らしかったです。間のとりかたが抜群に上手で。
だけどどこかに遠慮があって弾けられなかった?
ショーにおいても、安定しているし。今後、専科として実力を発揮していくのでは。
めざせ、美沙のえる。
我が家の姫ちゃんは「朝美絢」がお気に入りになったようです。新人公演主役の子?
すみません、判別できず。
観劇回数も減ってだんだん宝塚と離れつつある母と違い、姫はDVDとはいえ、しっかり細かく
観察するので新人さんを発掘するのが上手。
母も姫ちゃんに教わって頑張らないといけませんわね。
で・・フィナーレの時。地震があったんです。
怖かったーー二階席の4列目のほぼ中央だったんですけど、なーんか揺れてる?と
友人と顔を見合わせ。(姫は気づかず)
でもなかなか収まらなくて。
劇場のあの位置にいると恐怖感が半端じゃないです。もう少しでパニック起こしそうに。
必死に我慢しつつ。だけどトップパレード、ほぼ目に入らず。
そのせいなのか、龍真咲の最後の御挨拶がめちゃくちゃ早口で。
いくら何でもあそこまで早口にしなくてもなーーとぶつぶつ。
一気にまくしたてて幕がおりた感じですもの。
2011年3月、震災直後に観劇して地震にあった事を思い出してしまいました。
でも何事もなくやってた組子のみなさん、えらい