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Channel: ふぶきの部屋
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後藤健二母会見全文2

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それから日本は・・・私の父は・・あのー軍人です。

朝鮮・・とか、そういう所のあのー・・

今ちょっと言葉が出ないのですがかなりの、

トップだったと思います。それで私はいつも

軍用車とそれから三角形のひらひらする

はたのある自動車で送られていました。

ただ今は私どもは・・ただ今はですね、写真を見ますと、

その時に私のおじいちゃんなるもの、

教育者なんですが、その人が本当に自分の姿で草履ばきをはいて私の、

朝鮮馬山の宿舎へ訪ねて来た。

私はつい最近まで、おじいちゃん、なぜそんな恰好で朝鮮へ来てくれたのって、

恥ずかしいじゃないって、そういうような思いをした事がありました。

しかし、最近、わかった事は、ちゃんとした格好をしてくれば家族とか、

それから回りの人々に反対されたんだと思います。

それで一目、息子に会いたかったその一心で海峡を渡ってきたと思うんです。

私も、そういうせつない親の気持ち、そういうのが現在はわかると同時に

全ての地球上で住んでいるお母様がた、どういう気持ちでいらしゃいますか。

一生懸命母の手で育ててそして戦争にやる・・

こういう事も少しも考える方はいないと思うんです。

戦争はやめていただきたい。

おいしい白米から麦ごはんにかえたとしても、

それは母たちの喜びだと思うのです。

どうぞ、皆様のお力で健二の命を救ってください。

ただ。私は自分の子供の事だけを言っているのではないのです。

子供はユニセフとかそういった子供達のことを非常に考えておりましたので、

今度命あってかえるならは日本は、

のみならず世界中を回ってやはり次世代を担う子供達の教育にも携わって頂きたい。

そして原子力のない、国を作って頂きたい。

そんな言葉をかけてやりたいと思います。わが身を捨てる事ですね。

つまり。

今のお話は生意気かもしれませんが、健二のした事は、

つまらない事と言われるかもしれませんがしかし、

生まれて2週間も満たない赤子をおきながら同胞、日本人の方の救出に向かったんです。

ぜひとも、そういう優しい気持ちでいったのではなく、

もっとイスラムに対しても違う感情があったと思います。

それはなぜかと申しますと、捨て身で行ったという事ですね。

という事はやはり、イスラムの国、そういう事にも

いろいろと会ってお話をすれば

わかりあえる地球人だと判断したからだと思います。

どうぞイスラムの方々も、日本人はみんな好意的に接していると思います。

私こんな事をこんな場所で、このような場所でお話をさせて頂きまして、

これほど、海外のジャーナリストの方々・・が、

捨て身で息子の為にやってくださっています。

そこから想像するならば、

きっとイスラム国の中でも、そういう方は、一杯いらっしゃると思います。

その時はぜひ日本に申し出て下さい。


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