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Channel: ふぶきの部屋
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ラブラブな25年目の対談  3

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紀子 「すてきですね。私も眞子より母の日に羊の親子のカードを受け取りましたときは、

    胸が熱くなりました。

秋篠宮 「佳子とは比較的最近のことですが、珍しく一緒に買い物に出かけたことがありました。

      父親にたいしてつっけんどんな態度のことが多いのですが、

      意外と優しいところもあり、私が自由に選んだものについて、

      代わりに会計をしてくれました。もっとも、帰りに彼女にそのまま荷物を

      持たせていたら注意されましたけれどね。

紀子 「ほほえましいですね。佳子が小さかったとき、

    誕生日によく手作りのものを贈ってくれました。

     幼稚園のときだったでしょうか。私の誕生日に2つの贈り物を考えていたのですが、

     先に作った貝殻の贈り物を私に見せたくて、早めに渡してくれました。

     そのあと、誕生日にもうひとつの贈り物をもらい、

     お祝いを2回してくれた、かわいらしい思い出もあります。

秋篠宮 「悠仁もしばしば折り紙などの作品を届けてくれます。

     上の子どもたちと同様、もらったものには年月日を付して

    、飾ったり、保存したりしています。

     最近は、絵も上手になってきましたね。

     自分が絵を描くことが下手なので言うわけではありませんが、

    何かを観察してそれを絵として表現できると旅をしたときの記録として

    意味が出てきますので、どんどん描いてほしいものです。

紀子 「絵を描いたりするほかにも、切り紙をしたり、

    厚紙で入れものをつくったりしながら、

    いろいろなものを創り出すことを、悠仁は楽しんでいますね。

    私たちの手許(てもと)には、子どもたちの小さいときからの作品がいくつもあります。

    どれも大事な宝物。普段なにげなく描いた絵から、

     本に登場する主人公や生き物などを描いたものが廊下の壁にかかり、

    折り紙やペーパークラフトが部屋に飾られています。

 

〈結婚したころと今と〉

 紀 子「 ここで、結婚したころと、それから25年たった今のお気持ちを伺ってもよろしいでしょうか?

秋篠宮 「このような機会がないと考えることもないですからね。

       1990年というのは、ついこの間のことのように思えますが、

       やはり相応に時間がたっているということを感じることはあります。

      仕事や研究などでいろいろな事柄を解釈・判断するときに、

      若いころでは思い至らなかったことが多々あると感じます。

      そのことで、ずいぶんと周りに迷惑をかけたことがあるように思います。

     もちろん、いまだに不十分で、反省と後悔すること多々ありです。

     精神年齢が未だ20代から進化していないのでしょう。

紀 子 「私も結婚をしたころは、慣れないことや戸惑うことがあり、考えすぎることや

    力を入れすぎて、ご迷惑をおかけしたことがいろいろあったのではないでしょうか。

    今は遅ればせながら、力を抜くこつが少しずつわかってきたように感じていますが。

    このようなことにも「進化」という見方があるのですね。

     今でも、20代のときのような探究心や若々しい感性や創造性をおもちに

    なっているのではないでしょうか。

    例えば、研究会に参加されているときには、そのように強く感じることがあります。

秋篠宮 「たしかに研究会等への出席は、今まで自分がもっていなかった知識を

      得る機会にもなり、有意義に感じることが多くあります。ま

      だまだ好奇心は残っているなと。出かける前と帰ってきた後とでは、

      テンションが違うと感じることがあるでしょう?

紀 子 「はい。お話しくださる様子から、心がはずむ時間を過ごされたのではないかと

     感じることがあります。

秋篠宮 「いっぽう、フィジカルな面は劣化していますね。

     走り回ることについては、佳子が小学生の時にリタイアしてしまいましたが、

    最近不便に感じているのが老眼。

    もともと遠視があったので遠からずそうなるだろうと予想はしていましたが、

    眼鏡が放せなくなってしまいました。まあ、いたしかたないことではありますが。

紀子 「私も小さい字が急に見えにくくなりました。

     また、疲れたとき、回復する時間が以前に比べてかかるようになりました。

      毎朝のように散策をされたり、休みの日には庭仕事をされたり、

     よく身体を動かされていますね。週末は、散策に私も誘ってくださいますので、

      四季の移り変わりを感じながら歩くこの時間は、健康のためにも、楽

     しみのためにもありがたいです。

秋篠宮 「25年というと、親・兄妹と過ごした年月より長く一緒にいたことになります。

      それだけの期間をともに過ごしていれば、共有することができた貴重な経験は

      数多くあります。また、誰かの言葉を借りれば導火線が短い私ですので、

      口論も多々あるのはごく普通のことでしょう。そのようななかで、

      ほとんど言葉に出さないので不満かもしれませんが、

      感謝の気持ちもきちんともっていますよ。

紀子 「それはうれしいです。

秋篠宮 「さまざまな書類、私の所に届くまでに不明な点などを整理しておいてくれますね。

      これは非常に助かっています。

紀子 「まだまだ至らないところもあると思いますが、そういう面でもお役にたっておりますなら、

    幸せです。

秋篠宮 「また、昔から何故か階段を踏み外しやすいことから、階段のあるところでは

     、滑り落ちないようにさりげなく支えてくれていますね。

     周囲から見ると、私があなたを支えているように見えているかもしれないけれども。

 顔から火が・・・・出そうな程ラブラブ。

   照れながらおっしゃる秋篠宮殿下とそれをさらりとかわす紀子妃。

   絶妙だなあ。

 


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