夏休みなのにやたらお忙しい佳子内親王。
伯父様伯母様より働いていらっしゃる。学生なのにねーー
25日。佳子内親王は静岡県御殿場で行われた
「第49回全日本高校馬術競技大会の開会式」にご出席。
お出迎えの幼稚園生に「何歳ですか?」
初めて単独でお言葉を述べられました。
「本日、第49回全日本高等学校馬術競技大会が、
36校の代表選手、並びに役員をはじめとするみなさまと
お会いできましたことを大変うれしく思います。
馬術競技は数多くあるスポーツの中でも
人と動物が一体となって競う稀(まれ)な種目であり、
人と馬とが心を一つにし、信頼し合うことで、
お互いの能力を発揮することができるとうかがっております。
みなさまは日々馬と接し、気持ちが通じ合うように努力を
していらっしゃることと思いますが、
その経験は馬術競技に限らず、さまざまなところで
生かしていくことができるのではないでしょうか。
また、この大会の特徴は、選手にとって初めて騎乗する馬で
競技を行うところにあります。
性格が分からない馬で障害を飛ぶことは大変勇気のいる
ことだと思いますが、
この機会が今後積極的に難しい課題に挑戦する一つの契機に
なることを期待しております。
そしてみなさまがこれまでの練習の成果を存分に発揮され、
各地から集まった方々との交流を深められることを願っております。
終わりに、本大会開催にむけて尽力をされた方々に敬意を表しますとともに、
みなさまにとって思い出に残る素晴らしい大会になることを祈念し、
私のあいさつといたします」
なんて・・・・(涙)なんて素敵なお言葉でしょう。
去年まで秋篠宮両殿下がご出席になり、内親王方が同行という形でしたのに
とうとう佳子様が御一人で。
息子が乗馬をやってるから言うわけじゃないんですが、これってマイナーな
スポーツじゃないですか。なかなか一般に知れ渡ってるとはいえない。
馬関係の雑誌には毎年、常陸宮両殿下のお写真が載りますけど・・・何というか
特殊な印象です。
佳子様のお言葉で素晴らしいなと思ったのは
「みなさまは日々馬と接し、気持ちが通じ合うように努力をしていらっしゃることと思いますが、
その経験は馬術競技に限らず、さまざまなところで
生かしていくことができるのではないでしょうか」というところ。
並の大人でもなかなかこんな事言えません。まして皇太子殿下には絶対に無理。
このセリフを東宮夫妻につきつけたら面白いのにね。
「性格が分からない馬で障害を飛ぶことは大変勇気のいることだと思いますが、
この機会が今後積極的に難しい課題に挑戦する一つの契機になることを
期待しております」
も、素敵なお姉さまからご指導を頂いているって感じで励みになります。
先生の言う事はきかなくても佳子様のお言葉には感動して「頑張ろう」って
思うんじゃないかな。
さすが「闘う姫宮」国民を鼓舞するのがお上手なんですわ。
私にはわからないけど、我が家のヨンジュナいわく
「馬は性格が違うから、勝手に走ったり、いう事を聞かなかったりするんだよ」だそうです。
つい先日も、乗った馬が途中でごろんと横になって砂を浴び出し、危うく放り出されそうに
なったヨンジュナはひょいっと飛び降りて事なきを得たとか。
後から乗馬クラブの先生が2度もお電話を下さって
「ヨンジュナ君、怪我はしてないと思うけど、体調は大丈夫ですか?」
「トラウマになってませんか?乗馬をやめたいとか言ってませんか?」と
心配してました。
本人はいたって冷静で「馬が寝ちゃったの」と報告してくれましたので、そんな大事とは
思ってなかったんですけどね。
確かに一度、落馬したりするとそれがトラウマになってやめちゃう子がいるようですが。
佳子様のお言葉は経験に基づくものなのかもしれませんね。