花組ファンは読まない方がいいと思います。
観劇終了後、キャトルレーブで並びながら思わず
「花乃まりあが出てくるとがっくりしちゃんだよね・・」って呟いたら、前に並んでいた
おばさまが「そうなのよーー」と。びっくりする私に
「ごめんなさい。でもそうなのよねーー私もなの」と。
苦笑いするしかなく。白城あやかや花總まりがいた時代は遠くなった。いえ、幻だったかもと
思う今日このごろなのでありました。
「あの・・ガイズ&ドールズのDVDなんですが」とキャトルの店員さんに聞いたら
「申し訳ございません。今のところ発売の予定はございません」って。
紫吹淳版はあっさりDVD化してるよ?なんでほっくんのはだめなの?
っていうか、ほっくん、メリーウイドウだってDVD化されてないし、なかなかスカステでやってくれなかったし
これでガイズ・・・も出なかったら泣きますっ 著作権とかちゃんとやってよ歌劇団
とにかく「お断り」が多すぎて。人さまのファンクラブをあてにしている私が悪いんだけど
そもそもチケット確保できないファンクラブに意義はある?
貢献度とかいうけど、普通に働いている人達は入り待ちも出待ちも出来ないに決まってるし
グッズだって買うのは限界がある。何回か多めに見てお茶会行って、時々出待ちがせいぜい。
なのに「貢献度が低い」とチケットとれなかったら・・・・
理事長が変わって下剋上もありになったけど、いわゆる団体が多くなってしまったらしい。
ヅカ戦略本にも書いてあったけど、平日、特に週末の昼公演を埋めるのが歌劇団の課題とかなんとか。
週末はお断り、平日もお断り、じゃあ、いつ行けばいいの?
火曜日と木曜日の夜公演ですか?
「貢献度が低い」のを自覚してるからお茶会の席だってあきらめてるし、ディナーショーだって最初から
申し込まないのになあ。せめてチケットくらいねーー
新源氏物語
以前、スカステの剣幸版を見たけど途中で挫折しちゃって。
だからそんなに期待してはいなかったです。
前回の「カリスタ」を見る事が出来ず・・・今の花組がどんな陣容なのかさっぱりわからず
パンフレットとにらめっこし、姫にこそこそ聞いて納得するありさま。
本当に姫ちゃんは、よく育ってくれたーー
で。
チョンパで登場した明日海りおが「春麗の淡き光に」の朝海ひかるにみえちゃった
あの時も慣れない日本物にちょっとおどおどしてたけど、今回もそう見えましたね。
そもそも「源氏物語」を舞台化する事自体が無茶だったんですよーー柴田先生。
私達の世代までは「源氏物語」大好きな文学少女が沢山いたので、ストーリーを多少はしょっても
頭で知ってるからどうってことなかったけど、今時の子は教科書でしか習わないし
「あさきゆめみし」ですらちゃんと読んでいるかどうか
そんな状態で、ジェットコースター式にストーリーを進めていくと、わけがわからないことに。
葵の上っていつの間に妊娠してたの?とか、藤壺の出家って・・え?みたいな。
ラストは紫の上が死ぬところまでやってほしかったなあと思うし、女三の宮の子、薫を抱く
源氏を見たかったなとも思うし。
我が家の姫ちゃんは「車争い」のシーンが一番面白かったんですって
まあ、あそこは最も動きのあるシーンでしたしね。
私も姫ちゃんも六条の御息所には非常に同情してしまい、可愛そうで可哀想で。
ネチネチ源氏に言い募るシーンが昼ドラみてるみたいだったし、車争いで放り出された
御息所が気の毒になったし。
柚香光って、意外と女役いいじゃん。しかもすごく女性達の共感を得るような演技をする人
なんだなあと感心してしまいました
弘徽殿の女御と右大臣とやりとりは傑作中の傑作で、大いに楽しませて頂きました。
この作品の中でもっとも名演かもしれません。
(一言訂正させていただければ弘徽殿の女御様。「皇太子」という言葉を頻発して
おられましたが違和感大あり。当時は「東宮」じゃないか?と)
二枚目の夕霧・鳳月杏は正統派の貴公子という感じ。優しくっていいなあと。
「お兄ちゃんに萌え」の我が家の姫は、雲井の雁ちゃんに優しい柏木がお気に入りだったけど。
結局、源氏と藤壺が一番目立たなかったんじゃないか?と。
明日海りおと花乃まりあには悪いけど、二人とも「源氏ってこんなもん」「藤壺ってこんなもん」
というような感じが見受けられました。
源氏を演じる、藤壺を演じるっていうのは、それ相応の覚悟が必要だと思うんですよ。
「エリザベート」のトートや「ベルばら」のオスカルを演じるくらい。
だけど、二人にはその「覚悟」が見受けられなかったような気がします。
要するに軽かったって事です。
でも、こうやって源氏物語をみていると、昨今の皇室のあれこれが手にとるようにわかるというか。
托卵疑惑とか、いかにもありそうだよなーーなんて思ってしまいました。
秋篠宮さまも須磨・・・あたりに非難した方がいいのか?伊勢の神様の御託宣を。
でも明石の上をすっ飛ばすってすごいねーーいやーーありえないわ。
だってそこをすっとばして、いきなり10年後よ?わけがわからない。
女三の宮が出てきたとき、姫にこそっと「あれ、愛子ちゃん」って言ったら
姫が「柏木の気持ちがわからない」と言い出し・・・・・当時は顔をみないし、性格もわからないし
「朱雀帝の娘」というだけで「きっと綺麗で素直で最高の女人」と思いこむ人はいたわけで。
妄想の世界に柏木は生きてたわけねーー
実在の女一宮にもそんな彼が現れるといいよね。
MELODIA
ごめんなさい。全体的に宝塚を見ている気がしませんでした。
まるでOSKです。そう、OSKというのがもっともはまるかも。
何でそう思うんだろうと一生懸命に考えたんですけど
(別にOSKを貶めているわけでありません)
OSKって技術力はあるんだけど、今一つ「男役度」が低いんですよ。
化粧の仕方とか、演技力とか。
何十年やっても、どこか未完成に見える。
歌やダンスの技術力は高いから、振付する人はどんどん自分の理想を形にする。
「番手」お縛りが少ない分、作りやすいんでしょう。
今回のショーは、下剋上ありでしかも「花組メンバー全紹介」といわんばかりの
もので、そういう流れは宝塚の新体制なんだろうなと思います。
あるシーンでは柚香光が真ん中で歌って踊り、こっちのシーンでは瀬戸かずやが
いきなり銀橋のど真ん中に鳳真由が・・・・おいしいところ満載。
なのに素人感がいなめない。
男役が男役であることを教えるのはトップの仕事。
でも、そのトップスター自体が発展途上なんだから仕方ないといえば仕方ない。
でもこのままでは「宝塚もレベルが下がった」と言われかねない危うさがあると思います。
いくら、本当に若手ばかりとはいっても、そこをそう見せないのが舞台なんだし
芹香斗亜・柚香光・鳳月杏・鳳真由・・・・みーんな同じような感じで。
飛び出た感のある柚香光の度胸は認めるけど、こっちはいかんせん技術力が。
もっと欲を出してほしい鳳月杏。
芹香斗亜は望海風斗並みの貫禄がほしいしね。
水美舞斗は素直にかっこいいなと思えるので、ちょっと今後に期待?
でも問題は娘役達にあるんじゃないの?
何で美しい人がいないのっ
花乃まりあをみてがっかりするというのは、「現実」に引き戻されるからなの。
あのこけた頬を見るたびに。
夢を見に宝塚に行ってるのに、現実に引き戻されるって変でしょ。
でも、それくらい貧相だってことです。
城妃美怜も可愛いけど、どこまでも美しいというわけじゃないし。
それこそ娘役だけOSKと取り替えたらどうでしょう?