黙とう・・・・
「あやまちはくりかえしません」の文字が消えることを祈っています。
原爆被害者の方々には心から哀悼の意を表します。
けれど、「そもそも日本が戦争を引き起こしたせいで原爆が落とされた。悪いのは日本だ」という考え方は棄てて頂きたいと思います。
今はテロばかりで戦争の定義も国際法もどっかへ行ってしまってますが、当時は戦争の定義があり、国際法もあったのです。
アメリカは行った「東京大空襲」「沖縄戦」「広島・長崎への原爆投下」は明らかに民間人を狙ったものであり、これは戦争ではありません。テロです。やってはならない事であったのです。
じゃあ、日本だって南京で沢山の民間人を殺したじゃないか、と言われるかもしれませんが、それは違う。南京では兵士が軍服を脱ぎ捨てて民間人の格好をしていたのです。これも戦争の定義ではあってはならない事でした。
今も残される南京の写真を見れば一般人たちがどれほど日本軍を受け入れていたかわかるでしょう。
原爆投下によって、人が死体を残す事も出来ずに消えてしまう。
こんな残酷な殺し方があるでしょうか。
そこにいた事、生きていたことを全否定するような殺し方が許されるでしょうか。
遺族はどうやって悲しめばいいのか。どこかに痕跡がないかと探し続けるしかない。
悲しみ続けるわけにもいかないという所に怒りを感じるのです。
僅か数日後には日本は負けてしまい、数か月もしないうちに「アメリカさん、ありがとう」の雰囲気になってしまったら、遺族も被害者もみんな戸惑ったのではないかと思われて。
今上はかつてアメリカに対し「小麦をわけてくれて」というような話をしたはずですが、毎年黙とうしていながらアメリカを賛美する姿勢がわかりませんね。いくらバイニング夫人の影響だとしても。
っていうかバイニング夫人の影響をモロに受けたのだとしたらそれは洗脳じゃないですか。自分なりに昭和天皇の立場からものを見るべきだったと思います。
毎年、この時期になると被爆者見舞金が支給されます。
用紙を受け取るだけですが、一応原爆手帖を見せて貰うんですけどね・・
僅かしか出ないお金の為に役所に足を運ぶのって老齢の方にはきついだろうと思います。
まして戦没者弔慰金を貰う為には、すでに直系ではなく傍系になった人達が、何千円ものお金をかけて戸籍謄本を取り寄せてやっとの思いで申請する姿を見ていると、これまた気の毒な気がします。
1945年が昭和20年で、その年生まれた人が72歳で前期高齢者である事も覚えようとしない人が増えていますが、しつこく伝え続けていこうと思います。