今年もノーベル賞の季節となり,日本も関わる二つの賞の発表がありました。
文学賞は日系の英国人作家イシグロ・カズオさんが受賞され,私がこれまでに読んでいるのは1作のみですが,
今も深く記憶に残っているその1作「日の名残り」の作者の受賞を心からお祝いいたします。
平和賞は,核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が受賞しました。核兵器の問題に関し,
日本の立場は複雑ですが,本当に長いながい年月にわたる広島,長崎の被爆者たちの努力により,
核兵器の非人道性,ひと度使用された場合の恐るべき結果等にようやく世界の目が向けられたことには大きな意義があったと思います。
そして,それと共に,日本の被爆者の心が,決して戦いの連鎖を作る「報復」にではなく,常に将来の平和の希求へと向けられてきたことに,
世界の目が注がれることを願っています。
世界中の事に目を通していますよ。特に海外で活躍する人にはね・・・という心の声が聞こえて来そうな。
カズオ・イシグロという人がどんな人かわかりませんが、名前は日本的でも心はやっぱりヨーロッパなのでは?殊更に「日系」と呼んで喜ぶのどうかと。
とにもかくにも安倍政権は大嫌いというのはわかります。
今年も大勢の懐かしい方たちとのお別れがありました。犬養道子さん,医師の日野原重明先生,三浦朱門さん,大岡信さん,
元横綱の佐田の山さん,新潟県中越地震の時に山古志村の村長でいらした長島忠美さん,宮内庁参与として皇室を支えて下さった原田明夫さんなど。
また,この1年は「うさこちゃん」のディック・ブルーナさん,「くまのパディントン」のマイケル・ボンドさん,「コロボックル物語」の佐藤さとるさん,
絵本作家の杉田豊さんなど,長く子どもたちの友であって下さった内外の作家や画家を失った年でもありました。
今から25年前,アルベールビル冬季五輪のスピードスケート1,000メートルで3位になった宮部行範さんの,48歳というあまりにも若い逝去も惜しまれます。
入賞者をお招きした赤坂御所で,「掛けてみます?」と銅メダルを掛けて下さったことを,ついこの間のことのように思い出します。 昨年の10月には,三笠宮様が100歳の長寿を全うされ,薨去になりました。寂しいことですが,大妃殿下が御高齢ながら,
今も次世代の皇室を優しく見守っていて下さることを本当に有り難く,心強く思っております。
皇族であればまず三笠宮家の事に触れるのが最善である筈なのに、どういうわけかオリンピック選手のあとなんですよね。
まるで皇后陛下の日記を見せられているようで日本人としては奇妙な感じを受けます。
身内では9月に,初孫としてその成長を大切に見守ってきた秋篠宮家の長女眞子と小室圭さんとの婚約が内定し,
その発表後程なく,妹の佳子が留学先のリーズ大学に発たっていきました。
また,この6月からは,私どもの長女の清子が池田厚子様のおあとを継ぎ,神宮祭主のお役に就いております。
皇后陛下の中では孫より娘なんだろうと思います。眞子様や佳子様に振れたのは世間で話題になったからであって、本音は「サーヤが伊勢の祭主になったのよ。すごいでしょう」って所でしょうか。
「私どもの長女」っていうけど、伊勢の祭主になった以上、もっと他人行儀にならなければいけないのでは?
愛子内親王があれだけ体調不良で痩せたり太ったりしたことには一切触れず、勿論悠仁親王も無視。
ノーベル賞・オリンピック選手・国連などの話は細かく称えているのに身内に対しては謙遜というより形だけ。それこそ「プライバシー」だからというような感じでしょうか。
皇后陛下としては「愛子に触れないのだから悠仁にも触れないのは平等」という思いがあるのでしょうけど、国民は将来の天皇陛下についてどのように考えているかをお聞きしたいんですよ。
陛下の御譲位については,多くの人々の議論を経て,この6月9日,国会で特例法が成立しました。
長い年月,ひたすら象徴のあるべき姿を求めてここまで歩まれた陛下が,御高齢となられた今,
しばらくの安息の日々をお持ちになれるということに計りしれぬ大きな安らぎを覚え,
これを可能にして下さった多くの方々に深く感謝しております。
象徴のあるべき姿を求めてこられた方が最後にわがままで法を変えてしまうという論外な事をされた事は無視なんですね。
「私どもの長男の徳仁が天皇になる」という感覚かもしれませんね。
もはや皇室という世界にあってはヒアリでしかない・・・と思いますが。