貴乃花親方の降格で心穏やかではいられないのですが、頑張ります。
ついに今年は一度も青年館公演を見る事が出来ず、新しくなった青年館を見てません。一方で本拠地に行って、「スカピン」を見たり買い物したりして非常に楽しかったですね。
今年も色々「賞」を用意しておりますが、見たものにしか言えないのであしからず。
今年観劇したもの。
花組
雪華抄・金色の砂漠
MYHERO
邪馬台国の風・SANTE
月組
グランドホテル・カルーセル円舞曲
ALL FOR ONE
雪組
幕末太陽傳・DramaticS
琥珀色の雨にぬれて・DramaticS
星組
オーム・シャンティ・オーム
スカーレット・ピンパーネル
ベルリン・わが愛・ブーケドタカラヅカ
宙組
王妃の館・VIVA FESTA
神々の土地・クラシカルビジュー
です。
最優秀作品賞・・・「神々の土地」
ストーリー展開、装置の使い方、セリフ、全てにおいて◎でした。
印象に残り、また退団するトップスターの色をよくわかっているもので、トップスターにとってもよい思い出になった事と思います。
最優秀ショー作品賞・・・「VIVA FESTA」
定番の「お祭り」を扱ったショーでしたが、「ソーラン節」の盛り上げ方が上手で、非常に楽しいショーでした。
優秀作品賞
主演男役賞・・・紅ゆずる
「スカーレット・ピンパーネル」のパーシー・ブレイクニーの演技に対して。
何度も上演されてきた作品でありながら、斬新さを感じました。組の結束の象徴としての存在感が目立ちました。
またルイ・シャルルを慰めるシーンの秀逸さがよかったです。
次点・・・朝夏まなと・望海風斗
朝夏は「神々の土地」のドミトリーに対して。彼女が立っていると舞台が本当に冷たいロシアの空気になりました。
望海は「琥珀色の雨にぬれて」のクロードの演技に対して。貴族の世間知らずの青年の身勝手と思いつつも純愛を描きました。
主演娘役賞・・・愛希れいか
「グランド・ホテル」のエリザヴェッタと「ALL FOR ONE」のルイーズの演技に対して。演技もダンスも自由自在、今や宝塚の「女帝」となった愛希れいかの完璧な演技に敬服します。
決して美人とは思わないけど可愛げがあり、気高くて美しく見える。これは本物の女優だなあと思っています。
次点・・・怜美うらら・綺咲愛里
怜美は「神々の土地」のイリナに対して。未亡人とわっかのドレスがよく似合う上品な演技でした。綺咲は「スカーレット・ピンパーネル」のマルグリットに対して。歴代のどのマルグリットよりも可愛らしくて助けたくなりました。
助演男役賞・・・天寿光希
「ベルリン、わが愛」のヴィクトール・ライマンの演技に対して。多分他のどの男役の追従も許さない程の迫力がありました。
次点・・・美弥るりか・宇月颯
美弥は「グラホ」のオットー、「ALL FOR ONE」のアラミスに対して。どちらも主役を飛び越えて素晴らしかったです。
宇月は「ALL FOR ONR」のアトスに対して。今まで若くて童顔なイメージだったのが見事に大人になりました。
助演娘役賞・・・該当なし
新人賞・・・星蘭ひとみ
「スカーレット・ピンパーネル」のシャルルに対して。見た目も可愛いし、実は大きい役なんだと感じさせてくれました。
最優秀ダンサー賞・・・愛希れいか・水美舞斗
最優秀歌唱賞・・・望海風斗
ワースト作品賞・・・「邪馬台国の風」
擁護しようのない作品でした。暫くこれを超えるワーストはないんじゃないか?
年々チケットが取りづらくなっている宝塚。
毎回、「一般のファンはいらないのか」と言わざる得ない宝塚。
団体を入れて席を埋めて歌劇団はウハウハかもしれないけど、ファンクラブに入っても見られないなんてありえないじゃないかと思います。
しかも、やれお花代だ誕生日プレゼントだ、出待ちだ入り待ちだってファンに対する要求は高まるばかりで、「そうでないとチケットを回してやらないぞ」的ないやーな雰囲気があります。
でも大人の会の人とか、8800円のチケットに2万以上出せる人にとってはどうってことないのかもしれませんよね。
景気がよくなっているとはいいますが、人々の目が芸術に向かないうちは、本当に豊かになったとはいえないと思います。
どこの舞台も観客をいれる為にさまざまなことを行っており、格差が広がっているなあと感じます。
2018年、より一層舞台を見るチャンスは減りそうですが頑張ります。