2月20日に有識者ヒアリングが行われたそうです。
官邸の資料を基にみていきましょう。
ヒアリング出席者は以下の通り
・石原信雄元内閣官房副長官
・園部逸夫元最高裁判所判事
・所功京都産業大学名誉教授
・本郷恵子東京大学史料編纂所教授
どういう意味でこのメンバーなのかさっぱりわかりませんけれども。
① 御代替わりに伴う式典全般についての留意事項
全員共通 → 憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重したものとする。
所 → 国内外の通念とも調和しうるような在り方とする。
本郷 → 「伝統の継承」とは、時勢にあわせて最適にして実現可能な方法を採用することである。
漠然としすぎてよくわかりません・・・所氏は「外国から見ても非常識な儀式に見えない様に」と言っているんだろうけど、そんな式が今まであったか?と。
本郷氏の意見は「継承しなくていい伝統もある」と言いたいのかしら?
② 天皇陛下の御退位に伴う式典の在り方
全員共通 → 国事行為として、国の儀式とする。
剣璽を安置する。
園部・所・本郷 → 退位の事実を広く明らかにする儀式とする。
天皇陛下のおことばがある。
園部・所 → 総理が感謝の挨拶をする。
園部・所・石原 → 平成31年4月30日昼に実施する。
園部・本郷 → 高齢の両陛下の御負担にも配慮すべきである。
園部 → 法令上の根拠を置くべきという議論はあり得る。
名称は「退位礼正殿の儀」などとする。
平成31年4月30日の真昼間に「退位礼正殿の儀」が行われる。当然、この日は国民の祝日となり、平成最後の日という事になりますね。
園部氏の意見がわからん・・「法令上の根拠」って退位自体が皇室典範にない事柄なので根拠もなにもないでしょう 100年後に「平成天皇のわがままによって皇室典範に記載がないにも関わらず退位した。このような事は平成においては日常茶飯事であり、「平成皇室ルール」と呼ばれた」とか教科書に書かれそう。
③ 平成の御代替わりに際して行われた式典に対する評価、見直すべき事項
全員共通 → 平成の御代替わりに際して行れた儀式を踏襲すべきである。
剣璽等承継の儀は5月1日に実施する。
園部・本郷 → 剣璽等承継の儀には上皇は臨席されない方が良
園部・石原 → 即位後朝見の儀は5月1日に実施する。
園部・石原・本郷 → 饗宴の儀は簡素化すべきである。
所 → 即位後朝見の儀は5月2日に実施する。
即位礼は前回同様に盛大に実施すべきである。
園部 → 余裕がある日程とすることが望ましい。
新天皇は「ただちに即位」が原則なので実質的には4月30日の夕方には天皇になっているわけですね。で、3種の神器を受け継ぐ儀式は5月1日。多分、この日も国民の祝日になる?
そして5月2日い朝見の儀、饗宴の儀と続くのですが、この「朝見の儀」に雅子皇后が出るのか出ないのかというのが一つの議論になると思います。
なんせ新年祝賀の儀にすら出てこないのですから、内閣や皇族・元皇族、大使等に会う・・長時間立っている事が果たして出来るのか?と。
3人が「饗宴の儀」は簡素化すべきとあり、人望のない天皇だなと。どうせ皇后も出て来たとしても途中で退出でしょうし。
④ 文仁親王殿下が皇嗣になられることに伴う式典の在り方
全員共通 → 皇嗣となられた事実を広く明らかにする儀式とする。
国事行為として、国の儀式とする。
園部・本郷 → 儀式の内容については、時代や国民意識なども勘案し、柔軟に対応すべきである。
園部・所 → 名称は「立皇嗣宣明の儀」などとする。
御即位に伴う諸儀式終了後に実施する。
「立皇嗣宣明の儀」ですって。