何だかネットでは拍手喝采!萌え萌えで終わった「おっさんずラブ」は「逃げ恥」を超える人気なんだとか。
私、最初は「何で田中圭?何で吉田鋼太郎?」って思っていたんですよ。
演技力で「はーるたん」とやる吉田さんのかっこよさとかかわいらしさに笑えたものの、いかにも普通そのものの田中圭に何で?みたいな。
でも、だんだんわかってきました。
部長も牧君も、はるたんの「ドジっ子ぶり」が可愛くて仕方なかったんですね。
まさに「めぐり会いは再び」の姫のセリフ「男は2・3歩歩いて転ぶようなドジっ子が好きなのよ!」の王道な恋だったんですね。
はるたんが普通で、牧や部長がそっち系・・だから生々しさは最低限でひたすらはるたんの焦った顔が面白くて見てたかも。
でも牧との別れのシーンは思わず泣いちゃったし、まさか部長と同棲しちゃうなんて、結婚式までやるの?って感じで見るのやめようかなと思ったんだけど。
見てよかったーー
っていうか、うちにも欲しい部長と牧。はるたんのドジっ子は男子がやるから許されるんであって女子なら引かれるパターンです。
部長や牧のお蔭で少しずつ自分を知り、成長していく・・・それが本当の恋なのかなあって。
フラッシュモブのプロポーズは楽しかったです。でも絵になるのはあくまで男子同士だからだよねーー
そして結婚式の別れと「牧!おれは牧が好きだーーー!」の絶叫にきゃあーー
みたいな?
ここで林遣都の小柄さと「受け」体型がモノを言う。
ラストの「押し倒しシーン」も完璧に林遣都のかわいらしさが際立ちましたし、田中圭が男らしく見えてしまいました。
でも考えるとこの恋物語はよくある定番の3角関係。これを男女がやるとドロドロになって今更ーーと視聴率が伸びないけど、いかにもそういうのに疎く見える田中圭を主役にした所がコツだったんでしょう。
勿論、武川主任の壁ドンもよかったわーー。この人「隣の庭は青く・・」でもゲイの役をやってましたが、あの時は遠慮とかたどたどしさを感じたけど今回は体当たりで本気。そりゃ吉田鋼太郎があれだけ本気で演じているんだからみんなそうなるよね。共演者って大切。
女性陣も負けてない。大塚寧々は惨めどころか年下の彼氏ゲットして幸せ。
深夜ドラマの中では「おっさんずラブ」が一番ですね。
そこに「純愛」があれば、それが性を超越してもいいと思える作品でした。
ところで、深夜ドラマといえば「限界団地」が始まりまして
1回目を見たのですが、怖いったらない話です。
いわゆる昭和30年代の高度経済成長期に出来た団地。当時は皇太子夫妻も見学する程最先端の集団住宅だったけど、今はすっかりさびれて老人ばかり。
そこに一人の男が孫を連れて引っ越ししてきます。
何でも息子夫婦が火事で亡くなり、祖父が一人で子育てをしていると・・・面倒見がよく親切で団地をよくしようと尽力する人・・に見えたけど、どういうわけか彼や彼の孫に関わると死んでしまう。
佐野史郎が本領発揮でいい味出して怖いです。
深夜にピッタリではないでしょうか?