両殿下にそれぞれお尋ねします。両殿下は来年5月1日に新たな天皇,皇后となられます。日本や皇室を取り巻く環境が大きく変わるなか,皇太子同妃両殿下として築き上げてきた25年の歩みを即位後にどう生かしていきたいとお考えでしょうか。新天皇として,新皇后として,次の時代のあり方とあわせてお考えをお聞かせください。
皇太子殿下私たちは,この25年間,天皇皇后両陛下のなさりようをつぶさに拝見してまいりました。両陛下がこれまで一つ一つのご公務にお心を込めて取り組んでこられたことに対し,改めて深い感慨と敬意の念を覚えています。そして,私たち自身,両陛下のお導きの下で,お互いに協力しながら様々な経験を積んできましたので,今回の25年という一つの節目を契機に,気持ちを新たにし,今までの経験を糧にしつつ,引き続き,お互いに協力しながら,国民の幸せを願い,一つ一つの公務に取り組んでまいりたいと思います。
次の時代の皇室のあり方については,両陛下も大事にされてきた皇室の長く続いた伝統を継承しながら,現行憲法で規定されている「象徴」としての天皇の役割をしっかりと果たしていくことが大切だと考えています。そして,象徴としてのあり方を求めていく中で,社会の変化に応じた形で,それに対応した務めを考え,行動していくことも重要だと思います。
私は,以前「新たな公務」について,自分自身も携わってきた水の問題や,環境問題,子どもや高齢者を取り巻く状況などについて触れましたが,今後も,そうした新たな公務に対する社会の要請は出てくると思いますので,そうした公務に真摯に取り組んでまいりたいと思っています。
同時に,世界各国との相互理解を深めていくことも大切であると思いますので,国際親善や文化交流の面でもお役に立てればと思います。また,今後の日本や世界の将来を担っていくことになる若い人たちとの交流も大切にしていきたいと考えています。
なお,雅子は,努力と工夫を重ね,体調に気をつけながら,一生懸命に快復への努力を重ねています。側で見ていて,そのことはよく分かります。国民の皆様には,引き続き,雅子の快復を長い目で温かく見守っていただければと思います。
皇太子妃殿下日本は,この25年の間に,阪神・淡路大震災や東日本大震災を始め,度々大きな自然災害に見舞われた他,多くの社会的な変化を経験してきました。
こうした中で,両陛下が常に国民の幸せを願われながら,お心を込めて一つ一つのご公務をお務めになり,国民と苦楽をともにされてきたお姿を間近に拝見させていただいてまいりましたことを,大変ありがたいことと思っております。
両陛下がこれまで大切になさっていらっしゃいましたことを常に心に留めながら,今後とも,広く人々の幸せを祈っていきたいと思います。
特に,東日本大震災をはじめとする様々な災害の被災地において,私たちは,人々が共に支え合うことの大切さを深く感じるとともに,困難な状況に置かれている方々の悲しみや苦しみに思いを寄せ,そのような方々の生活が少しでも良くなるようにと願ってまいりました。
これから先,復興が一歩一歩着実に進み,被災された方々に安心できる暮らしが一日も早く戻りますよう心から願いつつ,被災地の今後に永く心を寄せていきたいと思います。
また,これからの日本や世界の人々にとって何が大切になってくるのかということについて,皇太子殿下とご相談しながら考え,世の中のことに関わっていくことができればと思っております。
「なお、雅子については」の件はしつこいです。何十年同じフレーズを繰り返しているんだか。要するに「妻は公務は気まぐれにやるよ」宣言ですか?
雅子妃にとって「被災者」は東日本大震災だけであると確信しますが。
また、「世の中のことに関わっていく」という言い方が非常に気になりますよね。なんだろう・・この違和感。主体性がないっていうか、関わる・・うーん。
両殿下にそれぞれお尋ねします。天皇皇后両陛下はお手元でお子様方を育てられ,皇室における家族の新しい姿を示されました。両殿下もお二人で協力しながら,愛子さまを育ててこられました。結婚から25年を経た今,お二人にとって家族とはどのような存在ですか。
皇太子殿下皇室に限らず,家庭や家族のあり方というものは,時代時代で,その姿が変わってくるものだと思います。私自身も,両陛下の下で家庭の温かさというものを味わいながら育てていただきました。これは,親子別々で過ごされた天皇陛下と皇后陛下のお心遣いによるもので,大変ありがたいことと感謝しております。
一方で,家族の根幹をなすもの,それを私はお互いへの信頼と尊敬・尊重の気持ちだと思っています。そういった幹の部分は,いつの世も変わらないのではないかと考えます。
特に近年,インターネットやSNSの発達などもあり,スマートフォンといった電子機器を介してのつながりが広がる一方で,お互いに顔の見える人間関係が希薄になりつつあると言われており,人と人とのつながりがこれまで以上に大切な時代になっていると思います。
そして,私は,そうした人と人とのつながりの基礎となるものが,家族,家庭なのではないかと思います。お互いへの信頼と尊敬によって家族がつながり,同様に,信頼と尊敬を通じて人と人が理解し合ってつながり,さらには地域社会や国全体,世界各国が強固につながっていく,そういうことが大事になってきているのではないかと考えています。
家族とは,小さくはありますが,社会を構成する一つの単位だと思います。私自身も,天皇陛下もおっしゃっているように,家族と生活をともにすることによって,幾らかでも,人々やその家族に対する理解を深めることが出来るようになったと思います。
また,これまで私自身が様々な務めを果たす中で,家族の支えと協力がとても重要な要素であったと強く感じます。これまで公私に渡り自分を支えてくれた家族に改めて感謝するとともに,私自身も雅子と愛子に対する信頼と尊敬・尊重の気持ちを大事にしていきたいと思っています。
皇太子妃殿下愛子の誕生は,私たちにとり大きな喜びでしたし,殿下が,子育てに積極的に参加して下さり,愛子を大切に育てて下さってきていることに深く感謝申し上げております。愛子が加わります前には,殿下とご一緒して,二人での登山や自然の中での散策,音楽など色々な楽しみを教えていただきましたが,今は,愛子を交えての三人の生活の中で,日々新たな笑いの種も絶えず,新しい喜びや楽しみも見出しております。また,愛子も随分と成長し,最近では,様々なことで私たちを助けてくれるようにもなってまいりました。
この25年の間,殿下と愛子と過ごしてきた日々を振り返りますと,私にとりまして家族とは,日々の楽しみを分かち合うことは元より,大変なことがある時には支え合い,また,うれしいことがある時には喜びを分かち合える,かけがえのない存在であると思います。そして,このような家族に恵まれましたことを,心から幸せなことと感謝しております。
また,家族皆で犬,猫などの保護された動物を可愛がって育てたり,世話してまいりましたが,この動物たちも,家族の一員として安らぎと潤いを与えてくれる大切な存在となっています。
最近の世の中では,時代の変化に伴って,家族のあり方も多様化してきているように見受けられますが,その中にあって,それぞれの家庭が幸せであり,中でも子ども達が,それぞれ自らの可能性を信じて,幸せに成長していくことができる社会でありますようにと,いつも願っております。
皇太子の家族についての意見はあまりにも偉そうというか、「信頼」「尊敬」など自分が家庭で受けたかったけどうけられなかった事を理想に掲げているような気がします。多分、家庭において皇太子は「夫」として立ててもらえず、尊厳を踏みにじるような経験ばかりしてきたのではないかと。
相手を信頼・尊敬・尊重するという事に拘る皇太子の涙ぐましいまでの心がそこにはあるんじゃないか?と。でおね、家族に必要なのはまずは「愛」なんですよ。愛すればこそ信頼し尊敬し尊重できるんです。そこが25年経ってもわからない皇太子なのでありました。
雅子妃の主眼は「愛子内親王」だけですよね。皇太子に対する信頼や尊敬や村長は見られません。こんなに考え方が違う二人が仲良しだなんてうそだろうと私は思うんですけどね。