ソフトボール・・・見るつもりなかったんですけど。
前日、アメリカに負けて、でももう一回あるしーーなんて旦那がいうもので。
で、偶然つけたら最後の方で。この試合の3時間前も完投していた上野由岐子。
もう駄目か・・と思うと取り返す日本。もしかしてっ!と思ったらだめで。
最後は見ていられなくて部屋をうろうろ。だって上野は疲れ切ってたもん。
ベンチに座っている時の彼女は「燃え尽きたぜ」の明日のジョー状態
それなのにこれでもかっという程マウンドに上がるんだよ。
取られても投げる。投げてとられてもまだ投げる。
疲れてるじゃん。休ませてあげなさいよーー2回目だよ?
どんなに頑張ってもやっぱりアメリカ人とは体力の差というか。余裕というか。
でも負けた瞬間、本当にいい試合だったと思いました。
これこそ「接戦」ちゅうやつやね。
おい山根!何が「世界の男」や。何が「歴史の男」や。そういう言葉はな、上野由岐子にこそふさわしい言うんや。上野は本物やで。愚痴一つこぼさんと、2試合投げきってんで。
おい山根!確か「接戦になったら人間関係や」とかいっとったなあ・・・何が人間関係や。スポーツは戦いや。正々堂々力勝負や。精一杯やっとるからこそ涙も出る、感動もする、勝敗を超えて「世界の上野」になるんや。
この力を出しきって茫然としとる上野の顔、美しいと思わんのか?
負けたから恥ずかしいいうんか?勝たな意味あらへんのか?そんな狭い了見、この日本にはない。上野由岐子こそサムライガールや。世界のサムライガールや。
「お疲れもあったでしょう」とマスコミに言われても「それを言い訳にはしたくない」と、泣けるでこのセリフ。こんなセリフ吐けるんは、それこそ精一杯やった人間だけなんや。
おい山根!この清々しさが一度でもアマチュアボクシングにあったんか?お前は自らボクシングというものを侮辱したんや。
勝負ちゅうもんはな、勝てばいいというもんやない。
勝つ為なら絨毯爆撃しても原爆を落としてもいいという事にはならないんや。そんなのズルや。関係ない人間にパワハラしてんのと変わらん!!
負け方っちゅうのも礼儀がある。敵さえも敬意を払う負け方でなければならんのや。
山根!あんたには永遠にはわからん。吉森にもわからん。日本人でない奴にはわからんのや。
少しは上野の爪のアカでも飲んだらええわ。そしたらその真っ黒黒な腹の中も少しは綺麗になるかもしれへん。