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Channel: ふぶきの部屋
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ねったんに酔いしれた日

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 幸せでした。

新宿のライブハウスで榛名由梨・水島あおい・夢輝のあによる2部構成のライブを見て来ました。軽食&1ドリンクつきで、ぎゅうぎゅう詰めの席でした。ショウちゃんファンはいつまでも若くて上品羨ましくなるわーー 私達もかくありたいものと席に着きました。

今回のライブは1部が和物、2部が洋物。衣装は榛名さんがお揃えになったようで・・(笑)多分ショーの構成も彼女の考えたようで今までねったんライブでは聞いたことがないような曲ばかりでした

私、榛名由梨さんのトークが大好きなんですよ。喋り出すととまらないあの感じが本当に楽しくて。前回、ねったんと一緒の時は日向薫や高嶺ふぶきが一緒でしたから、上級生がそのトークにストップをかけるんですけど、今回は最下級生のねったんが進めていかなくてはならず、ちょこっと大変でしたね。

榛名由梨いわく、大掛かりな宝塚系の集まりではまだ最上級生にはならず、だから多少の遠慮もあるけど、こういう場合は一番上だからいいたい放題出来ると。いつまでも若いとか下級生と言って貰えるねったんいいねーーみたいな?

歌の順番も下級生順で

夢輝のあ → あかねさす紫の花 (本人いわく、この歌の歌詞が額田王と大海人皇子の相聞歌になっていることを知らなかったとか)

水島あおい → 虞美人 (榛名由梨ファンなら知っている幼稚園生だったショウちゃんが舞台上の馬を見に銀橋まで走っていった話)

榛名由梨 → 白い朝

という感じです。実は水島あおいは花總まりなどと同期の77期。するとショウちゃんが「すごい人ばかりいてはるわね」といい、花總を舞台に引っ張り上げたのがご自分であるとおっしゃっておりました。すごい功績ですわ。

それから3人で「永遠物語」の一部を演じて歌ったんですが、吉岡夫人は水島あおいでショウちゃんは松五郎、ねったんは子役と吉岡夫人の息子でした。これがすばらしくよいシーンで、こういうライブならではのものでした。

ショウちゃんの無茶ぶりにも関わらず、残りの二人がすごく頑張ったなと。

30分の休憩時間、なんせライブハウスですからトイレも観客と一緒、さりげなく出演者のねったんが出入りするのを見て微笑ましく思いました。

2部は洋物で、いきなりショウちゃんが真っ赤なワンピースにすごいラメ入りのジャケットですっかり大阪の芸人風の格好、水島あおいはだぶだぶのパンツに真っ赤なジャケット、ねったんはスカーフ素材の綺麗なノースリーブブラウスにスターブーツで登場。

そして歌ったのが男役と娘役逆転の「パローレ」要は水島あおいがセリフでねったんを誘惑してねったんが歌うのですが、そこにショウちゃんが邪魔をするというシチュエーションでこれは大爆笑しました。

ショウちゃんいわく「これくらいのことやれへんかったらあかん」そうで、でもいわゆるオカマっぽい格好なので「真琴つばささんじゃな・・」みたいにおっしゃって、それでまた大爆笑でした。

その後は「ノバ・ボサ・ノバ」や「クンバチェロ」といったラテンの歌で大盛り上がり、途中でショウちゃんが間違えたのもご愛敬。でも、これで終わりですと言わずに引っ込んだので客席はシーン・・・・楽屋では「何でアンコールないの?」とショウちゃんが不思議がっていたとか。(多分、これも演出でしょう)

再び登場して「なんでアンコールなかったん?」「いや、それはこで終わりですって言わなかった私達が悪いんですよね」なんて会話が続いた後、ねったんから始まる「愛の宝石」がアンコール曲だったのですが、ここで珍しく彼女が途中で音を外したりして間違えそうになりひやりとしました。

何でもねったんは今まで「愛の宝石」を歌ったことがないんですって。これっていわゆるトップから2番手くらいまでの人が歌う曲ですからねったんには縁遠い曲だったんでしょうね。それを急きょ歌わされて・・・・・そこらへんは榛名由梨さんに感謝です。

でも何でも前日のライブではねったんがこの「愛の宝石」で3回も歌詞を間違えて歌い直しをしてショウちゃんに「ギネスもんや」と言われたんだそうです。それまでお客のノリも今一つだったけど、ねったんの間違えで大盛り上がりだったと慰められたものの、「愛の宝石」は歌詞を間違えやすい曲で安奈淳さんも間違えたからーーと榛名由梨さんがおっしゃってました。

鴨川先生の歌は全然脈路のない歌詞が入るから間違えやすいんだそうです。

そんなこんなで夢のような一時をすごし、最後はねったんの写真集を手売りして貰い、なんかとってもお得な感じで帰宅いたしました。

 

一緒にいった友人が激しい七海ひろきファンだったのでひたすた「カイちゃんは何で退団しなくちゃいけないの」と聞かされ、全くその通りだよなあ・・てっきりトップになると思ったのにねーーと。ファンが納得できない退団劇は後々まで尾を引きます。その一人が夢輝のあである事は確かで、未だに友人はねったんが出て来ただけで泣くし、歌を聞いても泣くし、「谷先生ゆるさん」と言うし。あの時のあまりにも衝撃的な退団劇は私の心にも大きな傷を残しました。その傷は一生癒えません。

在団時と変わらない声を持ち、姿を持つねったんを見る度に、どうしてこの人が星組に来てあんな扱いを受けなくちゃいけなかったのか、羽根を背負うべき人であったのにと悲しくなります。でも時間は戻らないし今更彼女がOG公演で重要な役になることもなく、かといって女優として歌手として大成することもないのだと思うと、理不尽すぎると思うんですよ。

七色の声音を持つ夢輝のあにメジャーに乗って欲しいと思っているのは私だけじゃない筈なんですけどね。

 


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