金魚さまが「トクサツガガガ」をご覧になっているというので、私も再放送を少しみてみました。ドルオタのOLがそれを隠そうとして必死になって危うく友情を壊しかけてしまうお話でした。
それを見ていた我が家のヨンジュナが「ドルオタはいいけどアニオタは差別される」と言い出したので思わず「何で?」って聞いてしまいました。
彼いわく「ドルオタは許容範囲だけど、深夜アニメを見る段階でキモいと言わている」というのです。それもクラスの女の子達がみんなそういうんだそうで。
だけど、私の世代の回りにはアニオタ親子が多々おり、差別も何も・・ドルオタとか戦隊もののオタクがいることにちょっとびっくりしちゃって。
彼いわく「ママだってヅカオタでドラマオタじゃん。でもそれは世の中に認められているけどアニオタはそうじゃないもん」といじけ気味。
わかんないなあ。
確かに彼は私と同じように季節ごとに始まるアニメを調べて私に録画を頼みます。彼が好きなのは「ジョジョ」「ワンパンマン」などですが、その他には「ドメスティックな彼女」だの「私に天使が舞い降りて来た」「ケムリクサ」だの・・ちょい前には「青春ブタ野郎は・・」だのちょっと少女趣味なアニメも見ています。
そういうのに付き合わされる母も大変で、一々アニメが出来た過程を聞かされたり声優がどうの、作画がどうのと語られた日には・・・この子は私のお腹の中にいた頃から宝塚を見せ、宝塚音楽で育てた筈なのにどうしてこうなる?みたいな感慨に陥っています。
でも、どんなことだって好きなものがあるのはいいことだと思います。今時の中学生がそんな風に「アニオタはキモい」なんて言うとはびっくりぽんです。
「宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム」以降、アニオタは社会に大きく受け入れられてきたからです。
はやぶさ2が小惑星に無事に着陸した時には「初号機とは違うのだよ。初号機とは!」というフリップが出たとか。これは多分にシャア少佐の口真似ですけど、ほとんどの人が知っているでしょう?え?知らない?
ただ、ドルオタにしても戦隊もの好きにしても、それを口に出せない苦しさは理解出来ます。ほんの20年前までは友人も絶対に職場でヅカ話はしないと言っていたし、内緒だって言っていたし。
でも今や私はばんばん職場でヅカ話しちゃうし、隠さなくても別にいい雰囲気はあるんですけどそれは役所だからかもしれませんよね。
やっぱり一般の会社で「実は・・・」って言えない事もあるのかな。
2.5次元オタクと言っても「へ?なに?それ」っていう人、まだ多いし。
アニオタ第一世代(絶対そう信じてる)として言わせてもらえば、そんなの普通だって!私達親世代、祖父母世代を取り込もうとして「どろろ」とか「宇宙戦艦ヤマト」を新たに作り直して放送してくれたりしてるとちょい嬉しい。
今回の「宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」は考えさせられることが多いし、愛国心をそそられるなあ・・・テレサの「ヤマトは大いなる和」という言葉に感動しましたし、「どろろ」も今時のアニメにしては本当にいい出来で見るのを止められません。
また「荒野のコトブキ飛行隊」はうちの旦那のような昭和の戦闘機好きにはたまらないみたいです。
だから全然いいんだよね。
私、よくヅカオタって言われますけど、どのあたりがそうなのかはわかりません。
クイズに出されたら答えられない質問も多いし、こんなのオタクに入らないんじゃない?と思います。
確かに宝塚のセリフで姫と会話したりはしてるけど・・・・・
そうそう!
「刑事ゼロ」でいきなりウィリアム・ブレイクが出てきてびっくり。
へえ、そんなに有名な詩人だったのかと。
そう「ファントム」に出て来たあのウイリアム・ブレイクです。
それで殺人が起きるとは。この脚本書いた人(ええっと「相棒」書いているひとよね)すごいなあ。