令和になってから生活に対する締め付けが厳しくなって来たような気がします。
高齢者の免許返納
確かに高齢者が事故を起こす確率は高まっているんだけど、それは高齢者社会だから当たり前のことではないかと思うんです。
尾木ママや杉様が免許を返納して「これで誰も傷つけずに済むことに安堵しました」とか言っても現実味がないというか、「じゃあ、70歳以上で免許を持っている人はいつもそんな恐怖感に怯えていなくちゃいけないの?」から始まって極論「高齢者が免許を持つのは罪だ」的な報道になっていますよね。
まだ若いアナウンサーが「僕も最近はなるべく車を運転しないようしてますが、人を傷つけることがないというのが安心です」って言ってて唖然としました。
産業革命から200年くらいですか?便利さを追求して車が誕生して、どんどん進化してきて今があるのに免許を持って運転することが「罪の意識」になってくるとは、一体誰が想像したでしょうか?
今の忙しい毎日を送ることが出来る理由に「便利さ」があります。それを捨てて「不便だけどスピード感は失わない」なんてことをやったら高齢者は生きてい行けないです。特に田舎では
私自身、仙台のがけ下の方で育って、45度くらいの斜面を登って学校に通ったりバス停に行ったりしていましたが、その故郷は今も変わりません。
両親は車がなかったのでタクシーを使いましたが、なかなか呼んでも来てくれず。流しを止めるのも大変で。あの頃、よく生活してたなと思います。だからうちの旦那が免許を取ったらレンタカー借りて墓参りとか、買い物とか・・・(下宿人だったのでいいようにこき使われてました)
私も免許がないので老後、どうなるんだろうと心配になります。病院に行くのにバスを乗り継ぎ・・都内は本数も多いし値段も一律だけどそうじゃない場所に住んでいると本当に大変なんですよね。
高齢者も70まで働けというけど、動体視力が弱っているのはわかるから、どんなに頑張っても現役とは比べ物にならない。それを横目で見ている20代の嫌な視線を感じつつ仕事をするのも辛いだろうな。なのに免許まで取り上げられて。身体の為だから歩け歩けと言われるんですよね。
免許を返納したら年金を倍額にするとかしてくれたら考えますよね。でないと交通費だって馬鹿にならないし、何より徒歩では車に叶いませんから。
プラスチックごみ問題
これまたコンビニやスーパーでは50円でクリーニングでは100円とかいう話。要はプラスチックごみを減らそうとしているんですよね。それはわかります。
インドなどではビニール袋を使ったらえらく税金が取られるとかで商売人はみんな悲鳴を上げている。でもそれもわかります。だって川にガンガンごみを捨てるから。でも日本では分別が行き届いていると思うし、リサイクルもうまくいっていると思うので、そこまでぎゃあぎゃあ言わなくてもいいんじゃないか。
結果的に京都議定書の主催国である為の面子を保つ為でしょう?
なんて思いながらテレビ見てたら・・・「プラスチックを使わない生活」の紹介をしてたんです。パン屋さんでパンを買う時はハンカチ持参で包んで帰る。歯ブラシは竹製のものを使う。めまいがしてきちゃった。「色々工夫して生活できるから楽しい」ってコメント、戦前の話じゃないの?こうやって国民を扇動していくのがNHKの役目なんだと思うと怖くなりましたね。
昭和の主婦が持っていた買い物かご復活か?って感じですよね。でも当時は商店街が近くにあって、何でもその日に使うものはその日に買うという習慣があった。
でも共働きが当然の現代は、商店街じゃなくて車で行くような場所にある大型スーパーを利用。エコバッグをいくつも持って行っても、冷凍食品やお豆腐などはやっぱりビニールが必要になるんじゃないかな。じゃあ、いくらか払って宅配して貰えばいいのか?
スーパーのレジ袋をゴミ袋として回収している市で、50円払って毎回ゴミ袋を買うと思うと腹が立って来ます。
そこにあるコンビニにすぐに入れない時代が来るとは・・・消費税も上がるのに。
何でもスマホ決済って怖くありませんか?
コンビニといえば、私はnanacoポイントを貯めるのが好きで、ポイントが高いものを選んで買うようにしています。しかし!7月から100円に1ポイントが200円に1ポイントになります。これじゃポイントを貯めるうま味がない。
そう思っていたらセブンpayなるものが始まり、期間限定だけどポイントが2倍になるとか。要するにnanacoを自動チャージさせるって事なんですよね。多分。
そういう流れはありとあらゆるものに出てきてて、何でもスマホで決済させてキャッシュレスを進めようという流れですね。
でも何でもスマホ決済は怖くないの?使いすぎちゃって気が付いたら口座がカラになっているなんてことはない?いや、注意はしてる。してるけど・・・決済方法が多様化すれば人の購買欲が増加すると思ってるんだろうけど、逆かもしれません。
「面倒だから買わない」なんて思う人も多くなるんじゃないのかな。
マイナンバーカードに保険証
令和4年あたりにマイナンバーカードに保険証をくっつけることを実践するようですが、いわゆる「国民皆マイナンバーカード」にしようという話なんです。
どういう点で便利になるかというと、社会保険 → 国民健康保険 あるいはその逆の手続きに役所にいく必要がなくなるってことです。年金もあまねく徴収されるということで、365日1日も空くことなく皆何かしら保険証を持っており年金に加入している状態になるわけ。
マイナンバーカードには今もって拒否反応を示す人が多い中で、例えば学校の修学支援金申請に出す住民票や課税照明の代わりにマイナンバーを提出するようにして、手間を省くというか・・今まで自分の目で「所得割が低いから・・高いから」って確認してきたものをお役所が瞬時に判断して決定を下すってことですよね。
それだけじゃなく、お金に関わることに関してはいつもマイナンバーを提示するようになってきてますし。
免許証を持っていない私は住基カードを持っていますが、いつかはマイナンバーカードにしなくちゃいけないってわかってるし、別に拒否反応はないんですけど。
「お上には逆らっちゃいけねえ」のごとく、「消費税上げますよ」「仕方ない」「マイナンバーカードを持ちなさい」「しょうがない」「免許返納しろ」「はい」みたいに国民がイエスマンになっていいのかなと思います。
今までマイナンバーカードを申請するのは本人確認するのが面倒で難しかったのですが申請書を出すだけなら住民票のように簡単にできます。でも顔写真やら予約やら、面倒と言えば面倒ですけどね。
それで役所が楽になったかと言えば、そうでもないんで。
2000万の報告書を受け取らないといわれても
麻生さんが金融庁が出した「65歳から年金だけで生活している人は月々約5万以上赤字になるので30年生きたら2000万必要」という報告書を「国民に誤解を与えた」として受け取らない旨宣言しましたが、それはやっぱりおかしいと思います。
もうすでに「下流老人」が一杯いる世の中です。
金融庁が出した年金は19万ですけど、これってあくまで厚生年金よね?国民年金を貰ってる人はもっと少ない。その中から介護保険料と後期高齢者医療保険料が引かれます。
高齢者医療の頼り「限度額申請」も1割負担でも申請出来ない人がいる一方で3割負担でも申請出来る人がいる・・というよくわからない矛盾も抱えてます。
月19万で暮らせるのか?倹約が必要。医療費は何とかなってもそれに付随するものが高いんですよね。週に1回や2回病院に通うのに自家用車なしで、バスかタクシー。電車かタクシー。どちらにせよ高いです。
だから要は「今持ってるお金を投資に回せ」ということらしいです。
老人が今から箪笥預金を投資に回すのは無理。でも若い人なら・・・ということですが、元本保証でないものにお金を回してどれくらいの人が得をするんでしょう。
歳をとればとる程、働いても収入が増えないしそのわりには「現役程度」の収入と思われてしまうし、年金貰っても毎日不安を抱えている。やだなあ。本当に。