「素晴らしい収穫」はいかがでしたか。
最初は声優さんに違和感があったんですけど・・・頑張ります。特にキャロラインの声がキャリアウーマン風というのが気になって。
わたしの母さん
ウォルナット・グローブに落ち着いた一家。
その日はローラとメアリーが初めて学校に行く日。
二人は母さんが使った古い教科書とお弁当を持ってでかけます。
服が小さくてつんつるてんになっているのを子供達にばかにされ、しかもネリーに嫌味を言われ、ローラは目一杯戦います。
この時の父さんと母さんも意地悪な生徒に対する「ファイト」をどうしたもんかと悩むのですが、とりあえず「もうしない」と約束させます。
ローラはビードル先生が大好きになります。なぜって美人でいい香りがするから。確かにビードル先生は金髪で青い目をしていてとても美人。
「でも母さんが一番よ」とローラはいうのですが、父さんは「母さんと比べるなんてそうとうな美人だね」というのです。
こういう、あからさまな「妻大好き」を毎日見せられる子供はどうなのか?と思うんですけど、初放送当時は衝撃的でしたね。
時代背景は南北戦争から何十年か経過したあと。
田舎では学校は教会で、一人の先生が多学年を見ます。子供は石板と石筆、それに教科書とノートを持って行きますが教科書は何でもよかったんですね。
「石板」と言えばといえば「赤毛のアン」の中で、アンがギルバートの頭にバンと叩きつけたあれですよね。黒板を小さくしたようなものに見えますけど、粘土版?ろうで出来ているのが石筆。書いては消しが出来るので非常に便利。
ノートは貴重品だったんですよね。
それと、二人が持ち歩く缶。あれがお弁当だって長い間気づきませんでした。
日本のお弁当箱とはかなり違うし、何が入っているんだろうって。
でも、あれにはきっとパンとりんごが入っているんですよね。
開拓時代は厳しい食生活で主食がとうもろこしになったり豆だったり。でも一日中労働するから肉を食べないとやっていけなくて。お菓子ですら食事の一部になってますよね。
アメリカ人の極端なベジタリアンと肉食のみに分かれる理由は開拓時代にあったのかしら?
母さんはオルソン夫人に卵を買ってもらうのですが「茶色の卵は安い」と買いたたかれ、頭に来た母さんは次はビジネストークでやっつけます。でもつい、高級な生地に目がいってしまい、オルソン夫人が必死に「田舎の方には合わない」というのにまたかっとなってドレス1着分をかってしまいます。
後悔する母さんに父さんは「ブルーのドレスを着るようにと神様の御心」といい、メアリーは「きっと綺麗」といい、ローラは「空色の妖精のようよ」というので、母さんは家族の優しさに泣くのです。
学校では授業参観があり、好きな文章を各自書いて読むという授業が行われる予定。
母さんのブルーのドレスはなんとローラとメアリーのよそ行きの服に生まれ変わっていました。
以後、教会に行く時だけ着るドレスになっていきます。
この物語でもっとも感動するのは、ブルーの生地が子供達の服になるところでしょう。
貧しくてもこんな「愛」があるからインガルス一家は幸せなのです。
母さんが愚痴れば父さんがバイオリンを弾くし(子供達、眠れるのか?)
それにひきかえ、オルソン家はすさまじい。子供達が全くオルソンさんの言うことを聞かないし、ネリーはオルソン夫人の鏡のような性格の悪さ。
授業参観の文章も自分の家自慢。
ローラは素晴らしいスピーチをするのですが、文章は実は全く書けていませんでした。
ビードル先生はそれを知っても「ローラは上達しています。文章をかくことは課題があるがクリアできます」というのです。
まさに先生の鏡!
私は先生のシニヨンが好きで。どうやったらあんなに綺麗に結えるんだろうとずっと思っていました。今思うとウイッグだったのかなあ。